昨日、届いた12本の芍薬。
蕾ばかりだったのに、一日でここまで開きました。
気温がたかいせいか、思ったより、花が開いたので、少し混雑してますね。
例年、配送されるため、固い蕾ばかりで届くので、花を咲き切らせられないこともありました。
花屋さんで手ごろに買ってくる花は、あっという間に咲いて、あっという間に終わりを告げますが。
咲かせ方のガイドを見ながら、年ごとに、学習しています。
その四苦八苦振りを見て、娘は、年々本数を増やしてくる。
「お母さんだいすきだよ」と、日頃は口にしない言葉も、芍薬を間におくと、真っすぐに届いて来る。
固い蕾がほころびやすくするためには、水をスプレーしたり、しますが、今年は、どうやら気温が高いので、花がどんどん開いて行くようです。
毎日の変化をお互いに気にかけながら、メッセージを送り合い、会話が続くのが、嬉しい。
きれいに咲いてくれるのを見守ることは、年に一度の母と嫁いだ娘のお楽しみとなっています。
今年は、箱を開けた時、堅い蕾が、多かったので、不安がよぎる。
一夜明けて、花は、思いっきり水を吸い上げて、咲く気満々。
先日、形見となった備前焼の花瓶を、ご主人自ら我が家に届けてくださいました。
その花瓶に、芍薬を活けて、母娘のこと、友人のことを考える。。。。。
使いにくいと思っていた独身時代の花ばさみは、気持ちよくすぱっと切れます。
はさみは使いようと言い続けていた母の言葉がよみがえる。
本当に必要と思ったら、何とか使えるようになるものだ。
だんだんと手に慣れてくると、愛着も湧くものですねぇ。
数か月しか使ってあげられなかったはさみは、50年を経て、やっと、手になじんできました。
母は、それを見て、笑っていることでしょう。
これも母と娘。