風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

初めての教場・引継ぎ

2021年02月21日 | 詩吟
初めての教場指導者となったは、46才の時。


前任者のご家族の都合で、故郷に帰られた先生の後を、何の予備知識もなく引き受けることになりました。

青天の霹靂とはこのことかと思うくらい突然で、何の覚悟も、準備もないまま、縮刷本を抱えて行き、みんなで一緒に声を出すという様子で、始まりました。
当時は、平日の昼間に自由な時間がある有指導資格者は、私しかいなかったので、他の選択の余地はなかったのです。

学生時代の経験から、力不足であろうが、先輩は、後輩に指導をするのは、当たり前のことでしたから、言われるままにお引き受けしました。
そんな、若輩者の私は、大人になって始めた人から見ると、学生気分の抜けない生半可な人と映ったことでしょう。さぞ、物足りなく不満だったと思います。と、そう思うのは、今頃になってやっと想像できることで、その時は、ただ、一生懸命でしたから、忖度のゆとりすらありませんでした。

三年半を経過したころ、私も家庭の事情で継続困難となり、止めざるを得なくなりました。

その頃の、メンバーは、女性ばかりでした。今では、高齢、病気、引っ越しなどで、ほとんどがいらっしゃいませんが、教場自体は、指導者の代替わりをしながら、男性会員も増え、今に続いています。

昨年の夢青葉の指導者引き継ぎは、2年余りの準備期間を経て10月に無事完了しました。
今は、新指導者の下に、落ち着いて教場運営が、成されているようです。

新指導者さんは、さらに多彩な才能をお持ちということがわかりました。それらを基礎に、他からの影響を気にせずに、自分なりの教場を創り上げていくことでしょう。

自分のカラーをだすためには、新人の入会が必至です。先輩会員さんの協力の下、是非良い方向に快進撃を!

昨日は、奇しくも、夢青葉教場の最初の会場への通い道をたどってのお出かけでした。
ガラガラの電車にゆっくりと座っていると、いやがおうでも思いは詩吟へと向かいました。
30年近く前のこと、10年前のことを思いだして、なぞっていました。
そのなぞった先は、去年の引継ぎの場面へと向かいました。

進め!しかない頃のことを思いだし、そのころは、こんなこと(冬眠)が起こるなど、夢にも思わなかった。よく、頑張ったなぁと、思います。

冬眠期間が終了したら、まず、楽器のメンテナンスをしましょう。
初心に戻って、ゆっくりと、慣らしながら、徐々に、徐々に、出発進行です。




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