風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

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2013年06月07日 | 徒然に日々のことを
    
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 星空音楽会(ナチュラルカフェ コンポステラ七周年記念ライブ)の日程が決まりましたのでお知らせいたします。
今回は活躍の場をさらに広げる栗コーダーカルテットから川口義之さん、今年満を持して長き冬眠から覚めるストラーダから桜井芳樹さんをゲストにお迎えしホストの関島岳郎さんとともに星空音楽会ならではの選曲でお送りします。1/2栗コーダーカルテット+1/2ストラーダなメンバーによるコンャXテラ、ストラーダの名曲の数々。お楽しみに。
ライブ当日は当店の七周年記念イベントとして、NHK みんなのうた「Popo Loouiese」(UA+栗コーダー)のアニメーションで関島さんとは縁のある絵本作家田沢千草さんの作品展も開催中です。合わせてお楽しみいただければ幸いです。
(上記作品展をごゆっくりご鑑賞いただけるよう開場時間を通常より30分早めています。どうぞご利用ください。)

今回は絵画展の作家さんの関係者のご予約もありそうなので「星空音楽会」にいつもお越しくださる方には早めにお知らせいたしました。ご都合がつかれましたらご連絡いただければ幸いです。


7月12日(金)  開場 18:30 開演 19:30

関島岳郎 presents

星空音楽会 - Musica en Compostela -
第十二夜
ナチュラルカフェ コンポステラ 七周年記念

出演 川口義之(recorder)
桜井芳樹(guitar)
関島岳郎(recorder)

charge 2500円+オーダー




ご予約・お問い合わせ
ナチュラルカフェ コンポステラ
足立区綾瀬5-7-2 第91新井ビル1F
TEL & FAX 03-3628-5366
http://www.k5.dion.ne.jp/~composte/


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2013年06月07日 | 徒然に日々のことを
足立区民大学塾 楽しむ「論語」
          味わう 「論語物語」

        下村湖人著 「論語物語」で感動を分かち合おう

講師は、須藤明実先生     詳細は、以下をご覧ください。



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論語の会

2013年06月06日 | 徒然に日々のことを
足立の生涯学習 学びピアにて論語の講座が今年4月から第一木曜日に始まって3回目。


第三木曜日の基礎講座とともに、須藤先生に魅せられて通っているのです。
この講座の正式名称は、何ていうのだったかしら。
こういうことに無頓着な私は、どなたかに説明するときは、私の興奮や感動が伝わるのみ。

ちょっとこれは問題。よく、娘に注意されるのだが、習いたての「辞は達するのみ」の章句からすると、令色の部分だけで伝えようとしていることになるのか。

夫や娘なら、女房や母がこれだけ興奮して伝えようとしているのだから、良い物なんだろうね。と、受け止めてくれるだろうけれど、5W1Hのない語りは、情報ではなくただのお喋りであって、何も伝えられないよねぇ。

「辞」を想うこの頃なのでありました。

私の頭の中にあるこの感動を共有したいという思いは、日に日に膨らんでいく。
私だけかと思ったら、須藤先生も、あれこれと冷静に状況を判断して、興奮しがちな私を沈めて、地に足の着くように導いてくださっている。

巧言令色を取り除いて、「辞」にしなければ、う~ん。

今日の、図書館往復は、自転車。大橋を渡る時の川風は、ほんのちょっぴり渡良瀬川のことを思い起こさせた。
ここの河川敷は、自由に出入りして良いのでしょうねぇ。
今度は、かわっぷちでチョイと声をだしたいものだ。


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楽しげに夢想中

2013年06月05日 | こたろう語録
ぼくは、かあさんの留守中に、えらい目にあった。

それは、ベランダでいい気分になっていた僕にきづかないで、父さんが窓を閉めてしまって、一晩、締め出しを食ったのだ。

ぼくの長い12年余りの猫生で、こんな屈辱ははじめてのこと。

かあさんは、かわいそうにねぇ、「にゃーん、いれてぇ~」がきこえなかったのね。
とうさんって、ひどいねぇって、寒い冬じゃなくてよかったねぇ。
しっかりと慰めてくれたよ。

ベランダは、適当に風があって、蒸し暑さから逃れてねそべっていたんだよ。窓を閉めると、これからの季節は、毛皮のぼくには、ここちがわるいんだよねぇ。



さて、母さんは、足利から帰ってから、夢見心地がつづいている。
いろいろと夢想して、ああでもない、こうでもないと、珍しく上の空。

さぞ、楽しいことを考えているんだろうねぇ。

足利学校の方丈の間のしずかなたたずまいと、楷樹の逸話に心奪われ、渡良瀬川の風の心地よさが、今でも胸の中で、ざわめいて、いろんな思いを想起させているみたい。

そのざわめきが、何かの形になって、あらわれると良いねぇ。


あ、そうそう、一つ良いことがあったらしいよ。
詩吟のときに引っ張って行ってるキャスター付きの小型スーツケースこれの車輪が壊れて、手こずっていたんだけどね、そのキャスターの部品請求が整ったんだって。
しかも、径の大きいものに付け替えられるらしく、さらに音も静かな素材になっているとかで、物は相談してみるもんだねぇ。
1週間後の到着を首を長くして待ってる。
詩吟は、本を持って行ったり資料があったりで、重いからね。
二輪よりも四輪の方が方向転換がらくだし、ななめもちで重さがてにかかっていたのが、軽くて楽になるよね。


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ひばり会

2013年06月04日 | 徒然に日々のことを
伴吟の練習。

剣舞を舞うIさん、ノリノリで、合わせるごとに,剣が扇が、大きく動き、腰が落ち着いてきて、吟じる甲斐がある。

伴奏曲についても、九段の桜に相応であろうとのデータから選んだ曲ではない伴奏の方が良いとのみんなの意見で、変えることになったのです。
私の吟が伸びやかではあるが、長すぎないことを発見。
伴奏の番号を1番間違えたことのけがの功名でした。

CDの説明にも、「曲想よりも、吟じやすい曲を選んで・・・」というくだりがあるのが、合点がいった瞬間。

詩吟は、アカペラと思う気持ちに変わりはないけれど、伴奏に後押ししてもらうこともあるのを知ったのでした。

こだわりをなくすと、いろんなものが見えてきて、興味は尽きない。



さて、剣舞は、二回続けて舞うとへとへとと小西先生はおっしゃる。

それでも、汗を滴らせながら、Iさんは、もう一度、もう一度と、結局5回連続で舞い続けたのです。

遠慮が取れて、そして、さらにさらにと思う気持ちが、快感。

9日の本番に、伴吟の私があがってご迷惑をかけないように、気を引き締めねばと、思う。

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足利 写真

2013年06月02日 | 徒然に日々のことを















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論語の会 二日目

2013年06月02日 | 徒然に日々のことを
朝6時 昨日から泊まっているメンバーと、毎月集まっている素読の会のメンバーが合流して、渡良瀬川の河畔で川に向かって論語の素読。

足利学校の発行する「論語抄」をもって、横一列に並び、初心者も経験者も区別なく一人ずつ主導し、唱和していきます。

滑らかな主導もあれば、私のような初心者はつまりながらも一節を主導をし、同じ章句を全員で繰り返す。
主導者が練達であれば、勢いまで頂いて繰り返します。
未熟の主導者がタイミングを外しても、経験者がうまい間合いを取って唱和してくださるので、全体としての流れは平らかにすすんでいくのでした。
これが、素読。


鮮やかな緑と涼しい風とおいしい空気に包まれて、爽快な素読が一時間続きました。
声を出し慣れているつもりでも、素読を続けてこられた方の声とはまた一線を画するものがあり、それぞれに練達があるものだと感動。

朝食のあとは、「菜根譚」の読み説き。
一時期論語よりもよく読まれた時期があったそうですが、私には、初めて聞く「さいこんたん」のことばでした。



菜根譚の一日一章句として、13日目 〈訓読〉経路窄(せま)きところは一歩を留めて人のいくに与え、滋味濃やかなる的は,三分を減じて人の嗜むに譲る。此れは是れ世を渉る一の極安楽法なり。

先生は、これに、題をつけて、詩になさいました。
  13日 一歩を譲る心がけ
 狭い道で行き会ったら
 立ち止まって おさきにどうぞ
 美味しいものを頂いたなら
 人にも分ける 心持ち
 人は何時でも 何事にでも
 一歩を譲る心がけ
 夜を渡る時の 何よりの鍵
 献上の徳 人間力
 

論語よりもわかりやすいと先生はおっしゃいました。
こよなく愛する菜根譚は先生の卒論のテーマだそうです。
何十年もかかわりながら、今もなお、研究が進んでいるとのこと。
卒論を物するほどに若いころ、このような章句に、目を留めあこがれ続けている須藤先生なのであります。



先生とお話をしていると、習い覚えたばかりの論語の章句「巧言令色少なきかな仁」が頭の中を行ったり来たり。
あるがままで、居られる幸せ、あるがままで居てよい幸せ。

この渡良瀬川の河川敷は、大きな声を出すには絶好の場所。
こんなところで、詩吟をしたらさぞ心地よいことでしょう。


帰りは、先生と一緒に足利学校を支えてきた田崎早雲の早雲美術館に行ってきました。
ゆっくりと、絵を鑑賞し、画室の縁側に腰鰍ッて二人で、取り留めもない話をしてくださいました。
先生は、美術館へ私を落とすとそのまま駅に向かわれるつもりだったのに、一緒に来てくださいました。
大きな美術館より、こんなこじんまりしたところが好きで、良く一人来てはゆっくりと時間を過ごすのだそうです。
お好きな場所が、去りがたくて、一緒に居てくれたようです。

杜甫のお好きな先生ですが、中村不折の書いたおおきな鰍ッ軸の李白の「山中問答」に、心を動かされたようでした。
このような形で描かれた漢詩を読むと、また、心にさざ波が立つようです。
詩吟を教えながら、杜甫と李白の明白な違いを考えることなく、一つ一つの詩の違いだけに着目していた私の不明を認識。

須藤先生の読み説きによって、今までと違った吟詠後の爽快感を体験し、これが同化ということらしいとわかり、初めて吟詩の妙味を体感したのです。
そして、関吟初代会長藤沢黄坡先生がさらにおっしゃる「修養の道も亦ここにあり。」の何たるかの道も選ぶことになったようです。
そしてさらにさらに、「われ諸君とここに従事せん。」と、ともに歩む人たちは、詩吟の仲間だけでなく、須藤先生にもまたご一緒していただきたいと、ご指導を願いたいと思うのです。

長年練習の前に黄坡先生の巻頭言を唱和してきたのですが、単語としての理解はしていたつもりでも、やっと、今頃になって、このことの本当の意味を知ったのかもしれません。

私も、やっと、ひらがなの理解から卒業して漢字で理解の時代に入ろうとしているようです。
まだ、自由自在に声を操れないうちから、詩情を出そうと思うのは、おこがましいとの考えは、ここに至るわけなのでした。
同化は、しかし、詩をよく学び咀嚼することからはじまり、それはやはり、声を出す訓練の緒に就いたところからしていなければならなかったのかもしれません。

ただ、中途半端に声を出しながらでは同化は有りえず、教える力と知識の無さは如何ともしがたいのでありました。

足りないところがいっぱい見えてしまったけれど、それは、これからの宿題として、何かに向かう力をもらった気がします。

鼻持ちならぬ奴になりかけていた私に、ブレーキもアクセルも授けていただいた気がします。


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豊かな時の流れ

2013年06月01日 | 徒然に日々のことを
         『論語・唐詩への誘い』


民間にはほとんど使用許可の下りないのですが足利学校で、論語の会がありました。
去年11月に初めて論語の会に出席し、敬愛する先生の一人になった須藤明実先生の主宰する漢文学窓『里仁』全体会です。

ビルの5階にある学びピアで読み解かれる論語とは違い、開け放たれた障子からさわやかな風が流れ込み、緑の背景の中広い座敷に座っていると、固まった心が解放されてそのあたりを喜んで浮遊しているようなきぶんになる。

初めて参加した人にもわかりやすく、心を込めてお話しくださる須藤先生のお話は、頭で理解するのではなく、直接心に響いてくる。

教科書は、「論語・唐詩への誘い」
        §_語の名句二十・唐詩の名篇十ー
                編著者 須永 美知夫
                発刊  足利学校  

まず、先生の大好きな杜甫の漢詩三題を味わう。

絶句江碧してに)色鮮やかなこの詩の美しさを、故郷への思いの強さを語る

月夜  他に例を見ない妻への細やかな情愛をまっすぐに、美しく歌う

春望  国破れて山河ありのフレーズについて、奥の深さは歳を重ねることによって詩の表現されていることをより深く感じるようになること

通り一遍の素通りをしないで、人生を投影しながら一つの詩を、頭ではなく心で感じることの感動の深さを教えられました。

その、読み説きのあとで、拙吟を続けて三題。
先生の読み説きの後でさせていただくと、深いところで感じてその感覚の中で自由に羽ばたける気がするのです。
心の感じたままに吟詠することの心地よさを味あわせていただきました。
「すなわち、これを同化という」と、藤沢黄坡先生のおっしゃっているところなのかなぁと、思うのでした。


論語の講話は、学んだことの無い者にも、いつかどこかで耳にしたことのあるような章句から取り上げて下さって、初心者にも入りやすい形で、始まりました。
まず、素読唱和ののち、論語の名句二十章を須藤明実先生の読み説きして頂きました。

学で始まり、学で終わる論語の初章は、「学んで時に之を習う。また説(よろこ)ばしからずや。時には、いつもという意味であること、改めて知るのでした。
先生の言葉は、かみ砕いて伝えてくださる。それぞれの習熟度に届く言葉で説明をしてくださっているのに、気が付く。
たくさんお話しいただいたのに、残っている言葉が少ないのは、私の未熟さなのだが、同じように、机を並べて聞いていて、きっと、重みのある言葉として、残っている人もいらっしゃるのだ。
だから、良く聞く言葉に、「簡単なことでも何回聞いても、飽きず聞いていられる」との感想はそれぞれの持ち分にあったものが、心に残るような話し方をされているのだと。





一時間半のお話ののち、散会自由行動ののち、宿舎のホテルへ。

自由時間は、鑁阿寺(ばんなじ)を拝観し、市立美術館の絵本の原画展を鑑賞。町を歩いていると、ぺたんこ祭りのご朱印を額に押してもらった幼児と行き交ったり、紬を来た女性とすれちがったり、楽しい街歩きでした。

ホテルは、渡良瀬川のほとりにあり、気の良いご夫婦の経営するビジネスホテルでした。
お蔭で経費が抑えられたのは、ありがたかった。

夕食は、先生を囲んで、自己紹介から始まる和気藹々としたもの。
論語のことばからくる堅苦しいイメージは、どこにもない。ひとえに須藤先生のお人柄によるものらしい。

明日は、早いからと、9時にはお開きになり、一人部屋へ。
テレビもつけず、お茶もいれないで、今日の資料を読み返す。
何にも邪魔されない時間は、至福の時。

窓からは、涼しい風と共に、野球部の週末合宿の密かな声が聞こえてくる。

よきかな、よきかな。



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