11月3日の、ラメ[ル文化祭に向けて、今日のお稽古日は、出吟者はほぼ勢揃い。
去年の、体験を踏まえて、無理なく、しかし、アピールする方法を考え抜いて、台本ができ上がっていました。
音源や映像を一手に引き受ける
S先生は、今日は、スピーカーも持参されての、テストです。
去年と違って、自信をもって吟詠に取り組まれているのは、ここラメ[ルだけでなく、他の練習場に行っても、練習を重ねていることを見ても、良くわかります。
それぞれ、体の不調を抱えていますから、リハビリに取られる時間もあり、詩吟に限らずその人の、失った機能を回復するために様々なお稽古が、準備され、いろいろな会に参加して、楽しみながら、機能訓練につなげていらっしゃいます。
去年よりも、息が延びたとか、滑舌が良くなったとか、表情が明るくなったとか、喜びが、命や体機能増進に直結しているのを感じます。
その傍らにいて、おっかなびっくりで、お付き合い願っていた私も、いつの間にか、普通に会話ができるようになってきました。
一歩引いて、話をしていると、言葉が、届かなかったので、知らないこと、わからないことを隠さずお尋ねすると、反応が帰ってくるようになりました。
そこから、加速的に、親しみも理解もわいてきました。
今日は、ラメ[ルから、新横浜駅まで、初めて徒歩組の方たちと歩きました。
いつもは、無料の送迎バスを使っていたのは、並んで歩きながらの会話をすることに、気おくれがあったからです。
今日は、並んで、前を見て、歩みを合わせながら、ずっと話をしていると、また、別の親しみがわいてきました。
歩みも、膝の痛い私とほぼ私と変わらないので、気を使わないで済むのも、お互いによかったなぁ。
着いた先は、たまに行くレストランではなく、メンバーの情報で、珍しくマック。
無料を楽しみました。
最近は、気づかいを頂いて、お茶をごちそうになることがありますから、「無料」は、気が休まります。
ありがとうございます。
帰りは、日比谷線だけでも、50分かかりますが、座れるし、安いので苦になりません。
帰りの電車で考えたこと。
趣味といえば優雅に聞こえますが、私にとっても、詩吟と言う趣味は、命を養い、体を維持するためのものと気が付きます。
障害を持っているというと、つい構えてしまいますが、このようにして親しんでくると、その違いは、個性として、とらえると、良い関係が創れそうです。
足りないところは補い合って、助けたり助けられたり、今のところ表立って障害の範疇にいない私でも、その方たちから、教えられ、助けられることがあります。
こんな、関係を積み重ねていけば、いいのだなぁと、思いました。