採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ど根性きのこと巨大ヤマドリタケモドキ

2010-10-04 | +きのこ
すっかり秋らしくなって来ました。
しかもほどよい雨も降ってくれています。

畑やら柿の木やら、色々気になることはあるけれど、きのこ探しに行かずには居られません。
(どうせダンナサマは忙しくて構ってくれないし)

畑仕事と(きのこ)採集は、ずいぶんとメンタリティが違う気がします。
畑は、どちらかというと「守り」。
やるべきことはある程度決まっており、それぞれが、口で言えば一言だけれど、実はかなりの手間と時間を要します(初心者なので要領悪いというのもありますが)。例えば「畝立て」と言えば一言ですが、肥料を蒔いて耕起して、また土をかき寄せて、マルチ張りをして・・・。道具も沢山必要だし、1日で終わらせようとしたら結構大変です(実際、ニンニク植え付け用の畝の準備が、畑に2回通って、まだ終わってません・・・)。

きのこ探しは、どちらかというと「攻め」。
動かないものが相手ではありますが、意外な場所に生えていたり、生えていそうな場所に生えていなかったり。
「雨の後、×日たったから、地下の水分はコレくらいで、そろそろこの斜面に出てもいいはず・・・」など、きのこの気持になって、隠れている獲物を探しながら歩くのは、狩りの原点かもしれません。
(私はトロいので、動くものは狩れないと思います)
ほんの数百メートル四方のエリアでも、場所によって温度や湿度、明るさが全然違います。そして、その状況は日々変わっていきます。

例えきのこが見付からなくても、脳の中にデータが蓄積されていき、面白いものです。

でも見付かると、やはりすごく嬉しいものです。

2010/09/27ど根性きのこ

芝生を植えたはずが、おそらく夏の日照りで活着しなかったのでしょう。ど根性きのこがむっくり持ち上げちゃっています。

2010/10/01ど根性テングタケ

こちらもど根性。
起き上がりこぼしのような、コロンとしたテングタケの幼菌を、スッパリ半分に切って放っておいたのです。
数日後、同じ場所を通りがかってみると、軸はあまり伸びられなかったものの、カサはほぼ完成しているではありませんか。
何てこと。
菌類おそるべし。

2010/10/01ヤマドリタケモドキ

さて、本命のヤマドリタケモドキは、この秋は何だか大型傾向があるような。

これら3つは実はかなり大きめです。

2010/10/01ヤマドリタケモドキ

こんなにずっしり。
(2010/10/01収穫)

重さを計りそびれたのが残念・・・。

2010/10/03ヤマドリタケモドキ

これは、大きい割には別嬪さん。
中を切ってみないと分かりませんが、外見は、完璧~。
(2010/10/03収穫)

カサの直径14cm、重さ290gです。

2010/10/03ヤマドリタケモドキ

そして、上下に押しつづめたようなでぶちんキノコ。
こんなにずんぐりむっくりしたものは初めて。
見付けたときは目を疑いました。

重さ378g。
これを越えるものはなかなか出ないかも。

2010/10/03ヤマドリタケモドキ

背景は、新聞紙1面の半分を縦においてあります。

カサの直径は18.5cmです。

2010/10/03ヤマドリタケモドキ

軸が太くてびっくり。

食べるという点では大きければいいってものではありませんが、それでも大きくてほどよく若めのものをみつけると嬉しくなります。

2010/10/03ヤマドリタケモドキ

なんだこりゃ?
左側が地面にくっついていた側です。
深々とおじぎをするように育ってしまったようです。

2010/10/03ヤマドリタケモドキ

太い軸だこと!
(でも妙に太い軸は、切ると虫がいることもあります)

2010/10/03この日の収穫

この日は結構長時間ウロウロして、いちごの箱4つ分もの収穫になりました。


予報では昨晩から今日にかけて、激しい雨になるはずだったのに、結局それほど降らなかったようです。
草藪は昼にはもうほぼ乾いてしまっていました。

また生えてくるかなあ・・・。
コメント (16)
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