採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

梅干しの塩抜き方法

2014-08-27 | +野菜系保存食

梅干しの味は嫌いではないけれど、梅干しって塩辛すぎるよなあ、といつも思っていました。
水に漬けて塩抜きする方法もあるようですが、それでは梅の美味しい成分も抜けてしまいそう。

市販品のほんのり甘い薄塩の梅干しは、食べやすくて好みなのですが、たまに変な調味料の味がすることもあるし、いいものはとても高価です。
(ダンナサマは、甘い梅干しは邪道で、普通の塩辛い方が好きらしいです)

塩抜きして、でも美味しい梅の味は残すにはどうしたらいいのかな? と考えていて数年前ひらめきました。
買うとお高い、薄塩で甘い梅干しを、簡単に作れます。
何も足さない、何も引かない、梅100%の塩抜き方法です。
(ちょっと吹かしすぎか。すみません)

使うのは、梅シロップ!


■■梅干しの塩抜き
■材料
塩辛い梅干し
梅シロップ(うちのは黄色い梅を果糖で漬け込んだもの)

■作り方
(1)梅干しを余裕のある大きさの瓶に入れる。
(2)梅シロップを一度煮立たせる。(過度な発酵を防ぐため)
(3)梅干しの瓶に梅シロップを注ぐ。
もし梅シロップがとても甘いようならば適宜水を足すといいと思います。
うちの場合は砂糖が足りていないのか、ほどよく発酵して丁度いい甘さ(薄さ)になっているので、そのまま使っています。
(4)冷蔵庫に保管し、シロップ部分が塩辛くなっていれば塩抜き完了。 (梅も味見してみて下さい)
(5)塩味のついた梅シロップは、酢の物や寿司飯の酢の一部として使えます。
漬け液も捨てるところなし使えるので、梅成分が完全利用出来ることになります。 

■注意
(※)梅シロップのかわりに梅酒を使うと、アルコールの脱水作用でペクチンが固化し、全体に何か固形物が凝固して、モロモロとしたものが出来てくることがあります。(経験あり)
最終的に梅とその固形物を裏ごしすれば、味には問題ないので使うことは可能ですが。
梅酒を塩抜きに使う場合は、煮立ててアルコール分を飛ばすといいかもしれません。
 

梅干しの塩抜き

数年前に漬けた白梅干し。
ペクチンが固まってゼリーみたいになっていました。
今年、新たに赤梅干しを作ったことなので、 こちらは塩抜きして消費促進します。

梅干しの塩抜き

大きな瓶に移し、梅シロップを注ぎ、しばらく冷蔵庫へ。
液体は別容器に移し、果肉は裏漉して梅和えなどに使おうと思っています。
 

追記:

梅干しの塩抜き

約一ヶ月後の9/19、裏漉しました。
 

梅干しの塩抜き

一部はお裾分けし、残りが小瓶に4つ。
(保存は冷蔵庫) 
レンコンの梅和えなどに使います。 

 

コメント (2)
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