採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

食用菊

2015-10-27 | +ふたりの日

卵を買いに、ダンナサマと一緒に最寄りの産直に行きました。

この時期ならではのものは、菊花。

黄色と紫の(もってのほか/延命楽)があり、じゃあ色違いで、とダンナサマがぽいぽいっと2つかごに入れました。

うぐ。
2つは多いかも?
まあいいか。


立ち去り乍ら小耳に挟んだところによると、ガクから花びらをむしらずに茹でる人もいるとか。
そういえば『とりぱん』にも、ガクつきのまま茹でて食べる、という話が出てきました。

試しに今回はむしらず茹でてみます。

花びらむしりをしないと、早いです。
ざざっと洗って、お酢少々を入れた沸騰したお湯に放り込み、しばらくかき混ぜるだけです。
しんなりしたら冷水にとってできあがり。

ガクごと食べるとどうなのかしら?

黄色い方は、すごーく苦い! 花びらはさほど苦くないのだけれど、中心のところ(ヒマワリでいうと最後に種ができる中心部)が苦いです。
紫の方は、中心のところがなく、全て花びらという構造の花です。
なので、苦さはさほどでもないですが、ガクはやっぱちょっと固くて苦めですね。

という訳で茹でたあとに、やはりガクからむしることにしました。

同じ花びらむしりですが、茹でた花びらは生のときよりもつかみやすく、またむしったものがちらばらないので、格段にむしり易い気がしました。

菊花って、昔はもの珍しさもあって、季節に一度は買っていましたが、むしった花びらが手にくっついたりザルにくっついたり、何だか億劫で、最近は避けていました。
茹でてからむしっていいなら、簡単!
 

食用菊

ひとつはおろし和えに。イクラを載せたのでぐっとゴージャスになりました。

食用菊

あとは酢の物。
梅シロップをちょろっとかけ、酸味を足すためすだちを少ししぼっただけ。
シンプルな調理法なので、紫と黄色で味が全然違うということが分かりました。
黄色は菊らしいほろ苦い味。
紫は、苦さはほとんどなく、梅シロップのフルーティさもあいまって、ブドウ、または何かのベリーのよう!(アントシアニン味?)


もってのほか(紫の菊)がもってのほか美味しいというのはこのことか!と今回初めて実感しました。
2種類買ってみてよかったです。 

来年も買おう。


みなさんお勧めの菊料理があったら教えて下さい。 

コメント (8)
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