採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ゆかり

2014-08-18 | +野菜系保存食

お盆休みでしたが、皆さん如何お過ごしでしたか?
うちは、ダンナサマが金曜日休みで家にいた以外は、通常の週末と同じでした。

ダンナサマはややのんびりムード。
でも私は「折角の”お盆休み”だから(GWのように)まとまった作業をしよう」と、やることリストをびっしり作成し、その消化につとめてみました。
(リストの内容は、普段の家事と一緒の、しょうもない内容ですが)

リストに線をひいて消していくと、どうということはない(そして延々と後回しにしがちな)「玄関掃除」なども一大プロジェクトを達成したかのようになります。
日曜日、朝風呂の後に冷たい冷や麦を昼ごはんに食べて、湯冷めしてふとんであたたまるつもりが気を失ってしまった以外は、割と頑張った週末でした。

毎週末、きっちりリストを作っていくといいのかも。
最近、覚えていられるアイテム数は3つくらいだし・・・。

===========


梅干しと一緒に漬けてある赤紫蘇は、今回はすべて干して、「ゆかり」(赤紫蘇のふりかけ)にすることにしました。

楽子さんのブログによると、紫蘇の葉はなるべく広げた方が細かな粉末になり口当たりがいいそうです。

ゆかり


という訳でかなり頑張ってみましたが、この程度。

ゆかり

これでも、気が狂いそうに時間がかかりましたが、楽子さんの写真を見ると、すべての紫蘇が、ちゃんとした葉っぱの形になるまで丁寧に平らに伸ばしてあって、全く及びもつきません・・・・。 
(次回はあのレベルを目指そう・・・。爪楊枝を使うといいのだろうか)

ゆかり

オーブンペーパーに張り付けて干したのですが、剥がすとこんなに染まっちゃっています。
折角の色素が勿体ないような・・・。 

ゆかり

湿っているとペーパーから剥がしにくいですが、よく乾くとぱりっと剥がれます。 

ゆかり

もう少し干すかな、というつもりでいたら、えらく湿度の高い日があり、逆に湿気を吸ってくにゃくにゃに逆戻り。
なのでオーブンペーパーをホチキス止めして紙包みにし、冷蔵庫で仕上げ乾燥します。 

ゆかり

冷蔵庫内でカリカリにした後、ミルで粉砕。
こんな感じになりました。
葉っぱを平たく伸ばしきらなかったせいで多少ゴロゴロしていますが、ごはんに混ぜて湿気を吸えば、固いということはないはず・・・・。 

ゆかり

以前買ったスパイスボトルひとつに丁度収まりました。 

 

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デラウェアの干しぶどう

2014-08-15 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

とあるところの冷蔵庫に、デラウェアぶどうがずっと保管してありました。
冷蔵庫というのは低温・乾燥環境。
腐りもせず、徐々にシワシワになっていきます。
(とダンナサマが時々報告してくれた)

そして遂に、干しぶどうの完成。

「Fujikaちゃん、おみやげだよ」と。

え。まじっすか。 

 

homemade_raisin

見るのもこわごわでしたが、なんだかとてもこざっぱり、綺麗に干しあがっています。

あらまびっくり。

homemade_raisin

これでデラウェア一房分。
3房の果実をむしったところ、丁度100gになりました。

かじってみると、ふむ、果肉がすごく少なくて甘さも控えめですが、まあ干しぶどうの味といえます(特に発酵とかはしていない)。 


干しぶどうといえば、ぶどうパン。
ホームベーカリーで焼いてみます。
(もしダメだった場合でも、お菓子にするより原価が安い)

ダンナサマはぶどうパン好きなので、責任を持って食べてもらいましょう。
 

homemade_raisin

おお。
普通のぶどうパンみたいに焼き上がりました。 

homemade_raisin

ペッタンコで果肉がないように見えた干しデラウエアですが、パンに焼き込むことで湿気が戻り、ふっくらジューシーになっています。
買った干しぶどうのぶどうパンと見分けがつきません。 


ぶどうをつまみ出して食べてみると、シナシナだった時よりも(しっとり戻ったせいか)美味しくなっています。
酸味がしっかりあって、甘すぎない、美味しい干しぶどうです。
皮も薄く、全く問題ありません。
通常のものよりデラウエア干しぶどうの方が、さっぱり感があって美味しいといえるかも!

これはこれは☆ 
もっと沢山作ってみたいかも。

冷蔵庫で1年寝かすというスリリングな方法ではなく、もっと確実で手早い方法はないでしょうか。

オーブンの低温でしばらく乾かすとか?
ディハイドレーター(または布団乾燥機)、買おうかな・・・。 

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オリーブペースト

2014-08-14 | +野菜系保存食

2012年の秋、小豆島からオリーブを送って頂き、オリーブ新漬けを作ってみました
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を使う方法のほか、一部は10%塩水に漬けるのみ、という方法も試してみました。
この方法はイタリアでは一般的だとか。
大きな容器にどっさり漬けて、常温でおいておくのだそうです。
(屋根裏部屋など、かなり条件の厳しい場所でもいいのだとか)
時間の経過とともに、自然にあのオリーブの味になるのだそうです。

水酸化ナトリウムを使う方法は、やや手間はかかりますが、1週間以内に食べられるようになるという便利さがあります。
(実際、ナッツのような味で美味しかった!)


塩漬けは簡単ですし、実験のためにやってみました。
イタリアでは常温保存だそうですが、とてもその勇気はなく、冷蔵庫で保管。
常温よりは時間はかかるかもしれませんが、それでも何とかなるはず・・・。

そして冷蔵庫の背景と化して幾年月。

たまに味見してみましたが、アクが強く、とても渋いです。
1年以上経過して、ようやく食べられるようになってきました。
でもそのままおつまみでパクパク食べるには渋めなので、トマト煮など加熱料理に加えていました。

常温で、発酵させるとおいしくなるのかも?
(イタリアのオリーブ樽の中には、てろん、とした産膜酵母が出来ていることが多いようですし)

こう思って、一部は室温に取り出してみました。
台所の流しのそば、よく見えるところにおいて日々観察します。

塩水表面はめくるめく微生物の世界

ピンク色のカビが、あらわれては消え、次は黒いカビがあらわれては消え。
タンポポの綿毛のような菌糸やら、ふわふわした産毛のような菌糸やら・・・。
いずれ、善玉菌の産膜酵母が優勢になってくれるのかと見守っていましたが、膜じゃなくて菌糸がフワフワ系の物件がはびこっているように見えます。
(ビビッていたため写真なし)

菌糸の毛羽がおさまった頃合いにつついてみたら、表面は白っぽくてやや厚い膜になっていました。
これが産膜酵母ってやつかな?
カマンベール表面のカビっぽくもあるけれど。


鼻を近づけてみると、塩水も、オリーブ自体も、なんだかかび臭いです。
これはちょっと・・・・。
お腹をこわさない可能性は高いけれど(私の胃腸はきわめて丈夫)、何といっても美味しくないし、カビの毒とか発がん物質とかあるかもしれないし・・・。
結局常温保存版は廃棄することになりました。
あうう。
 
冷蔵庫保管バージョンは無事なので、そっちを食べることにします。


で、それがこの夏まで、少し残っていました。
夏だし、冷蔵庫にはほかのものを入れたいので、加工してしまうことにします。 
 

tapenade

塩水からあげ、10分程度水につけて軽く塩抜き。
食べてみると、ものによってはまだ、やや渋いです。 

tapenade

種からくるりと果肉を剥きとります。 

tapenade

オリーブオイル、オレガノ、黒胡椒と一緒にスティックミキサーでピュレ状に。

2014/08/01作 

パスタを和えたり、トーストに塗ってワインのつまみにする予定です。
白身魚に塗りつけてローストしてもいいかも。



小豆島のオリーブは、とても青々した状態で収穫してあります。
こういう若いオリーブは、(薬品を使って)ちゃんとあく抜き出来ればこりこり感もあっておいしいですが、塩水漬けあく抜き法には適さないのかもしれません。
紫色交じりのやや熟してきたものなら、うまくいくのではないかな?

冷蔵庫の在庫も片付いたし、今年の秋はまたオリーブ新漬け(水酸化ナトリウム方式)、作ってみようかな。

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バーニャカウダ風ペースト(バジル入り)

2014-08-13 | +野菜系保存食

小粒ニンニクが沢山あるので、久しぶりにバーニャカウダ(風)を作ってみることにしました。
ニンニクの大量消費にはぴったりのレシピです。

アンチョビが必要だわ、とスーパーに買いに行ってみると、アンチョビって高いんですね!
なんと一缶300円越え。
この冬はアンチョビも自分で作らなくてはと思いました。
(後で調べたら、100均にペルー産アンチョビがあるのだとか。ビックリ)
 
■■バジル入りバーニャカウダ(ガーリックトースト用ペースト)
●材料
ニンニク  皮を剥いて100~150g (今回200gでやったが、そうするとアンチョビの風味が薄い)
アンチョビ 一缶 (アオハタの、内容量45g 固形量30gのもの)
オリーブオイル
塩・胡椒
牛乳と水 1:1で、ニンニクがしっかり浸る量
バジル・パセリ

●作り方
(1)なるべく小さな鍋に皮をむいたニンニクを入れ、水と牛乳を1:1の割合で、たっぷり浸る分量入れる。これを弱火でニンニクがやわらかくなるまで煮る。

(2)別鍋にオリーブオイルを入れ、缶から取り出したアンチョビを入れ、加熱する。
温まるとあっという間にペースト状になってくる。
(アンチョビ缶詰のオイルは今回は使いませんでした。みなさんは使っていますか?)
ここに、先ほど煮たニンニクを、ミルクから取り出して投入(煮汁はとっておく)。
火を止め、スティックミキサーでピュレ状にする。
胡椒などで適宜調味。(塩は、アンチョビがとても塩辛いので基本的には不要のはず)

(3)今回は、ガーリックトーストに使おうという計画なので、バーニャカウダの基本材料にはないバジル・パセリ少々も投入。(植木鉢のバジル・パセリが収穫どきだった)
スティックミキサーでさらに混ぜる。

(4)残ったニンニク風味の牛乳の利用法:豚ヒレ肉に塩コショウし、表面をさっと焼きつける。
そこにこのニンニク風味牛乳を加え、煮込む。火が通ったらできあがり。
パセリを散らし、粉吹き芋やマッシュポテトを添えるとおいしいです。

 

garlic_paste

これでニンニク約200g。
ニンニクはいくらでもあるので、バーニャカウダも量産できるはずですが、アンチョビが高い・・・・。 

garlic_paste

茹でたニンニクは一部別の用途に使ったので、170g分くらいかな。
小瓶に4つぽっちりにおさまりました。

 

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ブラックベリー摘み

2014-08-11 | +きのこ以外

お友達のキョウコさんから、「今年もブラックベリーが熟してきたよ~」という連絡がありました。
喜び勇んで摘みに伺います。
 

blackberry

お庭のフェンスがブラックベリーのツルで覆われて、豪華絢爛な眺めです。

実は近所に保育園があるのですが、保育園児はそうそう園外には出ないのか、摘まれる心配はないようです。
(小学校だったら、きっと通学途中に摘む子供がいるでしょうね) 

blackberry

なり始めなので、すごく大粒!
先日ブルーベリーは摘粒すると大粒ばかりになる、という話を伺ったので、来年は熟す前の段階で一度おじゃまして、摘粒させて頂こうかと考え中。
(キョウコさま、おじゃましてよろしいでしょうか?) 

blackberry

嬉しくって10cmくらい宙に浮いてるような状況で採集。 
木やハシゴに登らず採集できるので、浮かれていても問題なし。 

blackberry

二人でちょこっと作業しただけでこんなに採れました。
うう、幸せ~。 

blackberry

早速ケーキにしてみました。
前回のカシスのケーキと同じレシピです。 


今回摘んだものは、冷蔵庫で保管して、ケーキと生食で食べ終わってしまいました。
1週間くらい冷蔵庫にあったでしょうか。
ブラックベリーってかなり日持ちすることがわかりました。
やや固め・すっぱめで摘んだものも、保管しておく間に酸味がほどよく抜けてちょうどいい具合になります。

ベリーって、たとえ冷蔵庫に入れても2、3日ですぐカビちゃったりするものかと思っていました。
(毎年摘んでいる野良の桑の実がそういう感じ)
キョウコさんのお宅のフェンスのような清潔な環境で育ったせいかもしれませんが、ブラックベリーはカビにくいということは、意外な発見でした。

冷凍の実もたくさん頂いてしまいました。
やっぱりジャムかな☆
桃とブラックベリーのジャム、また作ってみようかなと思います。

キョウコさま、ありがとうございました!!



=======

先日、朝起きて鏡を見ると、唇がタラコクチビルになっていました。

そういえば夜中、上下の唇をぐっと噛みこんでいたような記憶があります。
夜寝苦しかったせいか、それともおなかが減ったまま寝たせいか・・・・。

ぷっくりセクシーなタラコ唇で、アンジェリーナ・ジョリーみたいになっていたらいいのですが、
ぱっと見、あ、似てる、と思ったのはこちら

 ↓ 
 ↓
 ↓


えかきうた

えかきうたの「コックさん」。
(画像はひとまずこちらからの借りものです。今度自分で描いてみます) 


昔から、「何だろうコレ。人間じゃないよね、魚?河童?カエル?」などと思っていましたが、まさか自分がこれになる日がこようとは。

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梅干し

2014-08-07 | +野菜系保存食

今年は梅が大豊作で、いくらでもあるような状態でした。
ちょくちょく加工するものの、摘むほうが簡単なため、家に常にザルいっぱい分の梅が置いてあるような状態。

新しい梅も摘んできたし、前に摘んだのはしなびてきたし処分してしまおうかな?

しなびて・・・って、むしろ水分がほどよく抜けているということでは?
むしろいいことかも。

梅から水分を抜くといえば梅干し。半干し梅で梅干しを作ります。 

梅干し

しなびて一回り小さくなった梅です。
でも最終的に干すし、実はこれを使えばいいのでは。 

梅干し

初回はこのくらい。
(あとからもう1回分漬けました) 

梅干し

袋に入れて塩(12%程度)をふり、真空パック器でなるべく脱気します。これを冷蔵庫で保管。重石はなし。

梅酢があがり次第、再度脱気。

06/23梅干し

途中、2袋を1袋にまとめ、赤紫蘇も入れました。
冷蔵庫で保管し、空気も抜いておくと、全くカビの心配がいらず存在を忘れていられます。 


冷蔵庫の背景と化して忘れかけていましたが、そうだ、土用干ししなくては。
土用っていつ?
調べてみたら2014年は7月29日だそうです。
(特に調べなくてもスーパーにウナギがどっさり並ぶから、そこから推定できたかも) 

まあそのあたりで、スッキリ晴れた日ならいつでもいいかなとは思っていましたが、奇しくも土用の当日(7/29)、干しはじめました。 

梅干し

赤梅干しのはずなのですが、えらく黄色いです。染まっていません。
ところどころ濃い色のものは、皮が少し敗れているもの。赤紫蘇の色が果肉に沁みてしっかり染まっていますが、大半は黄色っぽいです。

梅干し

梅酢から取り出した梅は、ぽちゃぽちゃのタプタプ。
小龍包をつまんでいるような感じでした。
そーっと扱って並べるのに結構時間がかかります。

梅干し

梅酢と紫蘇も干してみました。
 

全然赤くないので、1日干したあと、再びたっぷりの梅酢に浸しておきました。
色素がまだ出るかと、紫蘇も浸し直し。
この状態で1日放置。


翌々日(7/31)、再び干します。 

梅干し

1日目よりはだいぶ赤くなったかな。 

梅干し

梅干しがザルにくっついているところは、格子状に染め残っています。
ザルの方は順調に赤くなってて、梅じゃなくてザルを梅酢で染めているような・・・。 

土用干し二日目の晩は、ザルのまま室内にとりこみました。


もう一日干します。土用干し三日目。 

梅干し

もう少し赤くしてみようと、さっと梅酢にくぐらせて干すことにしました。

あと、日々ザルが染まるばかりなので、オーブンペーパーを敷いてみました。 

梅干し

ペーパーと梅がくっついているので、一晩室内でこのままおいておきます。
翌日には紙から綺麗にとり外せます。

こんな感じで干しあがりってことでどうでしょうか。
 

  

梅干し

梅3キロ分くらいの梅干しと、梅酢。 

梅干し

割と梅干しらしく出来上がったと思います。

 


実は、梅干しは塩辛すぎてそのままではあまり食べません。(味見もちょっと避けてしまうくらい)
でも、数年前思いついたスペシャル塩抜き方法で塩抜きすると、甘酸っぱくて食べやすくなります。

次(?)の記事で、おいしい塩抜き梅の方法をご紹介します。
(そんな大した方法じゃないです。)

==============

■■梅干し2014作り方メモ

■使った梅
・摘んできた梅を洗ってからザルに数日置いておき、黄色く熟し、かつ傷みがないものを使う。
(傷のある梅は、放置している間に傷んできてわかる)
数日おくとしなびかけてくるが、それはほどよく水分が抜けて都合がよいと考えた。
収穫のタイミングに応じて、2回に分けて塩漬けした。
各1.5キロ程度だったので(メモ紛失)、合計3キロくらい。
・梅を水に漬けておく、という方法もあるが特にそれはしなかった。
・梅のヘタは取り除いた。アクが出るため、と書いてある場合もあるが、こんな小さなカケラのアクなど大したことないはず。むしろぽろりと外れたヘタが、極薄の皮を破ってしまうのを防ぐためだと思う。

■塩分濃度・重石
確か1回目は13%くらい?。2回目は12%だったか10%だったか。(メモ紛失)
冷蔵庫で漬けるつもりだったので低くしてみた。
呼び水として、梅ジャム用にゆでた梅をざるにあげた際に滴った梅の水分も使った。
(梅+呼び水)×塩分濃度=塩の重さ
ビニールで漬ける漬物の要領で、袋の中の空気を抜くようにし、重石はなし
保管場所は冷蔵庫内。空きに応じて野菜室だったり、普通の場所だったり。

■紫蘇
7月上旬だったか、縮緬タイプの赤紫蘇1袋分(百円ちょい)を購入。(少なかった気がする)
葉っぱをちぎって計量。
18%の塩の半量で揉んで、ぎゅっと絞る。
さらに残りの塩で揉んで、もう一度ぎゅっと絞る。ゴルフボール大になった。
漬物袋を用意し、2袋に分かれていた梅を1袋にまとめ、ここに紫蘇を投入。
引き続き冷蔵庫野菜室で漬けこみ。

■土用干し・完成
7/29 土用干し1日目。 
袋からとりだし、ざるにのせて朝から干しはじめ。
とてもぽちゃぽちゃで、小龍包のよう。皮を破らないようにそっと扱う必要あり。
早朝から干すつもりが、そっと扱うのに手間取りかなり遅い干しはじめになった。
表面が乾いた頃(昼くらい)に裏返した。
梅酢、紫蘇も干してみた。

夜みたところ色が薄かったため、 再び梅酢に浸すことに。紫蘇も梅酢に戻す。
(翌日はずっと梅酢に浸しっぱなし)

7/31 土用干し2日目。
梅酢から梅を取出し、ざるにのせて朝から干す。
確かこの日も昼くらいに裏返した。
夜はとりこみ、ざるにのせたまま室内に置いておく。

8/1 土用干し3日目。
梅酢にさっとくぐらせ、ざるの上にオーブンペーパーを敷きそこに干す。
途中、一度か2度裏返した。ペーパーにひっついているものは無理に剥がさずそのままにした。
朝から夕方まで干し、夜は室内に。
翌日、梅が再びしっとりしてペーパーから剥がし易くなったところで瓶などに収納。


■反省
・数段階に分けて少しずつ塩漬けしていくのはよかった。
 最初に出た梅酢を呼び水にするといいかも。
・真空パック器を使って袋漬け&冷蔵庫保存というのもよかった。
 ジップロックのジップのところはわずかだが液漏れするので、ちゃんとシールする方がいい。
・漬けこみ時の塩分濃度はだいぶ下げたはずだが、梅酢に浸しなおしたせいかどうか、とても塩辛い、普通の梅干しになった。
・赤紫蘇が少なかったかも。もう1袋使ってもよかったか。


■参考にしたサイト
赤紫蘇の塩もみ 

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鶴首かぼちゃ幼果(≒トロンボンチーノ、ニースのかぼちゃ)

2014-08-06 | +その他

 

tromboncino

2010年、産直にこんなカボチャが積んでありました。
四十肩の人だったら片手では持てないほどの巨大さ。
(手前のキャベツの大きさからご想像下さい) 

tromboncino

すごく迷いましたが、少し小さめのものが売っていたため、結局買ってしまいました
味は、水分が多めではあるものの、とても甘いかぼちゃでした。

で、播いてみようかと、種をとってあったのです。 

tromboncino

種は、普通のかぼちゃよりも小さめです。

フタバの姿はズッキーニやカボチャと同じ。
そして育ってくると、カボチャのように地面を広く覆い尽くすタイプの植物でした。
(カボチャと鶴首カボチャとシチリアヘビウリが混ざってます)

tromboncino

右の、とんがりが丸く、白い産毛で覆われたものがシチリアヘビウリ(ユウガオ)、左が鶴首カボチャです。

 

tromboncino


雑草をかきわけ、収穫!

幼果をズッキーニとして食べるのを楽しみにしていました。
(後述するイタリア野菜と近い気がしていて試したかった)

tromboncino

果実はツルの比較的先端につく気がします。
花落ちのすぐそば、写真右側のやや膨らんだところにだけ種があります。

tromboncino

試食のため、まずはシンプルにスライスして焼きました。

これはこれは!

普通のズッキーニとはちょっと違う味わいです。 

我が家のズッキーニ(ロマネスコという皮が薄緑ぽいマダラのもの)は、同様に焼くととてもジューシー。そしてうっすらトウモロコシのような甘みがあります。

こちらの鶴首かぼちゃ幼果は、コリコリの食感! ビックリ。
特に種のない細い首の部分がコリコリで、花落ち付近の種を含む部分は、いくらかジューシーです。
そして味わいは、枝豆のような、若いアボカドのような感じ。
見た目が薄緑だから視覚に騙されているのかな?
でもほんのりとした甘みと青っぽさにコリコリの食感が加わって、ほんと、枝豆をイメージする味でした。

コリコリ感を生かしてコリンキー風に、ピクルスにしてもいいかも?
(生でサラダもいいようです)

特に期待せずに植えてみた鶴首かぼちゃですが、好みの味のズッキーニがとれて儲け物でした(植えてはみたが好みでない味のものもたまにあります)。
しかも、じゃんじゃん葉っぱが広がるので、ニンニク跡地の雑草よけにもなります。
 

ところで。
検索してみると、これら ↓ は鶴首かぼちゃと近いのではないかと思います。

◎イタリア方面呼び名 : トロンボンチーノ(トロンボーンチーノ)、tromboncinotromba di albenga、トランペットズッキーニ、トランペットかぼちゃ、zuccine trumpet ()

◎フランス方面呼び名 : ニースのかぼちゃCourgette longue de Nice 


日本ではトロンボンチーノか、トランペットズッキーニが比較的知られている名前なのでしょうか。
トロンボンチーノならではのおすすめ料理法がありましたら教えて下さいね。 

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バイオチェリー

2014-08-05 | +フルーツ

産直で変わったフルーツを見かけました。

バイオチェリー というものです。
サクランボとプラムの属間交配による果実ですって!
 

バイオチェリー

ピンポン球くらいのサイズですが、これがサクランボ味だったらすごいかも!?
という訳で試しに購入。

ネットで検索すると、果実の販売は見あたらず、苗木のお店が多くヒットします。 

バイオチェリー

まん丸で、ぶどうのような黒紫色の果実。軸は短め。
切ってみると、クリーム色の果肉で、サクランボのようななめらかな種。
果肉と種は、力を入れればもぎ離すことが出来ます。 


食べてみると、味は・・・・うーむ・・・・・プルーンのよう。
美味しいけど・・・・・サクランボの気配は全然ないです。
味も香りもプルーン。
サクランボを口いっぱいにほおばる、という夢は潰えました。

この時は果肉はサクサクと歯応えがありましたが、追熟させるとじゅわっとジューシーになるということも書いてありました。
(室温で置いておいたら数個傷んできたので追熟はあきらめました。このままでも美味しいですし)

強いていえば、種のなめらかさはサクランボに近いです。
あと、皮が薄く、渋みなどがないです。
プルーンやスモモの類は、皮がやや厚く、噛むとちょっと渋い味がしますが、これはごく薄く、皮が気にならないです。
(以前プルーンのタルトを作った際も、皮がちょっと固いかなー、と思いました)

この小さくて可愛いサイズを生かして、プルーンのタルトにプルーン代わりに使ったらよさそうだと思いました。
あとジャムにしてもよさそうです。

いつもの私ならジャム用に3袋くらい買い込むところですが、いま、梅ジャムの在庫がどっさりあり、また瓶が不足気味なのでジャム作りは来年に延期。
来年もまた産直に並びますように。

(今年売れ残ってばかりだったらもう出してくれないかも?やっぱもっと買っておくべきだったかなあ。 )

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ブラックカラント

2014-08-04 | +フルーツ

ヨーロッパのマルシェに行くと、赤いスグリ、クロフサスグリ、グースベリー、ラズベリーが揃っていることが多いです。
でも日本ではベリー類は少数派。
このあたりではブルーベリーの生産に力を入れているのでスーパーでも買えますが、ほかの(国産の)ベリーは見たことがありません。

ところが、日本でもブラックカラントを育てている方がいらっしゃるのだとか。
お友達のmiyakoさんがヤフオクで発見して、送って下さいました。
(miyakoさん、ありがとうございます!)

日本で多く栽培されているのは青森県で、「あおもりカシス」と呼んでブランド化をはかっているようです。

ヨーロッパのものは、黒房スグリという名前の通り、房ごと売られていますが、今回届いたものは・・
 

Blackcurrant

おお、つぶつぶ!!

全部房から外してあります。
大変な手間のようにも思えます。房のままでもいいのだけれど?
でも熟した実から摘み取る必要があるから、バラバラの方が都合がいいのかな。 

Blackcurrant

粒は、ブルーベリーより小さめで、花落ちのところに花びら?めしべ?の痕跡が残っています。

(←葉っぱのカケラに注目) 

まずは生で試食。
味わうというほど食べたことがなく、ほとんど初体験といえます。

ブルーベリーみたいな味かしら??? もぐもぐ。

あらっ、香りが全然違う!
ミントと、何か野草を混ぜたようなすっとする香りがあります。
何かに似ているのだけれど何だろう・・・?

味は、ブルーベリーより更に酸っぱくて、野性的な強い味わい。
種なのか、花落ちのところなのか、ブルーベリーよりはざらっというかジャリっとした食感がありますが、特に口に残るということもなく、食べてしまえます。


とにかく特徴的なのは、香り。 
カシスって、こんなベリーだったのか!

Wikipediaで調べてみると、
「クロスグリの葉や茎は、「ネコの尿」を思わせる強烈な臭いがする。葉芽からこの臭いのする精油が得られて香水などにアクセントとして使用されている。」
だそうです。
ネコの尿って言われてもネコを飼ったことがないのでイメージが湧きません。
しかも、悪い匂いかと思いきや、香水にも使われるって、どういうこと?(ネコの尿は香水には使わないですよね?)


ベリーにまぎれて、ほんのひとかけら葉っぱが入っていました。
この貴重な葉っぱを、もみもみもみ。 そして匂いを嗅いでみると・・・・

おお! カシスの、ミントのような香りを更に強くしたような香り。
植物全体がこういう系統の香りなのか。

私には、悪い匂いではなく、植物の葉っぱ系のさわやかな香りに思えました。
香水にするという発想にも納得がいきます。



貴重なカシスで早速、お菓子を作ってみます。 

Blackcurrant

アーモンド粉主体でバターなしのケーキ(本当はタルトの中味になるレシピ)。
カシスを散らすつもりが沈んだので、アップサイドダウンケーキということにします。
しっかり効いた酸味がすごく美味しいです。
草っぽい香りは焼くと弱まりました。 

Blackcurrant

もうひとつなんちゃってお菓子。
市販のココア蒸しケーキを3枚にスライスし、生クリームとカシスを挟んでみました。
ココア味とカシスもよく合います。 


ジャムもいいですが、単体でジャムにしてしまうのは勿体ないほどの濃い赤紫色。
何か(色が悪いもの)と混ぜたいような気がします。 (ルバーブとか?)
ひとまず冷凍して、とっておくことにしました。


 

■■カシス入りケーキ
以前作った桑の実タルトのフィリング部分と同じ。堀井和子氏のブルーベリーのタルトを参考にしました。
■材料
卵黄 3個
アーモンド粉  105g
砂糖 90g
卵白 3個
カシス 

■作り方
(1)卵黄と砂糖半量を泡だて、アーモンド粉を混ぜる。
(2)卵白と残り半量の砂糖を泡だてメレンゲにする。
(3)ふたつを混ぜ合わせ、紙を敷いた型に流し込む。ここにカシスを散らす。 

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