採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

埼玉の梨 彩玉(さいぎょく)

2014-09-10 | +フルーツ

梨といえば、幸水、豊水、新高、長十郎、あと二十世紀。
最近は かおり というものもありますね。

そしてまた新品種が。 名前は 「彩玉 (さいぎょく)」。

字面をみるとうっすら想像がつくかもしれませんが、埼玉県で育成された品種です。
(うっすら、というところがいいですよね。りんごの品種「ぐんま名月」は、名前にばっちり ぐんま が入っていて、他県では別のブランド名で売られていたりします。折角美味しい品種なのにあちこちでバラバラの名前で呼ばれることになって勿体ないなあ、と思います)

昭和59年に「新高(にいたか)」と「豊水(ほうすい)」を交配し、選抜を重ねて育成した新品種で、平成17年2月、農林水産省に品種登録されています。
 

garlic_paste

豊水と比べてみました。
(この豊水も埼玉産。お父さんご馳走様です!)

収穫時期にもよるのかもしれませんが、豊水はブラウンがかった色で、彩玉は緑色っぽい色合い。
そして彩玉は、ぷくぷくとくびれ?が入っています。 

garlic_paste

横からみたところ。
ぱっと見、同じくらいのサイズに見えるのですが、彩玉の方が立体的でやや大きいのかな。
重さを量ってみたら、彩玉の方が50グラムも重い、約400g。
持ってみるとずっしり重かったです。 

garlic_paste

切ってみると、彩玉はうっすら緑色がかった色合い。
豊水はクリーム色というか、暖色系です。 


彩玉は、新高と豊水をかけあわせているようですが、豊水と味を比べてみると、豊水には似ていません。
豊水は、幸水、新高などに比べると、果肉がやや柔らかでつぶつぶ感が少なめ、全体にうっすら酸味がある味だと思います。
(梨の中で一番好き)
彩玉は、新高寄りなのかな、シャキシャキと歯応えがよく、甘くてみずみずしく(幸水より甘いのだそうです)、酸味はあまりないようです。 

彩玉は県産ブランドということで、埼玉県内限定で栽培されているそうです。
幸水の後、8月下旬から9月上旬頃が収穫期。 
県内のJA農産物直売所などで販売されているようです。
埼玉県にでかける場合は、おみやげにいいかも! 


■参考情報
(1)埼玉県のサイトによる彩玉紹介 

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アカヤマドリ大発生

2014-09-09 | +きのこ

きのこ、やっぱりぽこぽこ出てきました。

今年は珍しく、アカヤマドリが大発生しています。
 

porcini

幼菌達がぽこぽこ出ています。

例年はちらほら、という感じなのに。 
こんな大発生は初めての経験でアドレナリンぷしー、です。 

porcini

こちらにもみっしり。
ぱっと目に入るエリアに、こういう群生箇所がいくつもあり、金茶色のボールを散らかしたような感じです。
ちょびちょび、いい育ち具合のものから収穫し、お友達のもとへ(私はこれの味は苦手なので自分では食べません)。 


ヤマドリタケモドキも出てきました。

porcini

かわゆい幼菌。
ナメクジにかじられていますが、食べるには問題ないです。

porcini

こちらはもう少し大きな幼菌達。

porcini

立派。
このくらいの、カサの裏が水平になったくらいの頃が好みです。
管孔が黄色いくらいの状態も、風味が強くてとろっとして結構好きです。 

porcini

あちこちに、ぽこぽこ出ています。
若くてもカサの部分がカビにやられているものもあるため、全部収穫出来る訳ではないです。

porcini

夕日に照らされています。

porcini

むくむく。

porcini

これは、カラカサタケかなあ。
カサがいやに白いのだけれど、茶色い部分が剥落したのだろうか。それとも違う種類か。 

porcini

カサは厚みがあってふわふわで、5枚切り食パン(耳なし)をふかふかと握っているような感触です。
カラカサタケに似て毒なものもあるらしいので、今回は摘みませんでした。 

porcini

これは何かというと道ばたのニラ。
雑草化しています。 
My畑のニラより元気よさそうだわ。 

porcini

ヤマドリタケモドキと日本蕎麦でクリームパスタ風。 

 

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カウンター撤去

2014-09-08 | +自宅 セルフリフォーム

我が家のキッチンは、マンションによくある対面式で、ダイニングの方に向かって流し、ガスコンロがあるものです。
仕切りの壁面は床から天井まであるものの、流しの前には80cm×40cmくらい(?後で計ります)の開口部があります。
(もっと大々的に開いているタイプもあるようですが) 

そしてダイニング側は、開口部の下辺から連続するように、幅27.8cm、天面高さ101cm、長辺(壁面側で)長さ243cm+短辺(壁面側で)29.5cmのL字型カウンターが作りつけになっています。


実家は独立型キッチンで、キッチン内は壁沿いにL字型構造でした。
比較的広いキッチンで、ガスコンロは母愛用のロジェール。
ダイニングとは引き戸で仕切られています。
この家では主に食べるだけのヒトだったので、実は使い心地はよく分かりませんが、最近時々お手伝いで使う印象では、広くて使い易いキッチンだと思います(綺麗に片付いているし)。
(母はちょっと孤立感を感じていたかもしれませんが・・)

那須の家は、家の壁面に沿ってキッチンがある、I型というのかな。
で、キッチンの背後に、キッチンと平行に細長い作業台を置き、それと直角にダイニングテーブル。
I型のキッチン背後に、Tを左に倒したようなテーブルがある、という状況です。
作業台もダイニングテーブルも父の手作りで、高さが揃っています。
キッチン背面の作業台がダイニングテーブルと同じ高さ、というのは通常より低いかもしれませんが、このキッチンはすごく使い易いです。(那須の家は父の管轄で、父が綺麗に片付けて使っているからでもありますが)
 

対面式キッチンを使うのはこの家が初めてでした。
で、使ってみて初めて分かったのですが、対面式キッチンは私の趣味ではありませんでした。
色々な点で好きではないです。

・食器洗い機を使うので、流しの前で長時間立って、何かを見るようなことはないので開口部は不要。
そもそも見張っておきたい小さい子なんていないし、ダンナサマがリビング側にいるとしても、常にTVかパソコンの前に固定されているので、見るほどのものでもないです。

・流し使用中は水音がうるさくて開口部があっても会話なんて出来ない。

・台所側の壁面は、色々な道具を吊すなどして活用したいのに、開口部があると不便。

・出来上がった料理を運ぶのにこの開口部を使う、という意図なのかもしれないが、シンク越しに料理を運ぶような動きは私には出来ない(結局この開口部は有効に利用されず、包丁などを置いていました)。

・料理で時間がかかる作業は、流しやコンロの前に立ってする作業ではない気がする。
野菜の皮を剥いたり、裏漉しをしたり、ズッキーニの花に具を詰めたりなど、調理台に向かってする作業の方が時間がかかる。
(で、こういう作業は主に食卓で、座って実施)
流しやコンロがダイニング側を向いていて、しかも流しの前に穴が開いている必要はないのでは。

・流しの背面側に棚を置いているのだが、(散らかっているせいもあるが)二人がすれ違えないくらい通路が狭い。
もし流しやコンロが壁面側で、リビング側に間仕切りがきていれば、キッチンを広くとりたい場合に、
間仕切り壁を動かす(又は撤去する)ことはDIYでも可能。
リビング側に配管類がきている今の構造だと、キッチンを広げるのは(DIYでは)非常に困難。

・ダイニング側のカウンターは、 奥行きが30cm弱と狭いので、おでこをぶつけそうでここで食事をするのは不可能。
高さも110cmというのは、立って作業する台としても高すぎ、とても背の高いバースツールみたいなものが必要(持っていない)。

・部屋の隅(壁面)までカウンターが伸びているが、その下の隅っこはスペースが死んでいるような感じ。


那須の家みたいな、壁付け型キッチンだったらよかったのに、と今は思います。
(いずれリフォームする暁には・・・)

昨年の夏の壁取り壊しのリフォーム後から、台所の構造はともかく、ダイニング側の邪魔なカウンターはなくてもいい、と思っていました。
で、あのリフォームで大体要領は掴めたので、自分で撤去することにします。 

「キッチンカウンター 撤去」 で検索すると、壁際5cmくらいを残して丸鋸で切り落とすような事例が1つ出てくるだけです。
でも壁に5cmでも出っ張りがあると、この壁面に何か置くにしても邪魔です。
壁紙などが多少ズタズタになってもいいので、平らな壁面を作りたいです。


決意は固かったのですが、作業はゆっくりペースですすみました。
 

対面式キッチンのカウンター

ビフォアの様子。
この写真はL字型カウンターの長辺にあたるところで、手前右方向に短辺があります。

開口部下辺の青い線あたりに切り目を入れ、このカウンターの板を取り外す予定。

何故ドリルが出ているかというと、ドリルの穴を点々とあけ、ジグソーでそれをつなぐように切り離す計画のため。
丸鋸がない(使えない)のと、ドリルだとおがくずが飛散しなくて便利なのです。

5月下旬に道具を出してきて、作業開始。ところが6月中旬以降は作業エリアがニンニクに占領されてしまいました。 

対面式キッチンのカウンター

カウンターは下部でL字金具で支えてあるようです。

対面式キッチンのカウンター

試し穴。
カウンターの板は、さほど奥深くまでは入っていない模様。

お友達の工務店の社長さんに伺ったところ、間柱の間にカウンターを挟み込むこともあるようです。それだったら工事はかなり大変ですが、この家の場合はそうではなさそうです。 

対面式キッチンのカウンター

8月下旬、ニンニクも片付き、ようやく作業再開。
開口部下部は切り離してあります。
そして、L字型のままだとこじるのに不便なため、短辺と長辺を分離します(左手親指で示してある切り目)。

対面式キッチンのカウンター

短辺の壁接続部がかなりシッカリしているため、ここで一旦切り離します。

対面式キッチンのカウンター

黄色い部分がカウンターで、赤線が切り離した位置になります。

対面式キッチンのカウンター

短辺部分は簡単にとれました。

対面式キッチンのカウンター

壁との接続部は、向こう側からネジで留まっているようなので、引っ張ったりするだけでは絶対に外れません。
なので木材を小間切れにしてしまいます。

対面式キッチンのカウンター

おお。丁度いいところに切り目を入れたみたい。
ネジの姿が見えてきました。 

対面式キッチンのカウンター

他の部分も適宜細かくジグソーで切り目を入れ、こじり割るようにして取り外しました。
この突き出たネジは折り曲げると綺麗に木材のところで折れます。 


さて、次はカウンターの長辺部分。

対面式キッチンのカウンター

カウンターの下の石膏ボードを一部取り外します。丁度ボードの境目があったので、均一な幅でとれました。
なんとこの部分の下地は軽量鉄骨!
以前の解体の際は全て木下地だったのに、ここだけ何故だろう?裏が台所なので耐熱のため? 

対面式キッチンのカウンター

ボードを外し、L字棚受けの部分だけ更にボードに切り込みを入れました。

プロだったらこの長い方の幅で全部ボードを取り外すと思いますが、手抜きしました。ボードを切るとものすごく粉が舞うし、ゴミ捨ても大変なので。

対面式キッチンのカウンター

このL字棚受けですが、軽量鉄骨ではなく、角材にくっついています。
そしてこの角材は、どこにも接続しておらず、床に単独で突っ立っているだけ。
金具のネジを外すと、コロン、と揺れて傾いてしまいました。びっくり。

この時だけダンナサマに手伝って支えて貰って、全部ネジを外して長いカウンター板を引きはがしました。 

対面式キッチンのカウンター

取れたぜ!
幅30cm、長さ229cm、厚さ3.8cmの立派な板です。いずれ何かに使いたいものです。

L字棚受けのうちの1つが、カウンターにしっかりくっついていました。 

対面式キッチンのカウンター

ここだけ、ボンドか両面テープみたいなもので接着してあったようです。
彫り込み過ぎて、何か噛ませたのかも。 

対面式キッチンのカウンター

カウンター長辺の端部。
コンクリート壁をはつって、板を差し込んであったようです。


念願のカウンター板撤去、成功!!!! めでたい! 


しかし壁には穴があいたままで、このままという訳にもいかないです。
以前のリフォームの際に余った石膏ボードをとってあったので、穴をふさぎます。
ああ、めんどくさい。
 

対面式キッチンのカウンター

細い幅に石膏ボードを折り、壁の下地にネジ止め。 
下地がないところは、ベニヤを渡して既存のボードとベニヤをネジ止めし、そのベニヤと継ぎ当てボードを留めました。
 

対面式キッチンのカウンター

奥のコンクリートの穴には、木粉粘土(100円ショップ)を詰め、その上にボードをひっつけました。 
穴がふさがったところで、これまた面倒なパテ塗り。
主要な段差をパテで塗り込めてみましたが、前回同様全然うまくいきません(なので写真忘れました)。
でも、好きじゃない作業でも何度かトライしてみるもので、今回ゴムべらを使ってみたところ、 金属製ヘラよりも塗りやすいことが分かりました。
次はもう少し上達して、楽しくなるかも。

パテ塗りの後は、たらーん、と剥いて垂らしてある壁紙を張り直します。プロならばこの壁面全部壁紙を張り替えると思いますが、一人作業で長丁場になると飽きて中断してしまう危険性もあるので、簡便さ第一です。

対面式キッチンのカウンター

カウンターを切り離した開口部は、こんな状態。
この隙間にものを落としたら、永遠に取り出せません。
(ネジを何個か落とした)
後ほどふさぎます。

対面式キッチンのカウンター

これまで板がはまっていた帯状の部分は壁紙がありません。
という訳で、帯状の壁紙、粘着ボーダーシート、というものを使おうかと思います。
以前セルフリフォームした際にこんなものがあるんだ~と覚えておいたものです。 

対面式キッチンのカウンター

似たようなものにインテリアマスキングテープというものがありました(業務連絡:marinoさん、こういうのお好きでは?)。
素敵な模様なのですが、これは半透明。今回はボロ隠しのためなので、不透明な粘着ボーダーシートを使います。

対面式キッチンのカウンター

貼ってみました。 

粘着ボーダーシートは 10cm幅 5m で約1000円(999円)。
まあまあお手頃よね、と思っていましたが、よく考えると壁全体分だったとしても壁紙を買った方が安いかもしれません(ランクにもよりますが)。  (壁紙ってえらく安かった記憶があります)

対面式キッチンのカウンター

カウンターの切り離し部分も、手持ちの板でふさぎました。

対面式キッチンのカウンター

長さが少々足りず、ツギあてしてあります。
(普通はちゃんと新しい板を買って塗料を塗るのでしょうけれど・・・・) 

対面式キッチンのカウンター

名誉の負傷がここにも。

 

対面式キッチンのカウンター

開口部は鎧戸風(?)に塞いでみました。
一番下は明かり取りのため隙間をあけています。

最初、平らにベタベタと板をうちつけることを考えました。そうすると、なんだか廃屋のよう。我が家にはそれがふさわしいかも、とも思いましたが、ふと思いついてこんな風に窓の鎧戸のような感じにしてみました。
ダンナサマは「うーん、ビミョー・・・。だけど、まあいいかな」ですって。具体的改善案が出ないので、コレで行きます。 



石膏ボードで穴をふさいだあたりで、「あー、もう使用上は問題ないよね~~、壁紙ぺろーん、のままでもいいかなあ~」と怠け心も出てきましたが、何とか終わらせることが出来ました。

カウンターがなくなって、少し部屋が広くなったかなーと直後は思いましたが、既に壁際にものを置いたりして、元通りかも?。
でも使いにくいカウンターがなくなってめでたい。 

開口部を塞いだので、台所は昼は以前よりやや暗くなりましたが、電気をつければ大丈夫です。
夜だと従来とほぼ変わらないです。
木材が流しの目の前にあるので、山小屋みたいな感じになりました。 

今回の工事でかかったお金は、ボーダー粘着シート代、1000円。
1000円のレジャーにしては、ずいぶん遊べた気がします。つかれたよう。

次は、どこにとりかかろうかな。

=============
■道具
ドリル
ジグソー
掃除機
カッター
ボード用のこぎり

■材料 (※:今回購入)
ベニヤの端切れ
石膏ボード
壁用パテ
木工用ボンド
ネジ
細長い板
木粉粘土 
ボーダー粘着シート 10cm幅5m 1000円  ※



========================
■参考情報

「対面式キッチン カウンター 撤去」などのキーワードで検索しても、壁付けキッチンを対面式にリフォームする事例ばかり。
対面式がイヤ、とか、カウンターが邪魔、という例はほとんどないです。

いくつかヒットした事例はこちら。

(1)Yahoo知恵袋に1件
この回答は質問者の身になって答えていて良心的だと思いました。

(2)リフォーム相談コーナー
カウンター撤去は素人でも出来ますか、という質問に、プロに頼んだ方が、と回答しています。
リフォーム業者のサイトだから仕方がありませんが、ダメもとでチャレンジしたらいいのに、と思います。
どんな仕上がりを目標にするかにもよりますが。
自分でやると、それだけでいい経験になり、次へのステップになります。
何度かチャレンジし続けることで、上達する可能性もありますし。

(3)対面式キッチンを、壁付け式にリフォームした例 
TVにも出ているお片づけ名人安東英子氏のアドバイスによるリフォーム例です。使い易そうな配置です。
家中を模様替えしたようで、それぞれビフォアとアフターの写真もあります。
単純にリフォームしただけでなく、ものすごい分量のゴミを捨てた模様です。 
この安東さんのリフォーム事例集は、DIYの要素が非常に多く含まれていて、私にはとても興味深いです。

(4)対面式キッチンを壁付け式にリフォーム
上記安東さんのブログ

(5)低めのカウンター撤去例
職人さんに頼んだようです。 

 

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箱根ガラスの森美術館、グラスハープ

2014-09-04 | +海外

8月末、ダンナサマと箱根1泊旅行に行ってきました。

本当は台湾のお友達ご夫妻と行く予定だったのですが、奥様がワンちゃんの散歩中に、急に引っ張られて転倒。
そして腕を骨折! 日本に来られなくなりました。
我々もやめようかとも思いましたが、ダンナサマは楽しみにしていたようなので、我々二人だけで行くことにしました。
 

箱根ガラスの森美術館

泊まった宿に割引券があったので、箱根ガラスの森美術館に行ってみることにしました。

「祝宴の器展」が開催中。  

箱根ガラスの森美術館

入り口を入ってすぐのところから。
箱根の山が丁度よく見えました。

箱根ガラスの森美術館

秋には綺麗に紅葉するのだそうです。

箱根ガラスの森美術館

ヴェネツィアンガラス製のモニュメント。
にょろにょろした吹きガラスです。
ヴェネツィアをイメージしているので、建物のすぐそばに水面があるようなデザインです。

箱根ガラスの森美術館

敷地内のあちこちに、キラキラとガラスを飾りつけた木が。
(土台は本物の木ではないです)

箱根ガラスの森美術館

ガラスのアーチ。 

箱根ガラスの森美術館

レース模様のガラス。
繊細で綺麗~。 

箱根ガラスの森美術館

昔はこの製法は極秘だったのだそうです。 

箱根ガラスの森美術館

透明ガラスの周囲に白いガラス棒をはりつけ、それをねじりながら細く伸ばすことで、レース模様の1本が出来ます。
で、その細い棒を平たく並べて溶接し、更にそれを筒状にして、レース模様の容器が出来る、という手順。
 

箱根ガラスの森美術館

沢山のガラス器以外に、衣装などもいくつか展示されていました。 

箱根ガラスの森美術館

細かな刺繍が素敵・・・。
ちなみにこれは男性のジャケットとチョッキです。
昔は男性も色とりどりで装飾の多い衣装だったのですね。 

箱根ガラスの森美術館

トルコ石のような綺麗な青。
これは不透明な白のガラスに、透明な青いガラスをかぶせて作っているのだとか。 

箱根ガラスの森美術館

こちらは現代のデザイン。日本人のデザイナーだったかな。

箱根ガラスの森美術館

展示品のほかにもう一つ見所が。
1時間に1度、ガラスで出来た楽器による15分間のミニコンサートがあるのです(毎夏の恒例のようです)。
写真一番右、宴会場のようにワイングラスが並んでいますが、これがグラスハープという楽器。
クリスタルグラスの縁を水で濡らした手でこすると、何ともいえない綺麗な音が出ることを利用した楽器です。
更にヴェロフォン(左)、グラス・パンフルート(中。笙みたいな感じの管楽器)のトリオで、低音から高音までカバーされています。

これが。 予想以上のすばらしさ !
ちゃんとしたクラシック曲を演奏して下さるのですが、通常の器楽とはまったく別世界が広がります。 天国の音色、という感じ。
展示を見つつ引き返して、2回も聞いてしまいました。
(Youtubeの クリスタルトリオ グラスハープで沢山出てきますので、聴いてみて下さい) 

箱根ガラスの森美術館



えっと、これは何かというとトイレットペーパー。
装飾美満載の展示を堪能し、お手洗いに行ったら、こんなところにも装飾があって、あらま、という感じでした。 

箱根ガラスの森美術館

さて、最後はミュージアムショップ。
当然ながらガラス製品の綺麗なものがてんこ盛りです。
(実はこれを楽しみにしていた)
食器、アクセサリー、置物、などなど。
特にアクセサリーはどっさりあり、ここに行けば、ヴェネツィアには行かなくてもいいかも?というくらい。

私が気になったのはこのネックレスでしたが、なんと自分の財布を家に忘れてしまっておりました。ダンナサマに買って貰うほどではないかな、ということで見送りました。

 


この美術館は、建物(展示)とお庭、両方が楽しめ、歩き回って疲れない、ほどよいサイズです。
しかもきれいなものがぎっしり詰まっています。 

普段暮らしているところは田舎に無理矢理新しく町をつくったようなところなので、人の手間がかかってしかも時間に磨かれた美しいものはあまりないため、ひさしぶりにいいものを見たなーという気がしました。
私は現代美術には興味がないため、箱根彫刻の森美術館ではなくこちらを選んでよかったと思いました。

箱根は車で行けばさほど遠くないし、なかなかいいところでした。 

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きのこ(出てはいるけれど・・・・)

2014-09-03 | +きのこ

お友達のブログやフェイスブックで、タマゴタケやナラタケモドキ大発生という羨ましいニュースが。

うちの方も出ているかも?
と、雨の日に散歩に出てみました。
 

きのこ

おお、このマダラは・・・

きのこ

私の好きなムラサキヤマドリタケ。
でも古びています。 

きのこ

ムラサキヤマドリタケのすぐ隣にあったこれは何でしょう?
軸が黄色地にびっしり赤い点々。管孔は強い青変性があります。
どちらにしろ、育ちすぎ。 

きのこ

フライパンくらい大きなヤマドリタケモドキが。

きのこ

こちらも立派。
この大きさまで育っているのに、カビにやられていないなんてすごいです。
でも育ちすぎ。 

きのこ

表も裏も鮮やかなオレンジ色。
でもこれは食べられません。 

きのこ

とぼとぼと歩いていたら、おっと!アンズタケ!
夏のきのこかと思っていましたが、まだ出るのですね。 

きのこ

元気を蓄えていたのか、太め、大きめが多いです。

きのこ

結局収穫はアンズタケのみ。

タマゴタケってどんなところに生えているのかなあ。は~。 

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ゴマ2014:収穫

2014-09-02 | +その他

雨の合間を縫って、ゴマを収穫しています。

ゴマを植えたのは昨年が初めて
特に何も手入れしなくても自動的に大きくなる植物でした。
で、訳も分からず適当に収穫したら、辺り一面に白いゴマ粒を、まるで結婚式のライスシャワーのようにまき散らすことに。
勿体なくて キーッ、もうやらない! と思ったのですが、春先、畑に場所が余ったのと、前年の収穫分のゴマが少しあったので、懲りずにちょろっと種を蒔いてみたのでした。
芽がでなくてもいいけど(出ない方がいいくらい)、と思っていましたが、育ってくるとやはり欲も出てきて、間引いた苗も芽が出なかった場所に植え替えたりして。

そしていつの間にか収穫時期。
今年はだいぶ要領がつかめてきました。

ゴマ収穫のポイントはコレ!

(1)綺麗な手で、綺麗な容器に摘む

(2)揺らさない

(3)逆さにしない


もうちょっと詳しく書くと、こんな感じです。

(1)
ゴマと土を混ぜてしまうと後の選別が大変です。
土のついた軍手などは嵌めず、綺麗な手で作業するのがおすすめ。
そして容器は、大きめで、縦に細長く、内側がツルッとしている安定した形状のものがおすすめ。
傘立てや背の高いプラスチックゴミ箱など。
もちろん容器も綺麗にしておく。
大きなビニール袋でもよさそうですが、破れてゴマがこぼれるし、静電気でゴマやゴミが貼り付いたりするのでいまひとつです。


(2)
ゴマは下の方から熟してきます。
上の方のサヤは全然青いのに、下には開いてしまっているサヤがあったりします。
穂全体を刈り取るにはまだ早そうな場合は、開いてしまったサヤから個別に下から収穫して行きます。
そして、下の方、ではなく「厳密に」下のサヤから取っていく方がいいです。

片手で中心の軸をしっかり支えて揺れないようにし、もう片方の指先でサヤをぐっと持ち、サヤの上下の向きを変えないように(サヤの上を常に上に向けたまま)、軸から引きはがすように取ります。
無造作にぽきっと折るようにするとサヤの先端が下を向き、その際にゴマがこぼれてしまいす。
軸が揺れると、他のサヤからゴマがこぼれます。

引きはがす際に、軸の皮が少し剥けます。もし上のサヤから取ってしまうと、この皮が下のサヤにあたって揺れ、下のサヤのゴマがこぼれることになります。なので厳密に下のサヤからがいいかと。

(3)
先端まで黄ばんできて、軸ごと収穫してよい頃合いになれば、軸ごと切り取る。
この際も、片手でしっかり支え、揺らさないように切る。カマよりもハサミがいいように思います。
切り取った軸は、揺らさないように持ち、上向きのまま、細長い容器にそっと入れる。
容器から飛び出るようなら、容器の中でもう一度軸を切って容器に収める。


20年位前、試しに育ててみた母は、「もう二度とゴマなんて育てない!」と言っていました(最近ほとぼりが冷めたようですが)。
ラフに収穫しようとすると、こぼれたり土やゴミが混ざったりしてものすごく大変だと、私も昨年実感しました。
ですが、コツをおさえて収穫すると、そこいらがこぼれたゴマで真っ白になるようなこともなく、かなりのゴマを回収することが出来ます。

チマチマした細かい収穫ではありますが、作業内容としては軽作業といえます。
慣れれば結構素早く出来るはずなので、落ち着いて作業すれば大丈夫(と自分を励ます)。


ゴマ収穫

ゴマ収穫容器。

玄関で紙ゴミ用に使っていたものを動員しました。高さ60cmくらいあって便利です。

ゴマ収穫

凹凸はありますが、プラスチックなのでザラザラした引っかかりはないです。

開いてしまったサヤと、先端まで熟したっぽい穂軸を放り込んであります。

ゴマ収穫

ミニオクラのような形状のサヤは、最初閉じているのが次第に先端が開き、最後には全体が割れ、全てのゴマが地面に落ちます。
 
開いてきたものは、見付け次第そのサヤをつみとるか、先端まで丁度いい状態であれば穂全体を収穫します。 

ゴマ収穫

サヤのむしり方はこんな感じ。
軸は揺れないよう必ず片手で支え(撮影しているのでその手は写っていません)、常に先端を上に向けるように。 
軸から剥けた皮がぴろんと長く伸びています。 

写真後で

持ち帰ったものはザルに並べて乾かします。
(立てたいけれどうまいやり方が思いつかない)
閉じていたサヤも次第に乾いて開いてきます。 


つみ取り方は、少量栽培のウチならこんなものかな、と思いますが、収穫のタイミングがまだよく分かりません。
さや全体が黄ばんで、一番下が微かに口が開いたらかな? と思ってはいますが、口があいた状態で雨にあうと、サヤ内で発芽してしまったりもするようです。
サヤにカメムシがたかっているのかな?とはじこうとしたら、何と発芽した小さな葉っぱでびっくりしました。
(ゴマは発芽力が高いのだとか。) 

サヤがまだ青いうちに収穫してもいいのかな。
あまり青いと未熟、ということはないのだろうか。


■■参考情報
(1)喜界島でのゴマの生産風景
日本で使用されるゴマは99.9%(16万トン)が輸入で、残りの国産ゴマ(200トン)のほとんどは鹿児島県喜界島産。
日本一の生産地ということは、調整作業もかなり機械化されて・・・と思いきや、大半が手作業っぽい感じです。

(2)ゴマ栽培 

(3)ゴマのお店和田萬のHP
 ゴマ栽培方法 
「作業全般で大切な事は、面倒くさがらずに根気よく頑張るという事になります。」ですって。
本当にその通り。 
 ゴマ選別用ふるいの販売と、調整方法 

(4)2013年のゴマ収穫と選別の様子 (当ブログ)   
写真多数で選別の様子を紹介しています。
昨年は土を混ぜてしまったため大変でした。 

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ズッキーニの花のドルマ zucchini flower dolma

2014-09-01 | +ふたりの日

一気に涼しくなって、戸惑うばかりです。
例年は、9月中旬でも夏が往生際悪く居座っているような状態なのに。

涼しくなると、ズッキーニやかぼちゃの花の持ちがよく、昼頃まで咲き残っています。
(真夏だと昼にはすっかりしおれている)

とある日の昼に畑に行ったら、鶴首カボチャが花盛り。
茄子やピーマンはいま一休み中なのか、ほかに収穫するものもないため、久しぶりにお花摘みをしてきました。
一昨年作ったズッキーニの花のドルマをまた作ってみます。
 

zucchini_flower_dolma

摘んだらすぐに冷蔵庫に入れるといいです。
花内部を水洗いしながら、雄しべをピンセットで摘み取ります。 

花の中にはイモムシがいることもありますので覚悟が必要。 

zucchini_flower_dolma

詰め物はお米とハーブなど。
先日作ったぶどうの葉のドルマと概ね同じです。  

zucchini_flower_dolma

花にふんわり詰めて鍋に並べていきます。花はぶどうの葉よりも薄く破れ易いため、少量ずつ詰めるのがコツ。

zucchini_flower_dolma

ビッシリ2段に並べました。
お米は2合分ですが、もう少し少なめの方がよかったかも。
(具が余りそうになり、無理矢理多めに詰めたのはよくなかった)

レモン汁を入れて、酸味があるように煮上げると、お寿司のような雰囲気です。

zucchini_flower_dolma

煮上がったものをトマトソースの上に並べてみました。
お米がふくらんでぱつぱつです。 

煮上がったら、だいぶふくらんで、いくつか破れてしまっていました。
やっぱりちょっと詰めすぎました。

花の味は、私にはよく分からないです。
特に味はしなくて、薄い葉っぱのような感じ。
強いて言うならばサニーレタスに歯応えが煮ているような気もします。
だったらサニーレタスで作ればいいようなものですが、カップ状の花にちまちま詰めるという作業が、割と楽しい気がします。
あと、丸い鍋に花のツボミ的なものが放射状にギッシリ並んでいる姿が好き☆

今回はベジタリアンの具でしたが、挽肉を混ぜてもいいのかな?
他のおかずの準備がない時にこの作業をしていると、時間はとられるし、出来上がったものは(お肉抜きで)メインのおかずとはいえないし、こんなに働いたのに、あれ~?、ということになります(この日がそうでした)。

小分けにして冷凍しておきました。

コメント (8)
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