幕張メッセで開幕中のCEATECだが、外人客や高校生達も沢山見に来ていて大変な賑わいである。
私は、基調講演などセミナー受講が主体で、展示場の見学は従なのだが、素晴らしい最先端のITやエレクトロニクス製品が競うように展示されていて、それを梯子しながら歩くのも楽しい。
今回は、出展者も増えたのか、TV,DVD,デジカメなどのコンシューマー・エレクトロニクスの展示されているデジタルネットワークステージのホーム&パーソナルゾーンが、離れた増設会場に移っている。
面白いのは、各企業とも競って綺麗な案内嬢を勢揃いさせて接客させているので、CEATECそっちのけで、一人づつ片っ端から彼女達の写真を撮っている若いアマチュア・カメラマンが多い。
デジタルAVでは、やはり目立つのが薄型TVの派手な宣伝合戦で、今年は、特に薄さが話題になっていた。
一番薄いのは、ソニーの27v有機ELテレビで3ミリだが、基底部にスタンド状の機械部がついているので一寸違うが、このテレビの特色は、なんと言っても画像の美しさで、本格的に参入すれば、小型テレビでは、液晶やプラズマの市場を相当蚕食するであろう。
液晶で薄いのは、日立の1.9センチだが、列を成しているので何かと思ったら、囲った小部屋で台上に3台並べて見せている。
シャープの2センチの液晶TVは、同じ様に3台(うち1台は回転)展示されているが、これはオープン展示なので良く分かり、確かに、壁掛けなどインテリアとして使えると思った。
シャープのもう一つの呼び物は、この口絵写真の108インチの世界最大の液晶TVで、町田会長もセミナーで語り、展示場でも、デモンストレーションをしていたが、これだけ大ききなると臨場感抜群で、それに、画面を分けて同時に複数の機能を表示できる良さがある。(松下のプラズマも大きくて立派だが103インチ)
丁度、TV画面に時刻表示があって助かっているように、大画面なので12分に余裕があり、朝出かける時に、ニュースや天気予報、交通情報、ニューヨーク株式等々、必要なものを同時並行的に一覧表示されると非常に都合が良い。
同じく来年一番乗りでヨーロッパで発売する薄型2センチをビクターが展示しているが、ここでビックリしたのは、フルハイビジョンの4倍の精度を持つ4Kカメラとプロジェクターのシステムで、ここまで来ると画素などと言う次元ではなく銀塩フィルム並みの高画質である。
このビクター、VHSの生みの親でソニーのベーターを駆逐した名門でありながら、経営悪化で松下に見限られて、今では独立してケンウッドと提携関係にあるのだが、これだけの技術を持ちながら、何故、売却問題を起こすのだと社員に聞いたら黙っていた。
大きなブースを構えて意欲的な展示をしていたが、製品は他のエレクトロニクス会社に引けを取っていない。
私は、ソニーの一眼レフα700を見にブースに行き、試し撮りなどをして感触を試した。
備え付けの専用レンズなので何とも言えないが、望遠があまいような気がしたが、やはり進化が著しく素晴らしいカメラである。
ミノルタは、元々ライカと協力関係があり、ライカのメカニカルな部品はミノルタ製であった筈だが、ソニーとの関係で、今度はカール・ツアイスと協力してレンズを開発し、カール・ツアイス名のレンズはミノルタ縁の日本メーカーで造っているらしい。
エレクトロニクスのソニーとカメラのミノルタが一体となったのだから、立派なデジカメが生まれても何の不思議もないのだが、キヤノンとニコンの牙城を崩すのは中々大変なようである。
ソニーのブースで、ついでに、ウォークマンを視聴してみた。
誰もかれもがiPod,iPodと言うので、この手の小型音楽プレーヤーを敬遠していたのだが、流石に素晴らしく、これ程までに技術が進んで素晴らしい製品になっているのかと驚いた。
私は、何百曲もダウンロードして楽しむと言う趣味はないので、良いサウンドでクラシック音楽やオペラを楽しめて、その機械がコンパクトであればあるほど良いという程度なのだが、都心へは、交響曲を一曲聴けるくらいの電車距離なので、あれば、重宝すると思った。
ところで、今回も素晴らしいコンシューマー・エレクトロニクスを見せてもらったが、何れにしろ、同じ製品が、益々良くなったという意味では、ただのクリステンセンが言う持続的イノベーションで、早い話が、新しいものは欲しいけれど、今もっているもので十分に満足しており不自由はないと言うところである。
やや破壊的で新市場型のイノベーションであるHDオーディオ・ビジュアルであるブルーレイとHD DVDとのフォーマット戦争は納まっておらず、平行して展示されているが、何故か、両ブースとも人が寄り付いていない。
VHSとベータの苦渋を消費者にまた味わわせるのか。私も含めて、どっちにしようか決めかねている消費者が多いと思うのだが、フォーマットを統一すれば、一挙に市場に弾みがついてハイビジョンDVD時代が到来して市場が活気付くのに、消費者軽視の愚を重ねるバカな会社ばかりである。
私は、基調講演などセミナー受講が主体で、展示場の見学は従なのだが、素晴らしい最先端のITやエレクトロニクス製品が競うように展示されていて、それを梯子しながら歩くのも楽しい。
今回は、出展者も増えたのか、TV,DVD,デジカメなどのコンシューマー・エレクトロニクスの展示されているデジタルネットワークステージのホーム&パーソナルゾーンが、離れた増設会場に移っている。
面白いのは、各企業とも競って綺麗な案内嬢を勢揃いさせて接客させているので、CEATECそっちのけで、一人づつ片っ端から彼女達の写真を撮っている若いアマチュア・カメラマンが多い。
デジタルAVでは、やはり目立つのが薄型TVの派手な宣伝合戦で、今年は、特に薄さが話題になっていた。
一番薄いのは、ソニーの27v有機ELテレビで3ミリだが、基底部にスタンド状の機械部がついているので一寸違うが、このテレビの特色は、なんと言っても画像の美しさで、本格的に参入すれば、小型テレビでは、液晶やプラズマの市場を相当蚕食するであろう。
液晶で薄いのは、日立の1.9センチだが、列を成しているので何かと思ったら、囲った小部屋で台上に3台並べて見せている。
シャープの2センチの液晶TVは、同じ様に3台(うち1台は回転)展示されているが、これはオープン展示なので良く分かり、確かに、壁掛けなどインテリアとして使えると思った。
シャープのもう一つの呼び物は、この口絵写真の108インチの世界最大の液晶TVで、町田会長もセミナーで語り、展示場でも、デモンストレーションをしていたが、これだけ大ききなると臨場感抜群で、それに、画面を分けて同時に複数の機能を表示できる良さがある。(松下のプラズマも大きくて立派だが103インチ)
丁度、TV画面に時刻表示があって助かっているように、大画面なので12分に余裕があり、朝出かける時に、ニュースや天気予報、交通情報、ニューヨーク株式等々、必要なものを同時並行的に一覧表示されると非常に都合が良い。
同じく来年一番乗りでヨーロッパで発売する薄型2センチをビクターが展示しているが、ここでビックリしたのは、フルハイビジョンの4倍の精度を持つ4Kカメラとプロジェクターのシステムで、ここまで来ると画素などと言う次元ではなく銀塩フィルム並みの高画質である。
このビクター、VHSの生みの親でソニーのベーターを駆逐した名門でありながら、経営悪化で松下に見限られて、今では独立してケンウッドと提携関係にあるのだが、これだけの技術を持ちながら、何故、売却問題を起こすのだと社員に聞いたら黙っていた。
大きなブースを構えて意欲的な展示をしていたが、製品は他のエレクトロニクス会社に引けを取っていない。
私は、ソニーの一眼レフα700を見にブースに行き、試し撮りなどをして感触を試した。
備え付けの専用レンズなので何とも言えないが、望遠があまいような気がしたが、やはり進化が著しく素晴らしいカメラである。
ミノルタは、元々ライカと協力関係があり、ライカのメカニカルな部品はミノルタ製であった筈だが、ソニーとの関係で、今度はカール・ツアイスと協力してレンズを開発し、カール・ツアイス名のレンズはミノルタ縁の日本メーカーで造っているらしい。
エレクトロニクスのソニーとカメラのミノルタが一体となったのだから、立派なデジカメが生まれても何の不思議もないのだが、キヤノンとニコンの牙城を崩すのは中々大変なようである。
ソニーのブースで、ついでに、ウォークマンを視聴してみた。
誰もかれもがiPod,iPodと言うので、この手の小型音楽プレーヤーを敬遠していたのだが、流石に素晴らしく、これ程までに技術が進んで素晴らしい製品になっているのかと驚いた。
私は、何百曲もダウンロードして楽しむと言う趣味はないので、良いサウンドでクラシック音楽やオペラを楽しめて、その機械がコンパクトであればあるほど良いという程度なのだが、都心へは、交響曲を一曲聴けるくらいの電車距離なので、あれば、重宝すると思った。
ところで、今回も素晴らしいコンシューマー・エレクトロニクスを見せてもらったが、何れにしろ、同じ製品が、益々良くなったという意味では、ただのクリステンセンが言う持続的イノベーションで、早い話が、新しいものは欲しいけれど、今もっているもので十分に満足しており不自由はないと言うところである。
やや破壊的で新市場型のイノベーションであるHDオーディオ・ビジュアルであるブルーレイとHD DVDとのフォーマット戦争は納まっておらず、平行して展示されているが、何故か、両ブースとも人が寄り付いていない。
VHSとベータの苦渋を消費者にまた味わわせるのか。私も含めて、どっちにしようか決めかねている消費者が多いと思うのだが、フォーマットを統一すれば、一挙に市場に弾みがついてハイビジョンDVD時代が到来して市場が活気付くのに、消費者軽視の愚を重ねるバカな会社ばかりである。