私が、最初に庭植えした椿は、ピンクの乙女椿だが、その後、地元の園芸店で買って植えた椿が、淡いピンクで底白の天賜(てんし)や濃紅色で千重咲き宝珠咲きの崑崙黒である。
もう、15年以上経つのだが、かなり長い間、鉢植えで育てていたので、天賜は2メートル、崑崙黒は3メートルくらいの背丈しかないが、毎年、びっしりと花をつける。
ガーデニングが流行り出した頃には、この千葉の郊外にも、地元の小さな園芸店が何軒かあって、夫々に工夫を凝らして商品を集めて、私が良く通った園芸店の店主は、椿に力を入れていたので、名椿の苗を手に入れることが出来たのだが、最近では、ジョイフル本田やケーヨーD2などの大型店に駆逐されてしまって、皆消えてしまい、大きい筈のユニディも、店を閉めてしまった。
私の場合は、大半、花木や草花の苗や球根などは、このような大型店で買っているのだが、最近では、通信販売で、珍しい花木やトマトなど野菜の苗を調達することも多くなった。
通信販売で買った時には、価格も多少高く、商品を見ていないので、結構、当たり外れがあって、失敗することが多いのだが、一応、思ったものが買えるので、重宝することがある。
ところで、この崑崙黒だが、外側の花弁が一重ほころびて蕾が開き始めると、しっかりとした先の尖った宝珠型の花弁が現れて、中々、優雅で面白い。
しばらくして満開になると、濃紅色の八重咲きとなり、真ん中に申し訳程度の黄色い蕊が現れるのだが、何となく貧弱な感じで、見栄えがしなくなるのが不思議である。
蕊が貧弱でどこにめしべがあるのか分からないくらいで、到底、実を結ぶと思えなかったのだが、何年か前に実がなったので、種を蒔いたら発芽し、鉢植えにした。
椿は、挿し木で十分に増えるので、増やすことには不自由しないのだが、種だと、必ずしも自家受粉とは限らず、恐らく、崑崙黒の場合には他の雄蕊との勾配なので、雑種となりどんな花が咲くのか楽しみなのである。
獅子咲きの獅子頭なども、殆ど、実がなるとは思えないのだが、木が大きくなると、間違って、一つや二つ、結実するので蒔くのだけれど、中々、発芽しない。
結局、椿でも、種類によっては、藪椿などのように雄蕊と雌蕊がはっきりしているのは、いくらでも実がなって椿油にもなるが、殆ど、実が結ばずに、どうして個体が増えるのか、不思議な椿も、結構、多い。
実生苗の弱点の一つは、花が咲くのに時間が掛かり過ぎることで、私など、鉢植えするのだが、忘れてしまって、咲いたころには、実生か挿し木化分からなくなってしまう。
天賜は、非常に華奢で繊細な花で、すぐに傷んで黄変するのだが、綺麗に咲いた花は、一重の淡いピンクが、底に行くにつれて少しずつ白くなって行くので、非常に優雅である。
良く似た花に、桃太郎椿があるのだが、やはり、底白と言うのは、品があって美しい。
私の庭の椿は、何故か、ピンク系統の椿が多いのだが、私の好みとしては、どちらかと言えば、鮮やかな深紅の一重咲きで、黄色の蕊が鮮やかな、筒咲きに近い花が好きである。
ベトナム椿と中国の黄色椿が数鉢あるのだが、最近、花を咲かせるのに失敗している。
やはり、日照や温度の所為だと思うので、今年は気を付けて咲かせてみたいと思っている。
もう、15年以上経つのだが、かなり長い間、鉢植えで育てていたので、天賜は2メートル、崑崙黒は3メートルくらいの背丈しかないが、毎年、びっしりと花をつける。
ガーデニングが流行り出した頃には、この千葉の郊外にも、地元の小さな園芸店が何軒かあって、夫々に工夫を凝らして商品を集めて、私が良く通った園芸店の店主は、椿に力を入れていたので、名椿の苗を手に入れることが出来たのだが、最近では、ジョイフル本田やケーヨーD2などの大型店に駆逐されてしまって、皆消えてしまい、大きい筈のユニディも、店を閉めてしまった。
私の場合は、大半、花木や草花の苗や球根などは、このような大型店で買っているのだが、最近では、通信販売で、珍しい花木やトマトなど野菜の苗を調達することも多くなった。
通信販売で買った時には、価格も多少高く、商品を見ていないので、結構、当たり外れがあって、失敗することが多いのだが、一応、思ったものが買えるので、重宝することがある。
ところで、この崑崙黒だが、外側の花弁が一重ほころびて蕾が開き始めると、しっかりとした先の尖った宝珠型の花弁が現れて、中々、優雅で面白い。
しばらくして満開になると、濃紅色の八重咲きとなり、真ん中に申し訳程度の黄色い蕊が現れるのだが、何となく貧弱な感じで、見栄えがしなくなるのが不思議である。
蕊が貧弱でどこにめしべがあるのか分からないくらいで、到底、実を結ぶと思えなかったのだが、何年か前に実がなったので、種を蒔いたら発芽し、鉢植えにした。
椿は、挿し木で十分に増えるので、増やすことには不自由しないのだが、種だと、必ずしも自家受粉とは限らず、恐らく、崑崙黒の場合には他の雄蕊との勾配なので、雑種となりどんな花が咲くのか楽しみなのである。
獅子咲きの獅子頭なども、殆ど、実がなるとは思えないのだが、木が大きくなると、間違って、一つや二つ、結実するので蒔くのだけれど、中々、発芽しない。
結局、椿でも、種類によっては、藪椿などのように雄蕊と雌蕊がはっきりしているのは、いくらでも実がなって椿油にもなるが、殆ど、実が結ばずに、どうして個体が増えるのか、不思議な椿も、結構、多い。
実生苗の弱点の一つは、花が咲くのに時間が掛かり過ぎることで、私など、鉢植えするのだが、忘れてしまって、咲いたころには、実生か挿し木化分からなくなってしまう。
天賜は、非常に華奢で繊細な花で、すぐに傷んで黄変するのだが、綺麗に咲いた花は、一重の淡いピンクが、底に行くにつれて少しずつ白くなって行くので、非常に優雅である。
良く似た花に、桃太郎椿があるのだが、やはり、底白と言うのは、品があって美しい。
私の庭の椿は、何故か、ピンク系統の椿が多いのだが、私の好みとしては、どちらかと言えば、鮮やかな深紅の一重咲きで、黄色の蕊が鮮やかな、筒咲きに近い花が好きである。
ベトナム椿と中国の黄色椿が数鉢あるのだが、最近、花を咲かせるのに失敗している。
やはり、日照や温度の所為だと思うので、今年は気を付けて咲かせてみたいと思っている。