水道水の原発汚染の影響にかんする報道は、下火になったので、問題の深刻さが薄れたのであろうか。
注意して見ていると、スーパーやドラッグストアなどの飲料水売り場にも、時々、軟水の天然水など普通の飲料用のボトルが出るようになった。
供給が追い付いて来たのであろうが、しかし、一般の飲料水需要は、依然、極めて活発で、一家庭当たり2本と言った制限はあるのだが、瞬時に、売り切れてしまって、瞬く間に棚は空っぽになる。
インターネットで楽天市場で予約して、既に、届いている筈の天然水が、製造元から断られ、新しい供給先に手配したにも拘わらず、また、供給停止にあって、配送出来なくなったのでキャンセルすると言うメールが、業者から入った。
他の業者からは、まだ、そんな連絡はないので、送られて来るのかどうかは不明だが、とにかく、ウォーター争奪狂想曲は、まだ、続いているようである。
政府や東電の報道を信用するかしないかは別として、幼児には要注意だと言う汚染された水道水であっても、この水を1年間飲み続けても、レントゲンを1回撮る時の放射線量の何十分の1だと言うのに、何故、これ程あわてふためいて、天然水を求めて奔走するのか、私自身、家族に必要があって最低限度の手当てを行ったものの、どう考えても、不思議で仕方がない。
尤も、お膝元の日本は、この程度で収まっているのだが、日本に在住していた外国人が大挙して、国外に脱出したと言う。
ニューズウィークの日本版によると、外国特派員も相当数本国へ逃げ帰ったようだし、また、インターナショナル・スクールでは殆ど生徒が帰国して居なくなり、東大でも留学生の30%は帰国してしまい、茨城のイチゴ農家では、中国人の研修生が皆逃げ帰ったので収穫が出来ずに枯れてしまったと言う状況であるから、今、日本は、リビアやアフガニスタンやコートジボワールよりも、世界中からは世界一危険な国だと見做されているのである。
ABCニュースは、頻繁にアメリカ人の福島原発事故に対する過剰反応をレポートしており、米政府が「むやみな使用は副作用を招く恐れがある」と警告し、冷静な対応を求めているにも拘わらず、安定ヨウ素剤購入を求める市民が急増し、薬局に詰めかけていると言う。
隣の韓国などは、雨を避けるために浄水場にカバーせよとの指令が出たり、雨が降ると多くの小学校が休校になるなど、過剰反応も極まれりだが、NHKのワールド・ウエーブ・ニュースを見ていると、今回の福島第一原発事故に関して、多くの外国の対応は、非常にヒステリックと言うか異常とも言うべき過剰反応で、極論すれば日本に原爆が落ちたかのような騒ぎようで、知らぬは日本人ばかりと言う悲しさである。
今回の地震、津波、原発事故と言う3重苦を背負った東日本大震災について、言いたいことは沢山あるが、問われるべきは、やはり、日本政府の対応であろう。
特に、原発事故については、事故が判明した初期の段階で、最早東電と言う私企業の問題ではなく、日本国のリスクマネジメント(Risk management)の問題として政府が完全にテイクオーバーして対処すべきであったのだが、それをミスったこと、そして、数日後には、この問題は日本国だけの問題ではなく、既に、グローバルな宇宙船地球号全体の世界の問題になってしまったと言う認識が、日本政府にはあまりにも希薄であったと言うことで、特に、事故発生後のクライシスマネジメント(Crisis management)が後手後手に回ってしまって、その素人芝居のようなお粗末さには涙を呑まざるを得ない。
人類の英知の結晶とも言うべき原発が、水をかけて冷やしたり、薬剤を注入して穴を塞いだり、溢れた危険極まりない汚染水を海に垂れ流したりと、およそ科学技術とは縁遠い手法で悪戦苦闘している茶番劇を見せられてしまうと、人類が長い歴史を重ねて営々と築きあげて来た偉大な文化文化や遺産は、一体何だったのかと考えると悲しくなってくる。
尤も、私自身は、明治維新で無血革命を実現して近代化を果たし、そして、国土が焦土と化した第二次世界大戦後の、不死鳥のように蘇って、世界第一の経済大国に上り詰めた、日本の途轍もない底力とパワーを確信しており、今回も、新しい明日の世界のモデルとなるような経済社会を築き上げることを信じている。
注意して見ていると、スーパーやドラッグストアなどの飲料水売り場にも、時々、軟水の天然水など普通の飲料用のボトルが出るようになった。
供給が追い付いて来たのであろうが、しかし、一般の飲料水需要は、依然、極めて活発で、一家庭当たり2本と言った制限はあるのだが、瞬時に、売り切れてしまって、瞬く間に棚は空っぽになる。
インターネットで楽天市場で予約して、既に、届いている筈の天然水が、製造元から断られ、新しい供給先に手配したにも拘わらず、また、供給停止にあって、配送出来なくなったのでキャンセルすると言うメールが、業者から入った。
他の業者からは、まだ、そんな連絡はないので、送られて来るのかどうかは不明だが、とにかく、ウォーター争奪狂想曲は、まだ、続いているようである。
政府や東電の報道を信用するかしないかは別として、幼児には要注意だと言う汚染された水道水であっても、この水を1年間飲み続けても、レントゲンを1回撮る時の放射線量の何十分の1だと言うのに、何故、これ程あわてふためいて、天然水を求めて奔走するのか、私自身、家族に必要があって最低限度の手当てを行ったものの、どう考えても、不思議で仕方がない。
尤も、お膝元の日本は、この程度で収まっているのだが、日本に在住していた外国人が大挙して、国外に脱出したと言う。
ニューズウィークの日本版によると、外国特派員も相当数本国へ逃げ帰ったようだし、また、インターナショナル・スクールでは殆ど生徒が帰国して居なくなり、東大でも留学生の30%は帰国してしまい、茨城のイチゴ農家では、中国人の研修生が皆逃げ帰ったので収穫が出来ずに枯れてしまったと言う状況であるから、今、日本は、リビアやアフガニスタンやコートジボワールよりも、世界中からは世界一危険な国だと見做されているのである。
ABCニュースは、頻繁にアメリカ人の福島原発事故に対する過剰反応をレポートしており、米政府が「むやみな使用は副作用を招く恐れがある」と警告し、冷静な対応を求めているにも拘わらず、安定ヨウ素剤購入を求める市民が急増し、薬局に詰めかけていると言う。
隣の韓国などは、雨を避けるために浄水場にカバーせよとの指令が出たり、雨が降ると多くの小学校が休校になるなど、過剰反応も極まれりだが、NHKのワールド・ウエーブ・ニュースを見ていると、今回の福島第一原発事故に関して、多くの外国の対応は、非常にヒステリックと言うか異常とも言うべき過剰反応で、極論すれば日本に原爆が落ちたかのような騒ぎようで、知らぬは日本人ばかりと言う悲しさである。
今回の地震、津波、原発事故と言う3重苦を背負った東日本大震災について、言いたいことは沢山あるが、問われるべきは、やはり、日本政府の対応であろう。
特に、原発事故については、事故が判明した初期の段階で、最早東電と言う私企業の問題ではなく、日本国のリスクマネジメント(Risk management)の問題として政府が完全にテイクオーバーして対処すべきであったのだが、それをミスったこと、そして、数日後には、この問題は日本国だけの問題ではなく、既に、グローバルな宇宙船地球号全体の世界の問題になってしまったと言う認識が、日本政府にはあまりにも希薄であったと言うことで、特に、事故発生後のクライシスマネジメント(Crisis management)が後手後手に回ってしまって、その素人芝居のようなお粗末さには涙を呑まざるを得ない。
人類の英知の結晶とも言うべき原発が、水をかけて冷やしたり、薬剤を注入して穴を塞いだり、溢れた危険極まりない汚染水を海に垂れ流したりと、およそ科学技術とは縁遠い手法で悪戦苦闘している茶番劇を見せられてしまうと、人類が長い歴史を重ねて営々と築きあげて来た偉大な文化文化や遺産は、一体何だったのかと考えると悲しくなってくる。
尤も、私自身は、明治維新で無血革命を実現して近代化を果たし、そして、国土が焦土と化した第二次世界大戦後の、不死鳥のように蘇って、世界第一の経済大国に上り詰めた、日本の途轍もない底力とパワーを確信しており、今回も、新しい明日の世界のモデルとなるような経済社会を築き上げることを信じている。