熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

グーグル・アースで見る世界

2011年04月02日 | 生活随想・趣味
   ヤフーなどの地図情報は、非常に重宝して活用しているのだが、そのページの「写真」をクリックすると、同じ地図の部分が瞬時に航空写真に変わる。
   良くテレビで写される某国の原子力関連施設の位置関係の航空写真で見慣れているあの映像だが、恐らく、グーグル・アースの地図を活用しているのであろうと思うが、世界中の何処であろうとも航空写真を見ることが出来る。
   同じ地図を見ていても、中々、その場所のイメージは分かりにくいのだが、航空写真になると、一気にその場所のイメージのみならず雰囲気まで分かって非常に面白い。
   例えば、自分で住もうと思って集めたマンションの場所などの位置関係や近所の道路事情や学校、病院、役所などの所在など、平面地図ではつかみ得ないような情報が、イメージとして鮮明に見えてくるのである。

   ヤフーで、自分の家の住所を打ち込んでクリックすると地図上にその位置が明示されて、写真に変えて拡大すると、自分の家の俯瞰図航空写真が現れる。
   ヤフーでは、最大に拡大しても比較的小さな写真だが、グーグル・アースで検索して最大に拡大すると、駐車中の自動車は勿論、庭の大きな木なら、その一本一本までが鮮明に映し出される。

   私は、この調子で、昔、私が住んでいたフィラデルフィアやサンパウロ、それに、アムステルフェーンやロンドンなどの家や、外国の友人たちの家を映し出して眺めることがあるのだが、懐かしい思い出が増幅してきて楽しい。
   国際ニュースで話題になった土地、例えば、リビアの戦場やトリポリの市内の問題の広場なども居ながらにしてみることが出来て参考になる。尤も、アップツーデイトな写真ではないので正確性には多少疑問はある。

   この口絵写真は、私が住んでいたロンドン郊外のキューガーデンのグーグル・アースの航空写真だが、蛇行するテームズ川の左手方向右手に、世界最高の植物園キューガーデンが広がっているのが分かる。暇の休日などにカメラをぶら下げて良く通った。
   私の住居は、メトロのキューガーデン駅のすぐ前で、植物園へ一直線に走るリッチフィールド通りの一番手前で、このグーグル・アースの画像をクリックして拡大すると家のイメージが見えてくる。
   それに、無数に嵌め込まれた地点マーク(一寸邪魔だが)をクリックすれば、その場所や近辺の写真や簡単な説明が出るのだが、私の住んでいた家も写真に写っている。

   余談だが、イギリスの家は、街路に面した庭は狭いのだが、建物の背後にある裏庭はかなり広くて、家の面積の何倍もあり、ガーディナーに頼まなければ自分自身で手入れしなければならないので、ガーデニング好きになるのは当然である。
   この航空写真でも分かるが、大体、一戸建ての場合には、日本の家のように敷地一杯に家を建てて、庭が狭いと言うことは殆ど有り得ず、広い庭があって当然なのである。

   私が子供の頃に、一番最初に興味を持ったのは世界地図だった。
   このグーグル・アースで、世界中のあっちこっちの航空写真を眺めながら想像を逞しくしたり、これまでに歩いてきた沢山の土地土地の旅の思い出を反芻していると、結構楽しい物語が現れてくるのである。
   先祖がえりの趣味が復活して来たのかも知れないと思っている。
コメント
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