熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭の歳時記・・・椿から牡丹・芍薬へ

2011年04月21日 | わが庭の歳時記
   並木道の八重桜が、満開になった。
   急に暖かくなって、一気に夏支度で、私の庭の花たちも、主役が交代し始めた。
   この口絵写真は、夕日を受けた満開の椿・崑崙黒と枝垂れ梅の新緑で、バックは、広場の葉桜直前のソメイヨシノである。
   小さく写っている椿は、ピンクがジョリーパー、白色が羽衣、赤が玉の浦と紋繻子で、庭の椿で、今咲き誇っているのは、花富貴と紅乙女、天賜、四海波くらいで、殆どの椿は花が終わって、新芽が出始めている。

   梅の下の白い花は、開きかけた牡丹で、他の牡丹も、大きな蕾がほんのりと色づき始めた。
   芍薬は、まだ、小さな蕾だが、日に日に大きさを増して来ている。
   咲き誇っていた椿から、牡丹・芍薬に、庭の花が入れ替わってくるので、また、一寸雰囲気が変わって面白くなる。

   草花は、水仙が、ぼつぼつ終わりだが、ムスカリやチューリップは、まだ、今が盛りである。
   佐倉のチューリップ祭りも29日まで続くらしい。
   恐らく、もう少しすると、オランダのキューケンホフ公園では、あらゆる春の草花が一気に咲き切って、最も美しいシーズンになるのだが、私の花への傾斜は、このオランダのリッセの公園と一面に広がるチューリップ畑、それに、キューガーデンの花々が切っ掛けであったので、初春から、バラの咲き誇る初夏にかけて、ヨーロッパの春が無性に懐かしくなる。

   日当たりの良い木陰から、青紫のミヤコワスレが咲き出してきた。
   一株植えたのが、株分けを続けたので、今では、庭のあっちこっちに広がって、青系統の花の少ない私の庭の、貴重な存在である。
   それに、路傍で一株貰って来て植えたスミレも、今では、随分、庭に広がって、木陰の下草として、中々、素晴らしい雰囲気を醸し出してくれている。
   やや青色の勝った典型的な菫色の野生種だが、その上に、小磯椿の落ち椿が乗っている風景も、乙なものである。

   バラは、イングリッシュ・ローズもフレンチ・ローズも、小さな蕾を沢山つけ始めた。
   垣根に這わせたファルスタッフにも蕾がついているので、小ぶりのつるバラとして定着してくれるであろう。
   月が替われば、久しぶりに、京成バラ園に出かけようかと思っている。

   庭に植えっぱなしのユリも、鉢に植えたユリの球根も、元気な大きな芽が出て、ずんずん伸び始めた。
   ユリは、同じ球根でも、花後に葉を沢山残して管理さえ良ければ、翌年、同じように咲くので、他の球根草花よりも、続けて楽しめるので良い。

   八重桜が咲いたので、朝顔の種蒔きの時期到来である。
   今年は、昨年、種を採って置いておいた種を蒔いた。
   ごっちゃ混ぜになっているので、どんな花が咲くのか分からないが、かなり高いところまで、庭木を這い上がらせたので、今度は、あまり邪魔にならないように、枝を誘引したいと考えている。

   今、馬酔木が、綺麗なピンクのスズラン状の花をつけている。
   肝心のスズランの方は、まだ、芽が出たところである。
   久留米つつじも咲き始めた。
   それに、ハナミズキが、ややクリーム色の鮮やかな苞を広げ始めて美しい。

   まだ、アジサイは、花芽が出始めたところで、今年は、大きく切り詰めてしまったので、フェイジョアの花が咲きそうにはないが、梅雨に入って、この二つの花が、私の庭を彩ると、一挙に暑い夏が近づく。
コメント
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