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インターネットで株式情報などを検索して読んでいると、結構、日頃は気付いていないことで教えられることがある。
当然知っておくべき単純な知識なのだが、殆ど無関心な老人泡沫投資家にとっては、インターネットででも注意していないと、知る機会などないのである。
年末にすべき株式取引の処理なのだが、
一つは、節税のために、赤字株を売却処理して、新NISAで再投資した方がベターだという指摘である。
確かにそうなのだが、僅か20%の節税を目的に、長く保有している赤字の塩漬け株を損切すべきかどうか、何となく惜しい気がして躊躇する。まあ、ポートフォリオをスッキリして新春を迎えよと言うことであろうか。
私の場合、特定口座(源泉徴収あり)を契約済みなので、特定口座で保有している有価証券を売却して生じた損益は、年間を通じて自動的に損益通算され「年間損益額」が算出される。また、源泉徴収区分が「源泉徴収あり」の場合、都度、売却代金から譲渡益税が自動的に徴収・還付されるため、原則として確定申告は不要である。 と言うことなので、極めてシンプル、
やっと、水面下から浮上した銀行株の売却益があり、些細ながら配当金もあるので、大損だが、あまりにも下落のひどい日産株を損切処分して、多少の節税をすることにした。
もう一つは、期限の来た旧NISA株の処理である。
2023年までの旧NISA(一般NISA)での非課税期間満了時の対応については、非課税期間には5年と言う期限があり、投資してから5年経ってそのままにしておくと、非課税期間終了後に保有商品は課税口座へ移管される。期間内に売却しなければ、NISA口座ではなくなり課税されるが、売却すれば、売却益が非課税で受け取れる。
私の場合、たまたま、預かり証券を見た時、NISA預かりの銘柄の株欄に「本年末NISA期間満了預かりあり」という赤字の囲い表示がなされていて、このことを知って売却処理して助かった。まだ、旧NISA株が残っていて、赤字も黒字もあるので、今後注意しなければならないのだが、問題は処理のタイミングだと思っている。
いずれにしろ、特定口座や旧NISAの銘柄を処理して、無期限に非課税の新NISAに移してスッキリとしたい。