こどもの目を開くのが指導者

「ピグマリオン効果」という心理学の考え方はあまりにも有名である。
しかし、こどもたちを指導する大人の中で、いつもこの「ピグマリオン効果を意識して指導している人はどのくらいの割合なんだろう?

親、学校の先生、塾の先生、ピアノの先生、スポーツの指導者等々、数えあげればキリがないほど大人はこどもたちに関わっている。このうちある程度の割合を越える指導者が、すべてのこどもたちを「肯定的な目」で見て、高い目標に気づかせてあげられたら日本は必ず良くなるだろうな。

こどもは親の鏡だし、クラスは教師の鏡、チームは監督の鏡だと誰もが思うでしょう。そう思わないと、こどもたちは良くならないんだなぁ。

ちょっとつぶやいてみました。



さて、今日は放課後に居残りをしていた子はラッキーだった。
何気ない私とのおしゃべりの中で、私から「アファメーション」のやり方を引き出したからだ。

「2008年内に○○さんと会って話をするのは○○です。」
「○○は○○と会うのにふさわしい小学生です。」
こんなふうに紙に書いて1日最低2回は読んでイメージすると、自分の周りがそうなるように変わってくるんだよ。やってみな。

こういう手法を私から引き出してしまった。
「今日、残っててよかったぁ!!!」
大喜びで帰っていく子どもたち。家ですぐに紙に書いたかな?

BLF(ブザン公認教育フェロー)の利点は、教えたことを翌日にすぐ確認し、長期的な視野に立って受講生を支援し続けることができることです。

こどもたちはいつでも「伸びようとする若芽」だ。だから肥料となる情報があれば全部吸収するし、その肥料の与え方を間違えば、平気でそっぽを向く。

以前、自然農法で「奇跡のリンゴ」を作り出している青森県の木村秋則さんのことをマインドマップにしたが、その方のリンゴに対する執念にも似たものを教員は持たなくてはならないと私は思っています。


実は昨夜、10人ほどのご夫人の集いに参加して、目標設定の書き方についてちょっとだけ話したら、集いの終了後に、
「先ほど井上さんが話していた『目標設定の書き方』ってどのように書けばいいんですか?具体的に教えてくれませんか?」
と頼まれ、その場で2項目の目標設定方法を書いてみせました。
子どもだけでなく、どんな年齢層でも「ためになる」と感じたら貪欲に学ぼうとするのが向上する人間なのでしょう。


ところで・・・・・
居残り作業をしていた子たち。明後日の国語の「ユニバーサルデザイン調べ発表会」に向けての準備をしていたわけですが、しゃべっていた内容に驚き、大いに喜んだ私。
「私たち、話せといわれれば1時間でも2時間でも話せるよね!先生、どうする?授業の時間、足りないよ。」
なんでしょう、この自信に満ちた発言は。小学生ですよ。小学生が1時間でも2時間でも話せるから時間をくれと言う。マインドマップで鍛えてきた成果はとてつもなく大きいようですね。

もっともっとすごい実践を創っていきますよ!
私の頭の中にはまだまだ秘蔵プランがありますからね。
お楽しみに~!!!

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