来年に向けて厳しい指導を始めます

今日はご近所のチームに来ていただき、ガチで練習試合をしてもらいました。
今日はわざとまったく褒めませんでした。子どもたちに要求するレベルを上げてみました。


まずは個人成績を参考に。


( )内は前回と比べたもの。

【Aチーム・サーブ成功率】
①95% (+23%)
②96% (+12%)
③89% (-5%)
④90% (+10%)
⑤43% (-7%)
⑥ 0% (-90%)
⑦71% (+15%)
⑧46% (-8%)
チーム 87%(+7%)

【Aチーム・サービスエース率】
①21% (-7%)
②33% (-10%)
③11% (-25%)
④10% (-19%)
⑤29% (+29%)
⑥ 0% (-30%)
⑦ 6% (-24%)
⑧46% (+15%)
チーム18%(-16%)

【スパイク・ブロック成功率】
①86% (+10%)
②67% (-22%)
④78% (-2%)
⑤100%(+100%)
⑦43% (-37%)
⑧46% (+46%)
チーム74%(+1%)


この数字を見ても、①②④番のサーブに対する姿勢があらわれています。どんなに強いサーブを打てたとしても、ミスをしたのでは何にもならないということを意識してのサーブだったと思います。

特に今日は②さんの姿勢が印象的でした。「辰巳ジャンプが勝つために」というマインドマップ(写真参照)をかいてきただけに、一歩でも成長しようということがよく分かりました。では何が良かったのかというと、サーブを打つ前に相手をじっと見つめて観察し、あそこに打てば決まるだろうと判断してから打っていたのです。そのため33%のサービスエース率という合格ラインに達したのです。

次に目立ったのが④さんのスパイクです。成功率だけ見るとマイナスなのですが、打数で①さんを上回った。①さんの37本に対して、50本スパイクを打ったのです。これは初めてのことです。午後の最後に疲れてミスが出たので78%に終わりましたが、前半は90%を超えるスパイク成功率。その原因は二つあります。ひとつは手首のスナップを使って打つことを心がけたので、スパイクのスピードが増したこと。もうひとつは相手をよく見て、決まる場所に打っていたことです。さらにすごいのは、ブロックアウトをねらって打っている点です。この技術は教えてもなかなかできない子も多い。バレー経験8か月の子がブロックアウトをねらうスパイクを打っていることじたい信じられないことです。






さて、今日は保護者の皆さんに、家庭での子どもへの言葉かけをお願いしておきます。

家庭では決してバレーボールの「メンタル指導」をしないでください。心の「励まし」「受け止め」をお願いします。

子どもたちは毎回、一生懸命バレーボールをしているのです。最近、井上は厳しめに指導をしていますから、練習だけで子どもたちの気持ちはいっぱいいっぱいなはずです。そこに帰宅後まで「あのレシーブはどうのこうの」「あのプレーは気持ちが入っていない」等、子どもたちの自尊感情を下げてしまうような言葉かけはしてほしくないのです。たった10歳の子どもがプレーしているわけですから、ミスが出るのも当たり前。それをコツコツと減らしていくのが私の役目です。

保護者の皆さんは、子どもたちが自宅に帰ったら、「今日もよく頑張った」「先生に怒られた分だけうまくなっているんだよ。」「あのサーブがすごかったじゃない。」など、プラス評価をしていただけるとありがたいです。


子どもたちの練習ノートを見ると、お父さんが夜の9時まで練習につきあってくれたとか、お母さんが球出しをしてくれたということが書いてあります。その成果は確実に表れています。毎回の練習で「この子たちは教えてもいないのに、どうしてバレーボールができるようになっていくんだろう?」と驚かされているのですから。

そんな親子の姿をかいま見ると、うらやましい気持ちにもなります。

どうぞこれからも、影からの支援をよろしくお願い致します。


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