日本協同教育学会でマインドマップをファシリテート【マインドマップフェロー活動】

気持ちの良い天候の中、千葉駅に近い静かな住宅街、弁天町にある植草学園で開催された「日本協同教育学会研究発表会(総会)」で、ひとつの講座を担当してきました。マインドマップを使ったグループ学習の進め方をワークショップ形式で体験する内容の講座です。

メイン講師として葛飾区柴又小学校の西中教諭がマインドマップの概要を説明し、私・井上はサブ講師として事例紹介とグループマインドマップ作業のファシリテーターを務めさせて頂きました。そして講師二人の精神的柱として、創価大学教育学部の関田教授が準備段階から相談に乗って下さり、今日もしっかり見守っていただく中、2時間の講座を行いました。


受講された先生は、皆さん授業と研究のスペシャリスト。小中高の先生、カウンセラーの先生、大学の先生、研究団体の研究者の先生など、その道の第一人者が受講して下さり、とてもやりがいのある講座でした。


講座前の私の懸念として、マインドマップを初めてかかれる方が多い中で、はたしてグループマインドマップまでかけるのだろうか?ということがありました。しかし、西中教諭が説明に使った「自己紹介ミニマインドマップ」のワークや、私が書記となってホワイトボードにかいていったマインドマップが効果的だったこと、そして何よりも受講された先生方のモチベーションがすごく高かったことで、たちまちかけるようになったことに驚きました。

写真は「ブランクマインドマップ(セントラルイメージをあけておいて、最後に書き加える方法)」という手法を使ってグループマインドマップをかいている作業場面ですが、この1枚からもディスカッションが活発に行われたことが伝わるかと思います。

最後にできあがったグループマインドマップを使って、話し合いの内容をプレゼンテーションしてもらいましたが、どのグループの発表でも笑いあり、気づきありの生き生きしたものになり、大変有意義な講座とすることができたと手応えを感じました。




良い講座ができた時のバロメーターとして、終了後に質問が出るかどうかで評価ができると私は思っています。今日は次々に質問と名刺交換のフィードバックをいただきました。それだけ関心を引き付けられたのでしょうし、質問の内容も、ご自身の授業の中でこのように使いたいがアドバイスしてほしいという具体性の高いものばかり。今後またまたマインドマップの素晴らしい実践が生まれそうな手応えを感じました。

参考までに私のマインドマップ指導実践をまとめたサイトがありますのでリンクしておきます。

「マインドマップ活用事例集」



受講された先生方がお帰りになった後、役員として教室に残っていた大学生さんから「私は小学校の教師を目指しています。」と声をかけられました。私は教師育成も自分のライフワークだと決めているので、「縁は大事だからね。」と連絡先を教え、「いつでも相談に乗りますよ。」と支援を約束。ご本人もこのブログを読むでしょうから、ここにあえて書いておきました。そうすると情熱と研究心と実践力のある良い教師が必ず誕生するからです。これこそ私が20代の頃から続けている教育改革の実践なのです。


とてもさわやかな気持ちでニコニコしながら千葉を後にしました。


読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 2 ) | Trackback (  )