導入からいきなりはじけるようなパワーだ! 【マインドマップ国語】

6年生の光村図書教材「平和のとりでを築く」という単元に入りました。

導入でマインドマップを活用しました。その効果がすごかった!
それを紹介します。

まず始めにこのように指示しました。

「いよいよこれから『平和のとりでを築く』という授業に入ります。そこでまずはじめに、このクラスが平和についてどう思っているかをはっきりさせておきたいと思います。今から5分間だけ、『平和』というセントラルイメージでマインドマップを描いて下さい。これは短い時間でたくさんの発想をしてもらうためのものだから、ていねいに描かなくていいです。思い浮かんだことをドンドン描いていきましょう。」

いつもながら、マインドマップ作業に入ると、ものすごい集中力です。子ども達のノートに次々と描かれていくマインドマップを見ていて、
(これはすごいなぁ、たった5分間でここまで考えを出せるようになったんだ。)
と心から感心しました。

描き終わったら次は、『クラスマインドマップ』を作る授業に入ります。
書記は担任の私。司会などいりません。子ども達がどんどん発言してくれます。それを書きとめていけば、ものすごい学習になるのです。

約20分間、次々と発表される意見を私が一生懸命に「大マインドマップ」にしていく。それを見ながら、子ども達は自分の意見を深めていく。そしてまた発言をする。このくり返しをしているだけで思考が深まるのです。

授業開始からたった25分間で写真のマインドマップが生まれました。


このマインドマップを「みんなから出てきたものをまとめて話してみるよ。」と、私が話してみた内容を紹介します。

************************

私たちのクラスで平和についての学習を始めるにあたって、平和に対してみんながどのような思いを持っているかについて話し合ってみました。

まず、戦争になると「物」がなくなってしまうことが考えられます。
着る物も粗末なものになり、平和ならあるべき食料もなくなってしまいます。それは人間だけではなく、動物にも影響するでしょう。また、住居もなくなってしまうこともあります。きれいな飲み水も必要です。つまり、人間にとって一番大切な「衣食住」という基本的人権がなくなってしまう危険があるのが戦争です。

戦争はしてはいけません。命を守ることが大事で、人を殺してはいけません。平気や軍事国家も必要ありません。ましてや地球上には少年兵までいますが、子ども達を戦争にかり出すようなことをしてはいけません。

差別問題も平和を乱す原因です。
人間は皆、平等に生きていく権利があります。お金もみんなが平等に持てるようにするべきですし、生活が差別されてはいけないと思います。みんなが平等に学校に行き、勉強できるようにしなくてはいけません。そのためには、みんなで助けあり、協力する必要があります。
いじめもなく、みんながやりたいことができる世の中。それが平和です。

平和とは人間だけでなく、自然に対しても必要なものです。
動物だって幸せに、そして自由に生きる権利があります。また自然を守るために「エコロジー」いついて考えなくてはなりません。空気はいつもきれいで、青い空でなくてはなりませんし、水も透明で美しくなくてはなりません。

人間の心にいつも優しさがあり、笑顔があふれているような状態を平和というと思います。平和な中で人間は、音楽を口ずさみ、自由に体を動かし、遊び、スポーツを楽しむことができます。優しい心から犯罪が生まれることなどありえません。

病気も平和と関係があります。
最近ニュースでよく見る「麻薬」は平和とは反対のものだと思います。また、医師不足の問題も解決するべきだと思えます。医療の発展が平和にも結びつくのではないでしょうか。

最後に、平和な社会を築くためには人間の「心」が大事です。
悪いことに対しては、『悪いものは悪い!!』と言い切っていくことが大事だと思います。

*****************************

どうですか?
これだけの内容が1時間目の授業から飛び出してくるのですよ!
マインドマップに、ものすごいパワーを感じませんか?


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マインドマップ 「とびばこ学習編」 【体育のマインドマップ】

子どもの柔軟な智慧は、時に大人を凌駕する。
やってくれました。マインドマップ活用の可能性を子どもが拡げてくれました。
体育の授業に関するマインドマップです。

このマインドマップは、先週の土曜参観の時に行った「跳び箱運動」のことを描いたものです。

まずは解説します。
メインブランチを「日程」「めあて」「KANSO(感想)」「教わったこと」「5段」「6段」「7段」と分けてあり、それぞれに関係するサブブランチが伸びています。

ひとつひとつを詳しく説明すると長くなるので、重要なポイントのみを書かせていただきます。

この子は、この日の跳び箱運動を通して、たくさんの「気づき」があったわけです。

(1)メンタルブロックを外すこと
 跳び箱で重要なことは勇気を出すこと。つまり「メンタルブロック」を外すことだと書いてあります。自分にブロックをかけなければきっと跳べるはずだと信じて取り組んでいる様子が分かります。

(2)担任の指導を素直に実行
 跳ぶのを失敗している姿を見て、私がアドバイスしたことをすべてマインドマップに描き込んであります。
 「あご、手、指先、前に」「頭、前、出す」「思いっ切り、Jump!」
このようなキーワードをしっかり脳に刻み込んで跳んでいた様子が伝わってきます。

(3)達成感を増幅している
 跳べなかった跳び箱を次々と跳ぶことができるようになった。その感激は強くこの子の心の中に刻まれて自信につながりました。7段のブランチに「とべた!!チョ~、感動的!、ウレシイ」とキーワードを書き、感動の涙を流しているアイコンが添えられています。この字の勢いやアイコンのイメージを見るだけで、どれほど嬉しかったのかが伝わってきます。作文ではここまで表現できないだろうと思われます。


【今後の可能性】
さて、このマインドマップを見た瞬間、私の頭の中には「これで体育でも使える!」という確信が生まれました。
もともと、辰巳ジャンプの「メンタルトレーニング」で大きな成果をあげてきたのですから、運動系で使えないわけはありません。

「練習計画→授業中の書き加え→授業後の振り返り→次への計画→再実行→感想」
この一連の流れを大きめ(A3)のマインドマップ1枚に描いていけば効果的です!

体育の指導に役立つ考え方がトニー・ブザン氏考案の「TEFCAS」です。

Tri-all・・・・・試行してみる
Event・・・・・事象、結果
Feedback・・振り返る
Check・・・・・チェックする
Adjust・・・・調整する
Success・・・成功、達成

この過程を応用していけば体育の授業もかなり効果の上がるものに変わる可能性がありますね。

ここに書いた内容はマインドマッパーならば当たり前すぎる話題で、今さら何を書いているのと言われそうです。しかし、学校の授業の中ではほとんど使われていないはずです。

これからの実践に先立ち、ここに足あとを残しておこうと思いました。

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椿三十郎マップ 【マインドマップ】

子ども達の宿題としている「自主的マインドマップ」からは、このようなものも提出されてきます。

これを描いた子はすでに100枚弱のマインドマップを描きました。この子の映画に関する知識は大人を凌駕します。発言力も抜群です。本人はマインドマップで自分の思いを表現できることが楽しくて嬉しくて、毎日必ず描いて、私に見せに来ます。

「セントラルイメージを写真じゃなくて自分で絵にできるともっといいだろうね。」
と私に言われて、このマップの次に描いてきた「硫黄島の戦い」についてのマインドマップは「これセントラルイメージをすごく頑張って描いたんだ!」と言いながら持ってきました。

以下、椿三十郎についての本人の説明です。
「椿三十郎とは、ヒーローみたいな存在で、自分は昔の三船敏郎がやった椿三十郎を見てから好きになり、2007年に織田裕二がやってリメイクしたヤツを見て、面白いのでマインドマップにしてみました。」


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ポニョマップ 【マインドマップ】

昨日の振替休業日に鑑賞した映画『崖の上のポニョ』をマインドマップにしてみました。

『崖の上のポニョ』は映画が始まった瞬間から、私にとってかなり衝撃的でした。海の中の風景描写から私の頭の中に浮かんだのは、
「このイメージは国語で指導したばかりの宮沢賢治『やまなし』の川の中の風景と重なる」
ということでした。
海の中を流れていくたくさんのクラゲからは「クラムボン」をイメージさせてくれましたし、日光の黄金(きん)の網や、水の中の透きとおった青色、お魚がスイスイ泳いでいく様子はまさに「やまなし」のイメージと同じだと感じました。

授業の中で何人かの子ども達が「クラムボンはクラゲだ」と言っていて、私は(川の中なのにクラゲはいないんだが・・・どうしてクラゲと思ったのかな?)と疑問に感じていましたが、どうやら映画「崖の上のポニョ」を見た子は、この場面のイメージが強く残っていたのでしょう。



今回のマインドマップは、かなり頑張って描いたものです。ここまで描き込むためにかかった時間は3時間。文字にも絵にも背景の色合いにも、すべてに自分なりの意味を込めています。久々の力作と自分を褒めたいくらいです。

皆さんも、気に入った映画や楽しかったコンサートなどをマインドマップにしてみませんか?楽しいですよ!


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辰巳小学校 開校40周年記念式典



今日は前任校である辰巳小学校の「開校40周年記念式典」に参加しました。
(私は辰巳小学校の31周年から38周年まで勤務し、35周年の時には周年行事を仕切っていました。)


私がいたころからそうでしたが、入学式や卒業式のような儀式的行事の時の辰巳小学校の子ども達の態度は本当に立派です。どこへ出しても恥ずかしくない。今日も呼びかけや歌、来賓の話を聞く姿勢、どれを取ってもトップレベルにあると感じました。
小規模校ならでは、教職員の手がしっかり入っていることがよく分かります。

式典に向けてたくさん練習をしたのでしょうが、大変だけどそれで良いと思います。ひとつの節目に向けて、子ども達の力を精一杯引き出してあげようとする姿勢が良いと思います。「子どもの負担が大きい」などと言って、安易なレベルで妥協したらダメです。節度ある態度を育ててあげることが生きる力につながるはずです。


そして2年前にいろんな障害を乗り越えて頑張って発足させたPTA組織がとても雰囲気良く運営されていました。江東区のPTA連合会の中でも一つのポジションを得ていることが嬉しかった。私の友人でもある力あるK会長の手腕によるところ大であると感じます。

辰巳小PTAは「5つの目標」と「1つの方程式」と指針を掲げていて、それが何とも素晴らしい。

『5つの目標』
一、にこにこ元気にやりぬく大人!!
一、地域のよきパイプ役たれ!!
一、先生のよきサポーターたれ!!
一、親はよき理解者たれ!!
一、育児は育自

『1つの方程式』
(地域+先生+見守ってくれている人々+親)×笑顔=こどもたちの笑顔(成長)


これはぜひとも多くの学校のPTAも見習ってほしいと思いました。




さて、ここからは私の自慢話になってしまうので、そんなものは聞きたくもないという方はここまで読んだらおしまいです(笑)

40周年を記念して作成されたものの中に、たくさんの私の仕事が刻まれていました。恥ずかしさもある反面、こんなに取り上げていただけた学校の皆さんに心から感謝したいと思います。


どんなものがあったのか?


ひとつ目は記念品(お土産)の中に、私の仕事が刻まれていました。

35周年を記念して、茨城県の辰巳小学校HP協力者である「タニコーさん」に協力していただき作成したスクールキャラクター「たもちゃん」のイラスト入りグッズがたくさん作られていました。


「たもちゃん入りどら焼き」


「たもちゃん入りチョコレート+マグネット」

この他にも「たもちゃん入りコシヒカリ」や「たもちゃん入り名札」など、あらゆる記念グッズに私の仕事が刻まれていました。



メモリアルルームにもたくさんの足あとを紹介していただきました。


学校のホームページが日本のベスト8に選ばれて、読売新聞の取材を受けた時の記事です。


北海道の峰浜小学校の児童が辰巳小まで来てくれて、合同でサケの放流会を行った時の教育新聞の記事です。


辰巳ジャンプが最強だった時の東京都大会出場記念パネルも飾っていただいていて感激しました。


教職員卓球大会で優勝した時の表彰状も飾っていただきました。念願だった優勝を勝ち取った時の喜びを思い出しました。この年は東京都第3位まで勝ち上がったのです。


メモリアルルームにあったアルバム。めくってみると90%は私が撮影した写真でした。毎日コツコツと積み上げてきたホームページ運営の成果を形にしていただいて嬉しかったです。



40周年にあたって、おそらく私と今日参加したN先生にしか語れない辰巳小学校の教育の素晴らしい面を書き残しておきます。

今、辰巳小学校に残っている重要な教育活動は、ここ10年間で教員の自主的な努力で生み出してきたものばかりです。記憶の限り名前だけあげておきます。、

【S元校長が生み出したもの】
教育目標「にこにこ元気にやりぬく子」

【N先生が生み出したもの】
「多古町田植え・稲刈り体験活動」
「地域の会社との連携学習」
「臨海学校」

【K先生が生み出したもの】
「NHKとの連携」
「エコプロダクツ」
「パナソニック教育支援」

【M先生が生み出したもの】
「357号線に飾られた絵」
「PTA組織化」

【K先生が生み出したもの】
「金管バンド」

【E副校長が生み出したもの】
「東京童話会との連携」
「PTA組織化」

【私が生み出したもの・・・自分のことだから多めに】
「ホームページ」
「スクールキャラクター・たもちゃん」
「辰巳幼稚園との交流活動」
「1年-6年交流活動」
「スマイルチーム活動」
「塩浜福祉園との交流活動」
「辰巳ジャンプVC」


辰巳小関係者に読んでいただくために、これは何を意味しているのかを説明します。

私たち現場の教員が「子ども達の成長につながるにちがいない」と創意工夫して考え出した特色ある教育活動を、歴代の校長先生が「それは良いのではないか。どんどんやってみてください。」と寛大な姿勢で何でもやらせてくださったのです。教員が楽しみながら生み出したカリキュラムなのですから、子ども達が楽しくないわけがありません。

こうした自由な発想を大切にしてくれた校長がいたからこそ、30周年から40周年の10年間にたくさんの学校の教育財産が生まれたのです。人間はしめつけても何も出てきません。上からやらされているのではなく、自由にやらせてくれるからこそ他校にはない先駆的な授業ができたのです。

私は貴重な教員生活中盤戦を思う存分やらせてくださった歴代校長に心から感謝しています。

学校は、ぜひこうした歴史を大切にしていってほしいと念願しています。

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昨日も別のクラスでマインドマップが使われました!

静かな波が起こっています。
その波は静かな湖の平らな水面に小石を落としたくらいの目立たない波ですが、小さな一波が次の一波を呼び起こし、相乗作用で大きな波になるであろう予感がしています。


昨日も校内の別のクラスでマインドマップを活用した授業が行われました。
また江東区内のM小学校が行った金曜日の研究発表会で、ある先生がマインドマップを使って体育の指導をしていたという情報が私の所に入ってきました。体育の授業でどのように使われたのかすごく興味があります。私も体育系指導では辰巳ジャンプの試合でメンタルトレーニングに使いましたが、授業で使う方法を思いついた先生が現れたわけですね。

多くの先生が実践していくことで、相乗効果が生まれ、より良い活用法が生まれてくることでしょう。


これまで、「メンタルリテラシー(頭の使い方)」を教えられなかった私を含む日本の多くの先生が、ここに「マインドマップ」という非常に効果的なツールがあると気づいた時、日本は世界一の「学び大国」になることをここで予言しておきます。


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いよいよ井上以外の授業実践が出始めた!

マインドマップを活用した授業に取り組み始めて以来、小学校分野ではずっと私一人で走り続けてきた感覚がありました。偉そうな言い方になってしまいましたが正直な実感です。


ビジネス界では神田昌典さんや勝間和代さんを始めとする多くの方々の力でかなり普及したマインドマップも、教育界には「7つのルール」を意識しながら子どもたちに指導できる人が少なく、1年前には次のような状態でした。

私が初めて参加した内山雅人先生のマインドマップの基礎講座で、
「お手本となるような授業を見たいのですが、どこへ行ったら見ることができますか?」
と質問をすると、
「いえ、まだ教育界での実践はないので、是非とも井上先生が授業実践して下さい。そして先生方の研究組織を今作ろうとしていますので参加してください。」
と返答されました。

(ほぉ~、そうなんだ。誰もやっていないんだ。ならば自分が走れるだけ走ろう。)と腹を決めて挑戦してきたつもりです。


実は今日、その努力が報われたという思いにさせてくれる出来事が勤務校でありました。他の学年のS先生が、国語の授業でマインドマップを活用して見事な成果をあげてくれたのです!

しかもその授業は、私が初めてマインドマップを使って取り組んだ授業と同じ「わらぐつの中の神様」です。


指導をしたS先生が職員室ですごく嬉しそうに、子ども達の発想が広がったことをお話ししていたのを見て、私は感激しました。廊下の掲示板に子ども達が描いたマインドマップを掲示したと聞き、すぐに見に行きました。

それがこの写真です。(見にくくてすみません)





S先生の授業の工夫は、「わらぐつ」と「雪げた」のふたつをダブルセントラルイメージにして比較をさせたところです。そして、授業のねらいを達成させるためにメインブランチを「色・形」「ねだん」「作り」「どう思う」の4本にしぼり込んで考えさせたところにあります。

これによって子ども達は考えるべきテーマをしっかりつかむことができ、思考が整理されています。

1年前にやっていた私の「わらぐつの中の神様」指導は、模造紙を黒板にはり、子ども達が話した意見をマインドマップで大きく描き、子ども達はそれを自分なりのマップに写していきながら気づきが生まれたという方法でした。それに比べると、今回のS先生の授業はずっとレベルの高い学習ができています。

さすがベテランの先生です。授業力があるからこそマインドマップを活かせるわけです。

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マインドマップを学ぶためのリンク集

マインドマップを学んでみたいという方のためにサイトをリンクしました。
どうぞご活用下さい。

ブザン教育協会

ブザンワールドワイドジャパン

ブザンワールド

ブザンアジア

教育フェロー・あらっち先生のブログ

インストラクター・玉川一郎さんのブログ

インストラクター・小松利昭さんのブログ

インストラクター・若井京子さんのブログ

インストラクター・矢嶋美由希さんのブログ

インストラクター・伊藤賢さんのサイト

インストラクター・倉橋竜哉さんのサイト



私がマインドマップ関係の会合で直接お話をしたことのある方のサイトを紹介しました。
ここに紹介した以外のサイトやブログをご存知の方や、当ブログとのリンクをご希望の方はコメント欄に足あとを残してください。


【書籍の紹介】

ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 (アスキームック) (アスキームック) (アスキームック)
遠竹 智寿子,月刊アスキー編集部
アスキー・メディアワークス

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ザ・マインドマップ
トニー・ブザン,バリー・ブザン
ダイヤモンド社

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仕事に役立つマインドマップ―眠っている脳が目覚めるレッスン
トニー・ブザン
ダイヤモンド社

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トニー・ブザン 頭がよくなる本
トニー ブザン
東京図書

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トニー・ブザン頭の自己変革―未来を築く7つのツール
トニー ブザン
東京図書

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半分教師 第39話 「ポルターガイスト」

やはり昔、補教で入った4年生のクラスでの出来事である。

子ども達を完全に話の中に取り込んでいくために私がやることがある。まずはカーテンを閉めることは当たり前。次に教卓の上に正座する。そんなことをする教師は滅多にいないので、これだけで小学生はビックリする。そしてどんな話が始まるのか、アドレナリン全開で聞くようになる。

私がこの技を使うのは自前ではない。この技術の恩師がいる。中学の理科の先生である。この先生は落語研究会出身の方だった。その情報をつかんだ私たち生徒は、ある日「落語!落語!」の大合唱をして授業を妨害した(笑)。先生はその期待に応えて、教卓の上に正座して落語を披露してくださった。
ものすごく強烈な印象が私の心に残った。


さてさて、4年生の教室での出来事である。

教卓に正座した瞬間、子どもたちは「あ~!机の上に乗ってはいけないんだぁ~!」などと必ず言う。それでも続ける。4年生という学年に必ず話すのは、5年生で行く「林間学校」や「臨海学校」にまつわる怪談話である。

林間学校は深い森の中、修行をする若い僧侶が恋に落ちるが、その恋が破局して悲劇が起こるという設定で話をする。しかも現地取材をしているので、話が超具体的になる。
臨海学校では深い海の底では何が起こっているか、何がいるか分からないという話題で通す。海はいろんなことを想像していくだけで怖くなる。

前任校の4年生のクラスでこれをやった時、なんと後のロッカー上に置いてあった物が落ちた! さらに入口近くにあった習字用水黒板が倒れた! これは教室を恐怖のどん底に落とす出来事だった。

ポルターガイストなの?????

原因は今でも分からない。

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中国 天津 「南開大学」の先生とのやりとり  から

先月からこのブログにコメントをくださっている中国上海・南開大学で日本語を教えていらっしゃるkawa先生との「ブログ対話」を紹介します。私だけ勉強させていただくのはあまりにも惜しいと思ったので、ここに転載しました。

けっこう長めの記事になりました。お時間のある方はご一読を!

********************

「NHK見ました 」(kawa)
「やまなし」の授業、こちらのNHKでも流れました。子供たちの書いているマインドマップ、とてもきれいですね。同時に流れた化粧品メーカーの方のノート、実は同じ方向に行っているのではないかと思いました。つまり、情報をいちいち切り離していかないことが、新しいアイデアを生んだり、学んだことを記憶に定着させるコツ。人間の脳は総合的に物事を捉えていくのが自然なあり方なのかなと思いました。賢治の童話が科学小説でもあるように、です。時々、林竹二先生の教案が同じように「マップ化」されていたのを思い出して4色ボールペンで真似をしながら、日本語教育に導入できる可能性を探っています。


「林竹二先生の教案?!」 (イノッチ1000世)
もしかしたら林竹二先生の教案をお持ちですか?!
林先生の教案、ぜひ見たいっ!

どの本に載っていますか?

どうしたら見られますか?


「手元にはないのです・・・」(kawa)
本は手元になく書名も失念してしまいました。お役に立てず申し訳ありません。
林竹二先生の授業記録(南葛、沖縄の小学校)のいずれかに「私の教案を見ても授業の流れは分からない、落書きに見えるだろう」とおっしゃっていたところがあり、そのページに小さく、それこそ落書きのような教案の写真があったのを見たのでした。もしかしたら「授業 人間について」という本だったかもしれません。今思うと、カラーでこそありませんが、あれは立派なマッピングでした。

そして、いつか「文法の説明」だけではない日本語の授業として「人間について」をやってみようと、すでに準備はしているのです。あとはタイミングを計るだけです。

イノッチ先生も林先生をご存知と知って、大変うれししく思います。今後も、いろいろと教えてください。よろしくお願いします。


「人間について」 (イノッチ1000世)
実は私、林竹二先生の「人間について」の授業、コピーして授業で毎年やっているのです。
「アマラとカマラ」の授業です。

オオカミ少女の写真を提示すると、子どもたちをぐっと授業に引き込んでいけます。

授業は楽しいもの、考えるって楽しいものだと味わってもらいたい時や、保護者が参観する時に林先生の授業を行っています。


「林先生の授業」(kawa)
「人間について」を毎年されているとのこと、また保護者の方が来られている時などに、ということですが、いろいろな目的があるのだろうと推察いたします。(林先生の授業・実践について話し出すと、ちょと長くなってしまいます。これはイノッチ先生も同じだと思いますので、一旦ここで終わりにいたします)

横浜国立大学で留学生を担当している先生が、南開大学に来られたときに、日本語教育で広く行われているある形式の問題を「暴力的だ」と評しておられました。勉強する気力を失わせるような、まったく無意味な問題という意味です。
マインドマップに代表される、脳科学でも実証されている効果のある、そしてやる気になる教育法を意識して教案を作っています。授業に満足することはないのでしょうけれど、いい授業を目指して日々修行ですね。


「勉強になります」(イノッチ1000世)
>日本語教育で広く行われているある形式の問題を
>「暴力的だ」と評しておられました。
>勉強する気力を失わせるような、
>まったく無意味な問題という意味です。

何がどういけないのか、この先生のおっしゃっている理由を詳しく知りたいと感じます。

さらに、自分自身がそうならないように気をつけたいとも思います。

kawa先生のような前向きな先生と知り合えて、私も大きな刺激を受けています。いつかきっとお会いできると思っています。その日を楽しみにしています。


「効果10倍の~」(kawa)
その先生のご紹介で、吉田新一郎さんの著作を読んで勉強しております。「効果10倍の〈教える〉技術」には、本当の意味で学生が主体になる授業の条件が書かれていますので、おすすめです。

建部清庵という人が居ます。江戸時代、雪深い東北にいながら江戸の杉田玄白に教えを請い、蘭学を勉強し続けた方です。彼が念願かなって江戸に玄白を訪ねたのはもう晩年でしたが、今は飛行機がありますので、数年以内にお訪ねさせていただければと思います。
そして、それまでの日々をきちんと積み重ねていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。


「そうではなく」(イノッチ1000世)
教えを請うのは先生ではなく、私の方です。
中国の有望な青年を育てていらっしゃる先生の行動を考えれば、私がやっていることなど遊びみたいなものです。

南開大学思想文化教育学員副院長の紀亜光先生が10月25日に北京師範大学で、
「教育こそが『対社会』『対人生』の思考を促し、心の調和をもたらし、健全な人格を養います。」
と話しておられたそうです。

こうしたしっかりした目を持った指導者がたくさんいらっしゃる南開大学で教鞭をとっていらっしゃる先生の実践は、きっと日中の架け橋として、将来大きな影響を持つことになると信じます。


「身の引き締まる思いです」(kawa)
確かに、この大学の学生は社会的にもそれなりのポジションについていくようです。私の前任者からも、そういう人たちにどのような教育をするのかを考えるのはやりがいがあると言われて、赴任いたしました。

しかし、やはり次のことを考えてしまいます。

教育は小学校であると林先生もおっしゃられていました。また、障害児教育に携わっている方は幸せだ、とも。

ここではエリートだと言われている彼らが、上ばかりを見ることのないように、そして同時に、能力を存分に発揮できるようにと思います。


「上も下もありません」(イノッチ1000世)
あげ足取りの論調になることを分かっていながら、あえて書かせていただきます。それはこのやりとりを見ながら誤解をしてしまう若い人たちがいるといけないと感じたからです。m(_ _)m

私は障害児教育に携わったことを教師としての原点としていますが、その4年間、障害を持っている教え子たちを「かわいそう」とか「力を貸してあげたい」という上から目線で見ないように努力しました。

う~ん、この辺の感覚は直に障害児教育に携わらないと実感できません。これを書きながらそう思いました。だから林先生は「障害児教育に携わっている方は幸せだ」とおっしゃったのかもしれませんね。

上を見たい子には徹底的に上を見させてもいいし、下に目を向けたい子はとことん“下”と付き合っていけばいい。
「進路は生きるみちすじ」だから、どんな生き方をしてもいい。それを自分が選んだなら後悔しなければいい。
上を見るにもパワーがいるし、下を気遣うのも戦いだ。

要するに、自分の力を「自分のためだけではなく、社会のため、使命のため、人のため、あの人のため」に使えるように目を開きたいですよね。

(わざとからみました。すみませんでした・・・笑)


「よろしくお願いします」(kawa)
記事の件ですが、イノッチ先生のお知り合いの方が中心ということであれば、私自身のいい勉強になると思いますので、ぜひよろしくお願いします。

「上ばかりを見ないように」というのは、まさにイノッチ先生がおっしゃられた「社会に目を向ける」という意味です。そして、自分の選んだ道をとことん突き進んでほしいとも思います。確かに「上」という言葉は誤解を招きますね。これを日本の人が見ると「平均で押さえておく」方向にいってしまうかもしれません。

先生にはお分かりだと思うのですが、こちらで上を目指す、手段を選ばないと言ったときの範囲が日本とはちょっと違うと私は感じています。自分の力だけでなくほかの人の力も自分のためだけに使おうとする、その結果お互いが損をする、あるいはひどい目に会う人が少なくないというところが少なからずあり、あのような表現になりました。

障害児教育については、「相手からもらえるものがいっぱいある」というのが林先生のお話でした。
そして、それが少しだけ信じられるようになって(天津に全盲であるにも関わらず日本語を教えている青木陽子さんという方がおられます、学生も同じです)、学生の話に耳(心を?)傾けるようになったのかなと思っています。

長くなりましたが、季節の変わり目です、お体にはくれぐれもご留意ください。


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江東区秋季区民大会 小学生バレーボールの部

まずは大会結果からです。

【Aチーム大会】
優 勝:大島中央エンジェルス
準優勝:ジュニアファイターズ
3 位:三大小ジュニア・大島中央デビルス

【Bチーム大会】
優 勝:ジュニアファイターズB
準優勝:大島中央エンジェルスB
3 位:三砂ジュニアB・三砂ジュニアC

東砂スポーツセンターと第六砂町小学校体育館で盛大に開催できた江東区秋季区民大会。A大会には12チーム、B大会には8チームが出場し熱戦を繰り広げた。

A大会では2日前に行われた東京新聞杯東京都大会で第3位になったジュニアファイターズが当然優勝するものと思われていた。ところが、決勝戦では大島中央エンジェルスがジュニアファイターズの攻撃コースを読み切ってスパイクカットを次々に拾い上げ、それに続く速攻が次々に決まって圧勝。分からないものだ。やはり小学生は小学生だということか。

辰巳ジャンプの今大会の位置づけは「東京都交流大会に優勝に向けてのはじめの一歩」であった。そのためにレフトの4年生アタッカーをどんどん打たせた。「勝ち負けにこだわれ!」と試合前に言っておきながら、自分の本音は全然別の所にあり、あと1ヶ月で他支部の代表チームと勝負できるようにチームを仕上げておかなければならないということばかり。

何回か練習試合も入れなくてはならないとも感じた。

そこで!

チーム関係者の皆さん、練習予定を変更する可能性が出てきました。そのつもりでいてくださいね。

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大田生活実習所の「萩中祭」に参加

私は大学を卒業してすぐに「東京都立城南養護学校」に赴任し、高等部の担任となった。1年目は高等部3年生クラス。2年目から4年目までは高等部1~3年まで持ち上がる。その後、大田区立徳持小学校に異動した。


今日は大田区にある障害者福祉施設「大田生活実習所」の『萩中祭』に参加した。
18年前に私が城南養護で担任していた卒業生がここに通所している。その卒業生から熱いメッセージが届き、これは何とかして時間を作って行かないならないと、たった30~40分くらいだったがお邪魔してきた。

懐かしい方と何人もお会いすることができ、元気に暮らしていらっしゃることを確認して安心した。


教え子本人との再会は当然嬉しい。
彼女は実習所の中心人物となって、今回の文化祭の実行委員として頑張っていた。
障害が重く、生活していくのはけっして楽なものではないと思うが、いろんな方に支えられながら自分の人生を楽しく送っていることが分かった。

「進路は生きるみちすじ」である。自分自身を見失って悶々としている健常者が少なくない時代である。彼女は障害が重くて仕事に就くどころか、介助がなければ自分一人だけで生きていくことすら難しい。そんな中で、自分のやりたいことや楽しみを見つけて生き生きと暮らしていけることは素晴らしいと思う。


さて、この萩中祭では「ソーラン節を踊るからぜひ見てください!」と頼まれていたので楽しみにしていた。代表の何人かで踊るんだろうなぁと思っていたら、イベントの最後に全員が踊ってくれた。そうか!このノリノリの「南中ソーラン」をいつもみんなで踊って楽しんでいるんですね。楽しいもんね、ソーラン節!



また、教え子との再会も大事だったが、ママさんとの再会も私にとっては大切にしたかったことなのだ。
なぜなら、私はこのママさんに育てられたといってもおかしくないからだ。
無鉄砲な若手教員であった私は、たびたびお宅に呼んでいただき、また自分からもお邪魔し、夕食をいただくことしばしば。
「みっちゃん先生(このころはそう呼ばれていた)、今日は松茸ご飯を作ったから召し上がってね。」
まるで弟のように温かく育てていただいた。


私はつくづく恵まれた新人教師時代を過ごせたと思う。ご家族の中にドップリつからせていただきながら、同じ方向を向いて子どものために行動する。こういう姿勢は養護学校にいたから経験できたんだと思う。

18年の時がたって、お互いに年を取った感は否めないが、気持ちは18年前と同じ。まるで昨日も会っていたかのような気がした。それだけの強い心のパイプが通っていることをしみじみと感じた。

「いつも思うんだけど、すごく若いですよね。その若さを保つ秘訣は何なのですか?」
と聞いたら、
「そんなことないわ、もう5年前くらいからダメなのよ。」
と言っていた。いえいえ、お年から考えて全然若いです!
この秘訣を教えてもらいに、またお邪魔するしかないですな(笑)


この頃の記事はすでにブログ内に書いてあるのでリンクしておきます。

半分教師 第2回 「目を開かれた新任時代」

半分教師 第3話 「平均年齢20代」

半分教師 第5話 「障害者スポーツ大会」

半分教師 第6話 「進路は生きるみちすじ」

半分教師 第7話 「学年主任と進路対策委員長」

半分教師 第8話 「くまさんマン」

半分教師 第9話 「教職員集団作りマニュアル」

半分教師 第10話 「あなたが一番わかっていない」

第10話までリンクしました。しかし第20話までは城南養護学校のことを書いてあります。あとはさがしてみてください。カテゴリー「半分教師」の中にあります。



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ジュニアファイターズ おめでとう!

今日は第29回東京新聞杯の東京都大会2日目。
男子は準決勝から決勝まで、女子は準々決勝から決勝まで行われた。

江東区からはジュニアファイターズさんがベスト8に勝ち残り、準々決勝を同じ東京第3支部江戸川区の小岩クラブと戦った。8月の全国大会にも出場した強豪だ。

1セット目は準々決勝を初めて戦う固さが出たようで、弱点を徹底的に攻められたこととサーブミスが影響して小岩クラブが取る。
しかし第2セットからは落ち着きを取り戻し、効果的なライト攻撃が出始める。ジュニアファイターズさんはセンターにエースを置いているが、そこではないライトの攻撃が決まり出すと手がつけられない強さを発揮する。それが2~3セットとも続いて、なんとなんとシードチームである小岩クラブを破り、準決勝、ベスト4に進出した。

素晴らしい試合だった。感動で涙が出そうになった。
こういう試合を目の前で見ると、「努力はウソをつかない」と本音で言いたくなる。それだけの練習をしてきたのを私は知っている。


残念ながら、準決勝と関東大会出場決定戦では惜しくも敗れた。
しかし、「東京都第3位」である。素晴らしい成績だ。
大きな拍手を送りたい。


実はジュニアファイターズさんは私の勤務校で平日の練習をしているのだ。
私もたびたび練習を見に行き、子ども達を励ましてきたつもりだ。

日々の練習は試合に出てこそ成果が分かる。
ジュニアファイターズさんはそれだけの練習をしている。

しかも、監督さんもこれまでの試行錯誤を経て、
「子ども達の自由な発想を生かして試合をさせてあげよう」
「所詮、バレーボールは遊びだ。追い込まずに自由に任せることで子ども達の力を発揮させてあげられるはずだ。」
「パターンにはめることなく、子ども達に応用力をつけていきたい」
こういう指導方針を都大会にぶつけてきた。そして結果を出した。

江東区の指導者はきっと誰もがジュニアファイターズの監督さんの偉業を心から讃えるであろう。みんなS監督の苦労を知りすぎるほど知っている。



このチームの子ども達は、毎回の練習の前と終了後に、みんなで学校の受付に来て、
「こんにちは!今日もよろしくお願いします!」
「今日も練習させていただいてありがとうございました。またよろしくお願いします!」
と元気にさわやかに挨拶している。
そのたびに、受付にいる警備員さんは私にこう言う。

「小学生バレーボールをしている子ども達は本当に気持ちいいですね。先生のチームが来たときもそうだけど、やっぱり元気にきちんと挨拶ができる子どもを育てていかなくちゃダメですよね。指導がしっかり行き届いていると感じますよ。先生、実は大人だって『こんにちは、こんばんは』の挨拶ができない人が7割ですよ。どんなに偉そうなことを言っても、挨拶ができない人、挨拶ができない子はどうなのかと思いますよ。」

この言葉は教員にもそのまま伝えたい気がする。
はたしてそういう子ども達をあなたは育てていますか?と。

どうして小学生バレーボールだとそういう子どもが育つのか。それは指導者、審判員、大会役員、その他関係者すべてが「素直で、気持ちの良い、笑顔輝く、強い子ども達を育てていこう」という気持ちを持って、みんなで協力してやっているからだと思う。


体育館の中では本当に熱い試合が繰り広げられていた。
しかし、木枯らし一号の吹く中で、駐車場の交通整理もしていた私は、完全に風邪を引いてしまいました。いやいや本当に寒かった


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東京新聞杯 結果

【男子】
優勝 東京杉一クラブ(杉並区)
準優勝 小岩クラブ(江戸川区)
3位 東金町ビーバーズ(葛飾区) 調布大塚クラブ(大田区)


【女子】
優勝 全千寿JVC(足立区)
準優勝 藤橋JVC(青梅市)
3位 東金町ビーバーズ(葛飾区) ジュニアファイターズ(江東区)


チーム関係者の皆さん、おめでとうございます。
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