ジュニアファイターズ おめでとう!

今日は第29回東京新聞杯の東京都大会2日目。
男子は準決勝から決勝まで、女子は準々決勝から決勝まで行われた。

江東区からはジュニアファイターズさんがベスト8に勝ち残り、準々決勝を同じ東京第3支部江戸川区の小岩クラブと戦った。8月の全国大会にも出場した強豪だ。

1セット目は準々決勝を初めて戦う固さが出たようで、弱点を徹底的に攻められたこととサーブミスが影響して小岩クラブが取る。
しかし第2セットからは落ち着きを取り戻し、効果的なライト攻撃が出始める。ジュニアファイターズさんはセンターにエースを置いているが、そこではないライトの攻撃が決まり出すと手がつけられない強さを発揮する。それが2~3セットとも続いて、なんとなんとシードチームである小岩クラブを破り、準決勝、ベスト4に進出した。

素晴らしい試合だった。感動で涙が出そうになった。
こういう試合を目の前で見ると、「努力はウソをつかない」と本音で言いたくなる。それだけの練習をしてきたのを私は知っている。


残念ながら、準決勝と関東大会出場決定戦では惜しくも敗れた。
しかし、「東京都第3位」である。素晴らしい成績だ。
大きな拍手を送りたい。


実はジュニアファイターズさんは私の勤務校で平日の練習をしているのだ。
私もたびたび練習を見に行き、子ども達を励ましてきたつもりだ。

日々の練習は試合に出てこそ成果が分かる。
ジュニアファイターズさんはそれだけの練習をしている。

しかも、監督さんもこれまでの試行錯誤を経て、
「子ども達の自由な発想を生かして試合をさせてあげよう」
「所詮、バレーボールは遊びだ。追い込まずに自由に任せることで子ども達の力を発揮させてあげられるはずだ。」
「パターンにはめることなく、子ども達に応用力をつけていきたい」
こういう指導方針を都大会にぶつけてきた。そして結果を出した。

江東区の指導者はきっと誰もがジュニアファイターズの監督さんの偉業を心から讃えるであろう。みんなS監督の苦労を知りすぎるほど知っている。



このチームの子ども達は、毎回の練習の前と終了後に、みんなで学校の受付に来て、
「こんにちは!今日もよろしくお願いします!」
「今日も練習させていただいてありがとうございました。またよろしくお願いします!」
と元気にさわやかに挨拶している。
そのたびに、受付にいる警備員さんは私にこう言う。

「小学生バレーボールをしている子ども達は本当に気持ちいいですね。先生のチームが来たときもそうだけど、やっぱり元気にきちんと挨拶ができる子どもを育てていかなくちゃダメですよね。指導がしっかり行き届いていると感じますよ。先生、実は大人だって『こんにちは、こんばんは』の挨拶ができない人が7割ですよ。どんなに偉そうなことを言っても、挨拶ができない人、挨拶ができない子はどうなのかと思いますよ。」

この言葉は教員にもそのまま伝えたい気がする。
はたしてそういう子ども達をあなたは育てていますか?と。

どうして小学生バレーボールだとそういう子どもが育つのか。それは指導者、審判員、大会役員、その他関係者すべてが「素直で、気持ちの良い、笑顔輝く、強い子ども達を育てていこう」という気持ちを持って、みんなで協力してやっているからだと思う。


体育館の中では本当に熱い試合が繰り広げられていた。
しかし、木枯らし一号の吹く中で、駐車場の交通整理もしていた私は、完全に風邪を引いてしまいました。いやいや本当に寒かった


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東京新聞杯 結果

【男子】
優勝 東京杉一クラブ(杉並区)
準優勝 小岩クラブ(江戸川区)
3位 東金町ビーバーズ(葛飾区) 調布大塚クラブ(大田区)


【女子】
優勝 全千寿JVC(足立区)
準優勝 藤橋JVC(青梅市)
3位 東金町ビーバーズ(葛飾区) ジュニアファイターズ(江東区)


チーム関係者の皆さん、おめでとうございます。
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