9月の声を聞いても相変わらず暑いですね……。今日は気休め程度に雨が降って多少気温が下がるようですが、週明けはまた一気に気温が上がるようで、焼け石に水の感があります。皆様くれぐれもご体調にはお気をつけて……。
というわけで涼める画像を (笑)。先日ある必要が生じて、むかし撮影した非鉄写真をデジタル化したのですが、その際に用いた「ライトボックスにポジフィルムを置いてマクロレンズで撮影」という方法が非常にラクであることに気づきまして (12年前に買ったフィルムスキャナの低性能ぶりは、約10万円も出したというのに一体何だったのだろうかと……。→既に廃棄済み -_-;)、ついでにほんの少々、未公開の懐かし画像をデジタル化してみました。上田交通のクハ290です!!
クハ290といえば、ご覧の通り東急5000系の中間車を平面顔クハに改造した珍車として、1980年代の上田交通 (現・上田電鉄) に興味をお持ちの方でしたら知らぬ者はない珍車。半鋼製車ばかりで、しかも付随車はサハの占める比重が高かった上田交通において、乗客サービスの改善を図るとともに、上田&別所温泉でのモハ頭出し入換 (とくに別所温泉での入換は超!珍品モノで、RP誌の1984年4月「甲信越・東海のローカル私鉄」増刊号で詳しい手順が紹介されています) をなるべく省略するべく、1983年に登場したのがこの車両でありますが……中学・高校時代の私にとっては超ハズレな車両であったのを思い出します (爆)。何故ってそりゃあ……丸窓5250形をはじめ、骨董品クラスの半鋼製(車内ニス塗り)釣掛式電車を熱く追い求めて、僅かな小遣いをはたいて上田を訪れるというのに、クハ290が登場してしまったためにサハ41 (もと飯山鉄道DC) やサハ62 (もと東急サハ3350)、そしてクハ273 (もと東横ガソリンカー→神中クハ) の出番がなくなりましたので……。
というわけで、貧乏中学生が初めての一眼レフとして高校入学祝いでキヤノンA-1を手にし、エクタクロームを詰めて撮影に臨んでも、クハ290をまともに撮影したのはこの程度 (超滝汗)。形式写真を撮っていないという最悪の愚かさ……(穴があったら入りたい!)。貧乏中学生が遠征する際にあたり、「1日24枚」という縛りの範囲で撮影したものですから……。
しかしそれだけに、今であれば超!垂涎モノのクハ290を大して撮影していなかったことを心から悔やみ、自らの青二才ぶりを恥ずかしく思うものです (笑)。いやはや、こんな記録であっても当時の感情を生々しく思い出させてくれ、冷や汗でヒンヤリさせてくれるとは……(^^;;;)。