来る16日には上毛大胡まつりが開催されるということで、久しぶりに東急デキ3021やデハ101・104の雄姿を眺めてみたいのはやまやまなのですが、別に用事がありますので遠くから見守ることにしまして……その代わり、駅を共有するわけではないものの御近所を走るわたらせ渓谷鐵道をアップしてみることにしましょう。去る7月下旬、甥っ子を連れて足尾銅山を訪れた際の記録ですが、いやはや油断しているとアッという間に昔の話になってしまいます (滝汗)。
今回足尾を訪問するにあたり選択したルートは、まず「日光1号」で東武日光に向かったのち、日光市営バス (旧足尾町営バス) で銅山観光に直行、見学後は通洞駅界隈から1駅分歩いて足尾駅に向かい、侘び寂びな情緒にあふれた足尾駅でしばし撮り鉄したのち「わ鉄」に乗るというもの。個人的に、わ鉄は恥ずかしながら大間々以北が初乗車なのですが、そんな初乗車も敢えて足尾側からというのは何ともひねくれ者な私の性格そのものです (笑)。しかも、足尾~間藤間は、先刻バスで見てきたばかりにつき省略し、将来の楽しみにとっておくという……(爆)。
というわけで、銅山参観を終えた後、如何にも「強者どもが夢の跡」な雰囲気が炸裂する足尾の街をトボトボと歩き、朝のみ有人となっている足尾駅に到着しますと、何とも年季の入った足尾駅舎、典型的な国鉄地方ローカル線らしい対向式ホーム、そして古き良き究極のバリアフリーたる構内横断踏切がお出迎え♪ さっそく間藤行きホームに向かい、待つことしばし……まずはデビュー間もない自走式トロッコ列車「わっしー号」がやって来ました♪
わたらせ渓谷鐵道のトロッコといえば周知の通り、京王5000系を改造したトロッコ客車の前後に12系客車を連結し、DE10で牽引するという編成が定番中の定番ですが、このトロッコ列車、どうやら非常に人気があるようで……。そこで気を良くしたわたらせ渓谷鐵道としては、さらなる増収と乗客満足度アップを目指し、在来レールバスの世代交代に合わせて自走式トロッコWKT-551を新造したという次第。そして、最近売り出し中 (?) の新ゆるキャラの名前を冠して「トロッコわっしー号」として運行し、かつその際には昨年登場したWKT-501を連結しています (大雨などの際の控車として?)。
しかし……今回訪れたのは平日ということもあってか、とりあえず足尾駅で見かけた昼の桐生行は、最高に宝の持ち腐れとしか言い様がないほどスッカスカ……(-_-;)。これで本当に大丈夫なのか?と激しく心配になった次第です。もっとも、それは「大間々以北の初乗車を足尾から」というひねくれ者の杞憂なのかも知れません (笑)。この次の普通列車で神戸に向かった際には、通洞で結構ドドッと観光客が乗ってきましたので……。そして、神戸での昼食を経て南下する途中、水沼で2往復目の「わっしー号」と交換したところ、何と!WKT-551はツアーと思しきオバチャン軍団御婦人で超満員ではないですか!! どうやらトロッコ列車にとっても、通洞~間藤間は単に折り返すために走っているに過ぎないのだろう……ということを即座に理解したのでした (トロッコ整理券の発券も足尾・間藤ではなく通洞駅ですし ^^;)。