地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急7910F、赤帯を外し銀一色リバイバル!

2012-04-18 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 日本初のオールステンレスカーとして、東急7000系が産声を上げて以来はや半世紀。最早堂々たる燻し銀の産業遺産にもなっている偉大な歴史を記念する催しとしては、既に東急車輌のお名残企画として(?)鉄コレ6000系が発売されたついでに保存車のデハ7052が一般公開されました。とはいえ、やはりその真打ちとしては、下回りの全面変更・冷房化を経ながらも50年現役を貫いているデハ7001改めクハ7910を用いた何らかの企画がないものかと思っておりました。そしてついにこのたび、その期待が正夢になりつつあるようで……何と!今週に入って7910Fが赤帯を剥がされ、シルバーのみの懐かしい姿に戻りました!!



 一昨日ネットを散歩していてそんな情報を得た私としましては、東横線時代の全盛期を激しく思い出させる姿が(クーラーはあるものの)復活したとの報せにいてもたってもいられず、早速昨日少々時間を確保して池多摩線へ。しかし……期待も空しく雪が谷大塚の奥の方で寝ており、日中の営業運転姿を激写するのは後日にお預けとなってしまいました (苦笑)。まぁ、こんな感じで昼寝しているシーンも記録と言えば記録になるのでしょう……。
 とりあえず今後は、東横線8039Fのときと同じくしばらくこの姿のまま営業運転を行うことになりそうですが、池多摩線は日中かなりの本数が雪が谷大塚に引っ込んでしまい空振りとなる確率が高いですので、こまめに通って地道に撮り貯めるしかなさそうです。運用に入っていさえすれば、それこそ短時間サイクルの機織り運行のため、様々なアングルで効率良く撮影出来ることでしょう。これであとは願わくば、LED化された行先表示器が幕に戻されないものかと思うのですが、果たしてどうなることやら。ともあれ、東急関係者の皆様が今後どのような企画を打ち出してファンを感動させて下さるのか、期待して待つことにしましょう……。


鉄コレ飯田線スカ色サハ48をN化&色差しする

2012-04-17 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 鉄コレ期待の飯田線流電セットが先月下旬に発売され、さっそくクモハ52をN化し色差しした苦心惨憺の記録につきましては、既に先月末の記事で触れた通りですが、中間に挟まっているサハ48もなかなかどうして、モールドの素晴らしさはクモハ52に負けず劣らずイケメン度全開ではないか?と個人的に思います (*^^*)。ドアが43系電車と比べて両端に寄り、その分小窓がズラリと並ぶ様はいっそう壮観ですし、貫通扉が別パーツとして外れる妻面やゴツい幌の作り込みは「鉄コレもついにここまで来たか……」と絶句するほどの凝りよう! 先頭に来ないのは何とも勿体ないことから、サハ48のみを数両連結のうえ、電車の付随車としてではなく客車としてシブい罐に牽かせるというのも、妄想模型列車として面白かりなんと真剣に思う次第です (笑)。



 し・かーし! クモハ52でもかなりアレだった今回の鉄コレ流電セット、サハ48もそうすんなりと満足することは出来なかったのでした……。クモハ52はクリーム色ベースのプラ成形にスカ色ブルーを吹いているのに対し、サハ48はブルーのプラ成形の上にクリーム色を載せるという塗装となっていますが、そのクリーム色の吹き方が車体面に対して正面からしか吹かれておらず、上下左右に角度を変えて吹かれているわけではないため、窓パーツがはまる凹みの部分にそのままベースの青が残っており、結果としてクモハ52とサハ48では全然窓周りの雰囲気が異なっているという……(号泣)。具体的には、2枚目の画面下部の車両が購入時そのままのもの。実車で窓の隅に鉄粉汚れが溜まることも多々あったとは言え、いくら何でもこれだけ窓の周囲にブルーがくっきり出るというのでは違和感ありすぎ……。一応、前作のクモハ43+クハ47や70系でも同様の塗り方となっていることから、目くじらを立てる必要はないのかも知れませんが、今回のサハ48は窓パーツの出来がイマイチ過ぎ、その結果窓周りの青が一層目立つ感じですので、このままクモハ52と連結させるのは個人的には面白くありません。
 そこで、サハ48についても全てバラバラにし、屋根パーツはクモハ52と同じく「My旧国スタンダード色」のタミヤ・グレイバイオレットを塗ったほか、マスキングを丁寧に行って窓周りのクリーム色を再塗装してみました。そして再び組み直してみたところ……2枚目の画面上部の通り、ようやく望み通りの雰囲気が再現されました (^-^)v 指を動かす手間を惜しまないことによって、鉄コレは劇的に見映えがするようになることがしばしばありますが、今回のサハ48はその最たるものではないでしょうか? さてと……今回の工事は3両に施工しましたので、これでクモハ52×3と合わせ、夢の堂々6連を自宅即席エンドレス線で楽しむことが出来ます♪ 
 いっぽう、スカ色のクモハ43+クハ47や70系も同様にクリームを塗り直すべきか否か、真剣に悩み始めております。あぁ作業待ちのブツが増える……(^^;;)。

横浜高速Y500系・ベイスターズHM装着!

2012-04-16 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 昨年の秋、一時的に世間を賑わせた横浜ベイスターズの存続・買収問題は、結局ゲーム会社DeNAがオーナーとなったことで決着したのは周知の通りですが、個人的には長年の横浜ファン(といっても超気合い不足なユルいファンですが……^^;)として、当初は「えぇ~?オンラインゲーム会社って一体何だよ……ウワサが出ている京急にしてくれ」と思ったものです。とはいえ、既に事ここに至って新体制がスタートし、にわかに○人色が強まりながらもまぁ盛り上がっている以上、世界の中心・横浜の美名(いやしくも横浜市歌を学校で洗脳された習った方なら誰でも大賛同頂けることでしょう!→他地域が世界の中心を名乗ることを妨げるものではありません ^^;)を冠したチームが、1998年のあの神がかった感動に少しでも近づいてくれるのであれば単純に嬉しい、と思う今日この頃です。「白猫でも黒猫でも、鼠を捕る猫はみな良い猫だ」と、食うや食わずの極貧国家を世界屈指の金満国家に変えるきっかけをつくった某国革命元老も仰っているではありませんか。



 というわけで、そんなベイスターズの新シンボルロゴをHMとしてあしらったY500系がプロ野球シーズン開幕に合わせて走り始めたとの報に接し、「ぬをっ!走るんです車両の中では圧倒的にイケメンを誇るY500系に、そんな応援HMが付いたとは嬉しいじゃありませんか!」と思った私……。横浜高速鉄道公式HPによりますと、一応シーズン中はこの状態のまま走るとのことで、とりわけ試合日には開始120~60分前に(日本大通り駅に?)到着する列車に投入するという何とも濃いぃサービスを展開するとのことですが、そのためには元住吉の全面的バックアップを受けなければならないわけで、東急・横浜高速の会社内部において、そんな粋な運用計画を積極的に立ててしまおうというマニアックな社員の方がおられるのでしょうか?! したがって、別に急いで撮る必要もないのですが、何はさておき嬉しい存在は早めに撮るに越したことはありません (笑)。また、かりに来年以降も運転されるとしても、相互直通運転で遥か遠くの飯能や川越に行ってしまい、撮影も運次第となってしまう可能性もありますし……渋谷と元中のあいだで機織り運転している今年こそが最初で最後の旬だと言えましょう。
 そこで先日、午後の渋谷駅に向かってみたところ、何と!自分が乗る各停の次の列車が早速Y515Fではありませんか! これはお手軽で安心確実な場所を是非……ということで、大詰めを迎えた副都心線へのアプローチの建設シーンを交えて激写してみました♪ さらに、ちょうどうまい具合に四角バージョンHMを装着したY513Fが渋谷へ向け発車して行きましたので、折り返して来たところをゲット! う~む、マイクロやGMの東急5000系・Y500系は持っていないのですが、いずれもしベイスターズHMを標準装備したY500系の模型が前作の再生産としてマイクロから発売されるとしたら、多分欲しいかも……(^^;)。

京都の消えゆく緑電 (2) 宇治線2600系新色

2012-04-15 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 昨日はついに京阪の新車13000系が特別列車を皮切りに営業運転を開始したようですが、当面の投入対象である宇治線は日中4運用で回せるという小規模路線ですので、これから2本目・3本目が入ると、一気にこれまでの2600系天国は過去のものになって行くのでしょう……(T_T)。13000系は新3000系譲りの贅沢な内外装を誇る京阪期待の新世代通勤車ですので、1300系 (是非乗って撮りたかった車両のひとつですが、さぁこれからという中1の頃に廃車になってしまいましたので、結局縁がなかったという……泣)の時代以来(あるいはそれ以前から?)一貫して古参車の最後の舞台であった宇治線に最初に投入されるということで、宇治線利用者はさぞかし溜飲を下げていることでしょう。あ、そういえば今や交野線専用車となった10000系というのもありましたなぁ……(^^;)。



 とはいえ、宇治線に行きさえすればいつでも2600系にありつけると安心していた遠来の人間にとっては、これでまた一つ楽園が消えて行くことを意味します (号泣)。というわけで、先月の京都出張撮り鉄にあたっては、宇治線からの2600系撤退が静かに、しかし確実に迫っていることを踏まえ、奈良線103系~宇治線2600系という緑系塗装の電車を訪ねて回ったという次第です。13000系が運行を始めれば、宇治線は2600系狙いのヲタが殺到することは明らかですが、この日はJRダイヤ改正の前日につき、まず間違いなく宇治線には誰も来ないだろうと読みまして……(^^;)。そこで実際に、黄檗にて103系から下車したのちトロトロと古い街並みを歩いて撮影地に向かったところ、よっしゃー!順光なのに誰もいない! (^O^) 春分も近づき、午後の斜光線もようやく柔らかみを帯びている中、「まだまだ走れるぞ!」とばかりにやって来る2600系の「新色+エラ状の転落防止柵受け装備顔」を撮影するにつけ、「嗚呼来て良かった!」と思ったのでした。

鉄コレ相鉄7000系をN化する

2012-04-14 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 久しく待たれていた相鉄7000系の事実上のN模型として鉄コレが発売されて以来、早いもので20日少々が過ぎました。先月20日の先行販売はベトナム撮り鉄訪問のため逃さざるを得なかった私も、去る7日の主要駅発売開始にあたっては、わざわざ初電が走り始める前の早朝から某駅に並んで目出度くゲットォォォ! (*^^*) 
 しかしそもそも、どうしても欲しい客層は既に先行販売に集中するのが常。ネットを見ておりますと、先行販売でも余ったらしいことから、「なるほど……さすが地元ファン以外には余り注目されない相鉄らしい売れ行きだな」と想像がつくわけで、初電前から並ぶなどというムリをする必要は明らかにないはずです。とはいえ「万が一」ということに加え、並んで買うという儀式を経ることこそ我が心の相鉄7000に対する忠義の表現であろうと考え、底冷えしまくりな夜明け前の道を歩いていったという次第です (笑)。発売開始の朝7時まで約2時間並ぶのは、こりゃ寒くてツラいな……とも思ったのですが、駅員氏のご配慮で早めに「Greenぽけっと」の中に入れて下さり、椅子までご用意して下さったため(ありがとうございました!)、何のかの言って超楽勝な早朝出動となったのも良い思い出です。なお、発売開始時点で並んでいたのは10名程度で、超速攻でループ購入可能でした (^^;)。やっぱ過去最凶の鉄コレ購入合戦は、極寒の多摩動物公園をおいて他にありますまい。



 というわけで無事購入できた鉄コレ相鉄7000系、帰宅後さっそく箱から取り出してみたところ……繊細なモールドにより相鉄7000系の雰囲気が絶妙に再現されているのは見事としか言い様がありません♪ さすがトミーテック、金型づくりには一切妥協なし!といったところでしょうか。前面や側面の窓パーツもシャープで、他のたまにある窓パーツがゴタゴタな製品とは雲泥の差です。さらに、ディスクブレーキ台車も実に絶妙な造形につき、そのまま一部の車両が近似の台車を履いている相鉄6000系の鉄コレに流用したいほど……(^^;)。
 しかーし! そんな期待通りの傑作と思われた今回の一品も、唯一最大の致命傷が……。何と、モハ7100において非常に顕著な現象として、アルミ色の吹き方が全然足りないためにプラスチック下地の白が半分スケスケになっている個体が少なくない……(-_-;;メ)。私が購入した個体では約半分で「こりゃぁ~ないよな」と思えるほどであり、うち1個に至っては片方の側面の約半分が限りなく白に近いという……(怒)。さすがキタイスキーの目は巨大な節穴です……。
 そこで一思案した結果、モハ7100の塗りが明らかに不完全な個体は、例によって構想しているフリーランス妄想車両 (笑) の種車とすることに決し、辛うじてまともな個体を選んでN化作業を進め、6畳間の即席レイアウトに適した6連を組んでみることにしました。具体的な作業メニューは、まず同梱の車番を貼り、種別・行先・運番幕にはマイクロ新6000系のステッカーを貼り(マイクロの方が印刷がシャープなため)、Tcには同梱のアンテナを装着し、最後の仕上げとして半光沢を吹いて再び組み上げるというものですが、とにかく鉄コレ相鉄7000系は各パーツのモールドと噛み合わせが素晴らしく、解体も組み直しもストレスなく進めることが出来ますので、返す返すもアルミ色の吹き足りなさは勿体ないのひとことです……(-o-;;)。
 なお、中間に封じ込めるクハ7500は、5000系さよなら撮影会の際に白日の下に晒された幌つきマスクにインスパイアされまして、GMの幌パーツを貼り付けてみました (^^;)。但し、鉄コレ本体の渡り板とモロに抵触しますので、渡り板をデザインナイフで切除しております。こんな妄想に浸ろうという方は他にいらっしゃらないかと存じますが、もし同様の小細工をされる場合は自己責任でお願い致します。
 う~む、今回の7000系鉄コレの出来は、塗りの薄さを除けば個人的にサイコー!ですので、是非今度は2100系(とくに田の字窓初期車)や5100系を!と思うのですが、7000系も旧6000系旧塗装と同じく当分売り切れなさそうな気配が漂っていますので、果たして何時になることやら。相鉄ファンにとっては、何時でも買い増すことが出来るメリットがある反面、なかなか次回作が出ないというのもやきもきするものです。拙ブログの記事で興味を持たれた方、是非お求めを!(汗)