地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

変わりゆくジャカルタの電車・雑誌記事ご案内

2012-07-21 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 最近はテレビ番組でもたまに取り上げられる通り、日本の中古車両は東南アジアで活躍の途を広げる一方。すると、そんな現地化シーンを熱く追い求めてみたくなるというのが人情というもので、私もそのはしくれとなってしまっております (笑)。そしてこのたび、日本における東南アジア鉄道事情研究の第一人者としてお馴染みの斎藤幹雄氏がRM誌に結構なボリュームの特集記事を執筆されまして、私も一部文章の内容チェックなどささやかながら協力させて頂きました (特集末尾に拙ブログの名前が出ているのはそのためです ^^;)。既に一部書店での早売りを通じて内容に触れられた方もいらっしゃるかと存じますが、興味をお持ちでしたら是非書店でお手にとってみて下さい~!



 そして……個人的には前回の訪問から早いもので約1年が経ちました。前回は滞在の最後の方でうっかり油断し骨折するという大失態をやらかしてしまったものですが、それはあくまで自己責任、インドネシアとその鉄道シーンが悪いというわけではありません。というわけで、すっかり通常通りに歩けるようになった今となっては、1年ぶりの再訪を待ち望むばかりです♪ 既に航空券は黄金週間の頃にゲットし、宿もクレジットカード前払いで予約済みですので、あとは行くだけ……(笑)。今回も仕事の都合上、昨日から始まったラマダーン(断食月)期間中の訪問とならざるを得ませんが、まぁ昨年同様何とかなるでしょう (←あくまで私の場合。一般的には、太陽が出ている間はメシ屋がほとんど閉まっており、非イスラーム教徒にとっては耐え難い空腹のまま炎天下で撮り鉄することになってしまいますので、決してオススメは出来ません)。
 1年間ジャカルタに御無沙汰してしまうと、やはりどうしても鉄道事情について浦島太郎になってしまうというのは相変わらずです。1枚目のメトロ5000系66Fは、車内にモニタを設置して自動放送を行う「Djoko Vision」となりましたし、東急8500系も正面金網枠のブラック化や女性専用車ラッピング化が進んでいるとか……。また、昨年夏の時点では入線したばかりで営業運転はしていなかった千代田線軍団=メトロ6000&JRE203系が、今や押しも押されぬ主力としてガンガン走っているというのも、未訪問であるうちは実感がイマイチ湧きません (笑)。屋根上乗車を排除するためにも近々なくなる可能性が高いといわれる非冷房エコノミーとの「最後の」(?) 競演も合わせ、「もう幾つ寝ると~ジャカルタへ~♪」というワクワク感を抱きつつ、当面の仕事をこなして行きたいというところです (^^;)。

鉄コレ第14弾で名鉄3800系深緑タイプを作る

2012-07-20 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 伊賀鉄、川越八高線用103系3000番台、来月には小田急グッズショップ謹製デニ1300 (*^O^*)、そしてついに16弾詳細発表!……と、鉄コレのツボな勢いはとどまるところを知りませんが、個人的にはここのところ、運輸省規格型17m車特集に狂喜乱舞して大量購入した鉄コレ14弾を、夜のしじまに妄想フリーランス化及び名鉄3800系タイプ化して楽しんできたところです (笑)。そしてこのたび、当面手持ちの最後の改造種車として確保していた名鉄3800系出自車4両を、名鉄ダークグリーン3800系タイプに改装してみました。
 具体的な種車は、車体については大井川と豊鉄を各1編成。そして屋根は、少なくとも豊鉄流用電動車については前パン用の屋根が必要ですので、富山地鉄14710流用フリーランス車両とのあいだで屋根を差し替え、2つ目玉ヘッドライト用の穴をパテで埋め、代わりに銀河のヘッドライトを装着してみると同時に、もう一両の前パン屋根についても銀河のヘッドライトを奢ることにしました。



 とまぁこんな感じで、適宜差し替えるものを差し替えてサッと塗装を吹き、呆気なく完成させるつもりだったのですが……ダークグリーンの色合いが何となくビミョーですね (滝汗)。一応『私鉄電車のアルバム』やネット上で見られるカラー画像では、ダークグリーンといっても青味とグレー味が加わった、かなり褪せた雰囲気の色味となっており、これでは随分濃すぎる印象が……(-o-)。とはいえ、『私鉄電車のアルバム』に載っている検査直後のモノクロ画像を見ますと、非常に濃いぃ色合いであることも見て取れますので、恐らく褪色しやすい色だったのかも知れません。う~む、何ともギモンの残る出来上がりですが、とりあえず窓のサッシやグレーの床下とのコントラストが素晴らしいので気にしない (^^;)。
 なお、大井川編成流用車は窓にワンマン表示が印刷されていますので、大井川や豊鉄で退役した3800系が名鉄に里帰りして、リバイバル・ダークグリーンに塗られ (そうすれば現役当時と異なる色味でも良いのかも! ^^;;;) ローカル用として動態保存されている、という妄想設定です。……無理がありすぎでしょうか (滝汗)。

濃尾三州鉄遊覧 (5) 名鉄豊田線100系

2012-07-19 00:00:00 | 都市民鉄 (中京圏)


 えち鉄6101形といえば愛環。愛環といえば某巨大メーカーの総本山豊田市。名古屋からその豊田市に向かう際に最も便利な交通手段と言えば名鉄豊田線……。というわけで、私自身の去る4月の三州訪問時には知立から三河線で豊田市に北上したのですが、そのあとは豊田線を久々に訪れて名鉄100系及び名古屋市交3000系の撮影を満喫しました (笑)。もっとも……運悪く雨が断続的に降りしきり、駅先端での撮影はズブ濡れに近いものがありましたが (泣)、折角ここまで来た以上は撮らないわけには行きません! 雨に煙る空気を引き裂くようにやって来た赤い100系と、線路脇の菜の花との組み合わせは、これはこれでいとをかし…… (*^^*)。



 100系は基本的に6000系の20mバージョンと呼ぶべき雰囲気と性能を持ち、ゆえに1980年代、名鉄AL車にゾッコンであった中学・高校生時代には全く関心がなかったのですが (^^;)、今やただでさえ6000系にグッと来る以上、その20mバージョンである100系にはメロメロとならずにはいられません (笑)。しかも100系は、正面窓下の装飾が何ともダンディな雰囲気ですし、今も昔も変わらない独特の(イマイチしょぼい?)書体による「種別一文字+行先」表示幕が醸し出すプチ・レトロさには胸がドキドキして参ります (^^;;)。そして車内に乗り込めば、チンチン!という発車合図に豪快な走行音! 窓の外に眼をやれば、三河版田園都市を目指しながらもそれほどでもなく、適度に新興住宅地と里山が組み合わさったのどかな風景……。とくに米野木~黒笹間の愛知池界隈をかっ飛ばすシーンなどは、豊田線の魅力を最も凝縮していると言えましょう。
 そんな100系も今や登場から30年を経て、90年代にVVVFで増備された編成を加えつつも、そろそろフルモデルチェンジが……と思いきや、ここに来てに加えて抵抗制御で登場した初期の編成からVVVF化が進み始めているようです。というわけで、このデザインそのものは登場50周年を目指すことになりそうですが、抵抗制御で豊田線を豪快に飛ばすのを楽しみたい方はお早めに……。

梅雨明け納涼・雪のえち鉄6101形

2012-07-18 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 昨日は何のかの言って関東梅雨明け~。そして凄絶なほどの蒼天のもと記録的な猛暑となりました (@o@)。こうなると、余りウダウダと文章を考えるどころではありません。そこで納涼として一発、1年半前に風雪のえちぜん鉄道を撮影した光景で寒~い気分に浸って下さいませ (^^;)。



 それにしても最近、JRC119系が何らかの譲渡目的で (?) 大阪の輸送機器メーカーまで運ばれたそうですが、果たして明らかにえち鉄向きなスペックを持つ119系は改造のうええち鉄に来るのでしょうか?? だとすれば楽しいなぁ~♪と思う反面、今のうちにエンジョイしておくべき2101形 (当面119系入線が妄想だとしても、先は長くないでしょう……) を訪ねる時間がないのは悲しいことです (汗)。

相鉄バスファン感謝デー・さよなら赤バス!

2012-07-17 00:00:00 | 濃いぃ路線バス&車両


 相鉄バスでは今から12年前、戦後のバス事業再発足から50周年を記念して、新車3台に昭和50年代までの旧塗装(通称赤バス塗装)を施し運行して来ましたが、大都市のバス事業者における花の命は短く……僅か12年で引退・廃車! (-_-) そこで昨日、現在は横浜営業所に統合されている旧・二俣川営業所を会場として、事実上赤バスさよなら撮影会を兼ねた「相鉄バス・ファン感謝デー」が盛大に開催され、私も勇躍参加して参りました! 
 個人的な赤バスの思い出を少々記しますと……現在住んでいるところには相鉄バスは走っていないものの、引っ越してきた当初は相鉄バスも運行されており (現在は神奈中のみ)、しかもちょうど赤バスから緑+白の現行旧塗装へと移行しつつある頃をよく覚えていますので、登場以来いつかは赤バスを撮りたいものだと思案しておりました。しかし、たまに相鉄バスが出入りする駅前に降り立つ程度では、各営業所に1台ずつしか配置されていない赤バスを捉えるのは難しいとしか言い様がありません。一度、相模大塚駅界隈で相鉄の電車を撮影したのち駅に戻ってきたところ……何と目の前には綾瀬の7E赤バスが停まっており、大急ぎでレンズを望遠ズームから標準ズームにつけかえて激写しようとしたものの、何ともはや、すぐに発車してしまいそれっきり……結局全く撮っていなかったのであります (TT)。それだけに、計3台の赤バスが最後に揃うという盛事を絶対に見逃すわけには行かない!と、公式HPに掲げられた予告を眼にして熱くなったのであります (笑)。



 そしていよいよ当日となった昨日は、既に梅雨明け?と思わせるような超ドピーカン! 風が吹きこそすれとにかく蒸し暑いため、営業所の駐車場の上でしばらく撮り続けると間違いなくヤバいなぁ……と思いまして、念入りに日焼け止めを塗って○カリスエットのデカいボトルを購入し会場へ! ちょうど10時の開場に合わせて到着してみますと……結構長蛇の列が出来ておりビックリしました。さすが横浜市内……公式HP及びバス車内だけでの告知であるにもかかわらず、来る人は来るということで……。他の人々の会話の内容からして、バス会社勤務の方やヲタ運転手の方が多いようで (先日インドネシアの宴でお会いした某バス会社本社の方には今回改めてお世話になりました~!)、「鉄活動メイン・ときどき申し訳程度に路線バス」な人間は私ぐらいだったのかも知れません (^^;;)。
 一応今回のイベントでは、狭い会場内ながらも様々なバスが展示され、しかもそれぞれのバスについてドアを閉め切っての撮影タイムが設定されていたほか、頻繁運転されていた洗車体験バスには余りの暑さに耐えかねた人々が涼を兼ねて殺到し大賑わいとなっているなど、なかなか行き届いたファンサービスがてんこ盛りで感動したのですが、やはり最大の魅せ場は……並べた3台の赤バスが最もド順光となる11時40分からの赤バス撮影会!! エアロスター×1、7E×2が青空の下で麗しい姿を横たえる光景は、まさに相鉄グループの至宝とも呼ぶべきものであり、凄まじい鉄板焼き状態に耐えて撮る甲斐があった……と思います。まだまだ車体はピカピカで、このまま廃車というのは本当に信じられませんが、願わくば地方のバス会社または東南アジアでの第2の車生が幸い多きものであって欲しいものです……。
 最後に、とにかく猛烈な炎天下でありながら、このような夢の舞台を設定して下さった相鉄バスの関係者の皆様に心より御礼申し上げます m(_ _)m


 横浜営業所1051号車・三菱ふそうエアロスター(横浜230 い 50)



 綾瀬営業所8001号車・日産ディーゼル+富士重工7E(相模230 あ 50)



 旭営業所2053号車・いすゞ+富士重工7E(横浜230 あ 50)

 嗚呼うつくしや……エアロスター様に7E様♪
 ナンバーがどれも50周年にちなんで50であるのはお見事です (^^;)。