~あらすじ~
古代デンマーク。戦士ベオウルフは、王命によって、人々を襲い続ける呪われし巨人グレンデルの討伐に立ち上がる。
激戦の末、グレンデルを見事に打ち負すが、その冷酷で妖艶な母の魅惑に引き込まれ……。
~感想~
全編CGで描かれた大作。なのだが「CGもここまで来たか!」と驚くよりも「これがCGの限界だよなあ」と眉をひそめたくなる場面のほうが多い。
見どころは前半、なぜか全裸で戦うベオウルフの股間を巧みに隠す「オースチン・パワーズ」なカメラワークが無駄に力が入っていて、スタッフはどこまで真剣なのかと頭を抱えて悩みながらもバカ楽しい。
そこを除けば極めてまっとうなヒロイック・ファンタジーなので、「アニメか実写でもよかったのでは?」という疑念は最後までつきまとうものの、普通に観られる映画ではある。
評価:★★☆ 5