~あらすじ~
ハリー・ポッターシリーズ第5弾。
ホグワーツ魔法学校の5年生に進級したハリーは、ヴォルデモート卿の復活に深い懸念を示していた。そんな中、魔法省は直属の女教師を学校全体の監視役として送り込んでくる。一方、ヴォルデモートは仲間を集め、ハリーたちを陥れようと暗躍し……。
~感想~
シリーズ最駄作。
メインストーリーの収拾にかかったようで、これまでの魅力だった魔法学園のわくわくする日常ドラマが皆無。
ファンタジーあふれる行事や授業もろくに描かれず、前半1時間にいたってはひたすら「はぶられるハリー」と「イヤキャラなピンクハウス婆あが大暴れ」という胸がむかつくだけの展開。
ヴォルデモートとの戦いは着実に進むが脇を固めるストーリーが甘く、いてもいなくても変わらないアジアンヒロイン、反省しないピンク婆あ、タイトルにしか登場しない不死鳥の騎士団、半人半獣になぶり殺しにされるピンク婆あ、肉体改造で得たマッチョさを感じさせるハリーの肩幅、前作で道がついてしまったように続く人死にと、まったく子供向けではない有様。
2011年までにあと3作出すそうだが、さすがに無茶じゃないかなあ……。
評価:★☆ 3