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マンガ感想-『Q.E.D. 証明終了 17』加藤元浩

2010年05月04日 | マンガ感想
「災厄の男の災厄」★★★ 6
~あらすじ~
アランの誕生日パーティーに招待された燈馬たち。それはアランが人材確保のため、招待客に盗難事件の容疑をふっかけるための作戦だったが、事態はアランの予想を離れた騒動となる。

~感想~
トリックそのものよりも構成の妙が光る。最後の一言がなんとも心憎いではないか。
こういうことをちょくちょくやってくれるから、このミステリは面白いのだ。


「いぬほおずき」★★☆ 5
~あらすじ~
映画の撮影中、模擬刀が本物とすり替わり主演俳優が死亡した。そして事件をめぐる人間模様は製作中の映画「いぬほおずき」を軸に浮かび上がる。映画に秘められた事件の「謎」とは?

~感想~
密室とかトリックとかかなり投げやりなのだが、その分ストーリー展開に気合が入っている。
ラストの燈馬の一言や、映画と現実の虚々実々の絡み合いなど見どころが多い。
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