~あらすじ~
零崎一賊の兄妹になったばかりの零崎人識と無桐伊織は人類最強の請負人・哀川潤を襲撃する。しかしその結果二人は彼女の「仕事」に巻き込まれる羽目に。
向かう場所は“殺し名”第二位、闇口衆の拠点・大厄島、対する敵は生涯無敗の結晶皇帝(クリスタル・カイザー)、六何我樹丸!
~感想~
この『零崎人識の人間関係』四部作は、どの順序で読んでも構わないそうなので、とりあえず初出順に読んでいるのだが、どの作品もいくつかの異能バトルと軽妙な会話だけで成立しているものの、この作品はその中でもちょっと異色である。
というのも、タイトルの無桐伊織が、零崎人識とはもちろん本筋ともあまり絡まないのだ。
本編の主人公は間違いなく闇口崩子と哀川潤であり、無桐伊織も零崎人識も、活躍の場面は少ない。作者自身も「崩子ちゃんの妹っぷりがいっぱい書けて楽しかったです。イエー」と言ってる程だしな。
それどころかメインとなるはずの「大厄ゲーム」さえもルールがほとんど活かされないおざなりな描かれ方である。
まあ「哀川潤がおおあばれ」というだけでもファンは確実に楽しめるだろう。
ちなみに時系列的には四部作の中で(本筋の内容は)一番新しく、『ネコソギラジカル』の直後である。
10.5.18
評価:★★☆ 5
零崎一賊の兄妹になったばかりの零崎人識と無桐伊織は人類最強の請負人・哀川潤を襲撃する。しかしその結果二人は彼女の「仕事」に巻き込まれる羽目に。
向かう場所は“殺し名”第二位、闇口衆の拠点・大厄島、対する敵は生涯無敗の結晶皇帝(クリスタル・カイザー)、六何我樹丸!
~感想~
この『零崎人識の人間関係』四部作は、どの順序で読んでも構わないそうなので、とりあえず初出順に読んでいるのだが、どの作品もいくつかの異能バトルと軽妙な会話だけで成立しているものの、この作品はその中でもちょっと異色である。
というのも、タイトルの無桐伊織が、零崎人識とはもちろん本筋ともあまり絡まないのだ。
本編の主人公は間違いなく闇口崩子と哀川潤であり、無桐伊織も零崎人識も、活躍の場面は少ない。作者自身も「崩子ちゃんの妹っぷりがいっぱい書けて楽しかったです。イエー」と言ってる程だしな。
それどころかメインとなるはずの「大厄ゲーム」さえもルールがほとんど活かされないおざなりな描かれ方である。
まあ「哀川潤がおおあばれ」というだけでもファンは確実に楽しめるだろう。
ちなみに時系列的には四部作の中で(本筋の内容は)一番新しく、『ネコソギラジカル』の直後である。
10.5.18
評価:★★☆ 5