小金沢ライブラリー

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SCP-711~720

2017年05月14日 | SCP紹介
SCP-711 - Paradoxical Insurance Policy (逆説的な保険証書)
未来に送信された文書を受信する装置。最後に受信した17通目の文書は財団から出されたものだが、いまだ送信されておらず、逆説的に言えば送信しない限り財団と人類は健在であるため、可能な限り送信しないよう保護されている

SCP-712 - The Impossible Colors (不可能な色)
物理的、数学的にありえない色を照射する装置。人間に見せると偏頭痛や可視スペクトルの一時的な消失等の様々な現象を引き起こす

SCP-713 - Click Anywhere Computer (任意を操作するコンピュータ)
古いデスクトップPC。起動している間、マウスカーソルを画面外に出して実在の物体をドラッグ&ドロップしたり、文字を空間に書くことが出来る

SCP-714 - The Jaded Ring (翡翠/疲衰の指輪)
翡翠の指輪。嵌めると著しい疲弊状態となり、装着したまま放置すると衰弱死する

SCP-715 - My Face That I May Be (私であったかもしれない顔)
写真撮影機。撮影すると顔の歪んだ写真を排出し、同時に地下空間に利用者にそっくりの、顔を損傷した人物が現れる。財団は地下に現れた人物を殺害していたが、調査により地下の人物が本人で、撮影後に部屋から出てきた方が偽物と判明した

SCP-716 - The Train (列車)
放棄された列車。外部からの観察では異常が無いが、内部からは異様な貨車が無限に続いているように見える。稀に燃料や運転手無しで障害物や線路を無視して走行したり、内部にいる人間にだけ走行していると知覚させ、やがて消滅させる

SCP-717 - The Ambassador (大使)
ある廃墟の来賓用の寝室。生きているマネキンがテーブルの前に座っており、ウィジャ盤を通じて意思の疎通が取れる。24時間に1度「待て」と頼む等の手順を破ると恐ろしいことが起きる。また背後の地下室へと続く扉からは時折、侵略者が現れる

SCP-718 - Eyeball (凝視眼球)
野球ボール大の眼球。生物を目で追い、腱と神経で出来た軸に支えられ、短距離なら移動する。視認した者は不快感にかられ、眼球を破壊しようとする。損傷を受けると眼球は破裂して周囲に流体をばらまき、触れた物体(無機物も含む)に自身の複製が現れる

SCP-719 - Light-Bringer (ライトブリンガー)
古いカラーテレビ。同じ放送信号を受信している間、強い放射線を放つ。やがて放射線量に応じて画面内の情景や人物にも影響が見られ、不可解な独白を始める

SCP-720 - Astronomically-Inclined Crane (天文学好きのクレーン)
ペンキや接着剤の噴出孔が付いたクレーン車。燃料と加工可能な材料が周囲に十分にあると、独りでに動き惑星系の模型を造る。未知の惑星系がほとんどで、既知の物も細部が異なっている
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