小金沢ライブラリー

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4/1のNXT TAKEOVER ORLAND #385

2017年05月27日 | 今週のNXT
タイ・デリンジャー&カシアス・オーノ&ロデリック・ストロング&ルビー・ライオット ×-◯ SAnitY(エリック・ヤング&アレクサンダー・ウルフ&キリアン・デイン&ニッキー・クロス)
(アルスター・プランテーション)

解説としてパーシー・ワトソンに加えナイジェル・マッギネスが登場。
WWEと契約するも一戦もしないまま退団し、やがて肝炎により引退。縁がなかったと思っていたWWEにこんな形で加入するとは思わなかった。

SAnitYは目の周りを黒塗りして統一。デインはパンダみたいで逆にかわいい。
試合前にノー・ウェイ・ホセを襲撃し欠場に追い込んだが、もっと厄介なオーノの参戦を招いてしまう計算違いで先制を許す。
また前回ニッキーを襲った女の名はルビー・ライオットと明かされた。ヘイディ・ラブラスの名でスターダムに来日経験があるとのこと。

終盤には誰が参戦権を持つのかも曖昧な両軍入り乱れての乱戦となり、デリンジャーがデインをタイ・ブレーカーの体勢に捉えるも、ウルフのブートで崩され、すかさずデインのアルスター・プランテーション(片翼の天使)を浴びてカウント3を叩かれた。


アリスター・ブラック ◯-× アンドラーデ・シエン・アルマス
(後ろ回し蹴り)

ブラックのデビュー戦だがそれより客席にはともにWWE殿堂入りを果たしているエッジ&ベス・フェニックス夫妻の姿が。
ショーン・マイケルズが引退時に「子供と遊ぶ」と言った一方で「犬と遊ぶ」と言い残して引退し涙を誘ったエッジが幸せそうでよかった。

ブラックは大柄だが運動能力が半端なく、一通りのハイフライムーブをこなせそう。打撃も明らかに武術の経験者の速さで、ダークヒーロー的な雰囲気も独特。
投げ技はほとんど見られず、丸め込みを返せず明らかにカウント3が入っている疑惑のシーンもあったが、最後は後ろ回し蹴りを顎に入れてデビュー戦を飾った。


NXTタッグ王座3ウェイ・エリミネーション戦
◯ オーサーズ・オブ・ペイン(エイカム&レーザー) × #DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ) × ザ・リバイバル(スコット・ドーソン&ダッシュ・ワイルダー)
(ボール&ギャグ)防衛成功

ルールは一対一で戦い、相手チーム以外の誰とでもタッチできる方式。ゴング前にウィリアム・リーガルGMがベルトを新デザインに交換した。

体格で勝るペインに対抗するため、DIYとリバイバルは結託し4対2で襲いかかる。場外でペインをダウンさせるが、傷は浅くすぐに戻って来られてしまいリングを支配される。
リバイバルは不意打ちに徹してあまりリングに上がらず、DIYとペインの激しい攻防を静観。DIYが序盤にリングサイドへ設置したテーブルにレーザーを叩き込むチャンスを迎えると、加勢してWパワーボムでテーブルもろとも粉砕する。
さらに一人になったエイカムにドーソンが裏足四の字固めを、ガルガノがガルガノ・エスケープを同時に仕掛けたが、蘇生したレーザーがタップ寸前に救出。
しかし今度はレーザーにDIYの必殺ツープラトンをガルガノ&ドーソンで、エイカムにシャッターマシーンをワイルダー&チャンパで決める、ライバルの垣根を超えた共闘が実現。
最後はドーソンがチャンパもろともスーパープレックスで場外の4人の上に落ちる荒業で締めた。

だが異常にタフなペインはダメージの深いチャンパにツープラトンを浴びせてエイカムがフォール。
粘るリバイバルに多彩なツープラトンを喰らうがものともせずにボール&ギャグで仕留め、ドーソンをエイカムがフォールしベルトを守った。
あれだけ喰らわせて倒せないならもうこの2チームがペインを倒すのは不可能だぞ。


NXT女子王座戦
アスカ ◯-× エンバー・ムーン
(バズソーキック)防衛成功

ここまで無敗を守り続ける両雄がついに激突。女子王座ベルトも新調されたが個性がなく前の方が良かった。
ともにキャリア10年超の強豪はストロングスタイルのどつき合いを選択し、序盤からほとんど動きを止めずに激しくぶつかる。
アスカもエンバー相手には遠慮なく本気で蹴り飛ばし、エンバーもフォーアームやスーパーキックで顔を吹き飛ばす。
細っこいディーバ相手に普段はできない本気の技の仕掛け合いは最後まで衰えること無く続き、一撃必殺のフライング・スタナーをレフェリーをコーナーにぶつける反則技で阻止したアスカが、すかさずバズソーキックで蹴り抜き、なんとか勝ちを拾った。


NXT王座戦
ボビー・ルード ◯-× 中邑真輔
(トルネード式グロリアスDDT)防衛成功

大歓声に迎えられた中邑とピアノ2台による伴奏後に現れたルードの入場と、新調されたベルトの紹介に長時間を割き、中邑の入場曲開始からファーストアタックまでで10分経過。
中邑のロープブレイクからの挑発は笑って受け流したルードだが、グロリアスポーズを軽い前蹴りで妨害されると激怒。普段は技を受けて試合を作ることが多いが、自分から積極的に攻め込みペースを握る。
虎尾から反撃に出た中邑は不完全ながらキンシャサを決めるが、とどめのもう一発をかわされ、前回の対戦で負傷した左膝を狙い撃たれる。

終盤、ルードは低空キンシャサを受けるも場外へ逃げ、追ってきた中邑がまたいだロープを蹴りつけるせこい金的攻撃からグロリアスDDTにつなげるが、再三蹴られていた左腕の痛みからカバーが遅れ、これを返されてしまう。
我を失ったルードはゴングを持ち出し殴ろうとしてレフェリーに止められ、その隙に中邑の逆襲を許すが、キンシャサをスパインバスターに切り返すと、トルネード式のグロリアスDDTを敢行。
いったん着地してから決まっていたが威力は十分で、フォールを奪い新調されたばかりのベルトを守り抜いた。
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