小金沢ライブラリー

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SCP-1061~1070

2017年09月29日 | SCP紹介
SCP-1061 - The Accidental Car (事故車両)
事故車。運転席以外の場所に座ると、事故当日の風景が見える。運転席に触れた人物は事故死した所有者の精神に変わり、運転を始める幻覚が見える。死亡事故を再現し、同時に運転者の頭部が消失する。以上3つの現象を起こす。実験に参加したDクラス職員は、別次元のある存在が人間の頭部を手に入れるために、しかし他の手段を知らないため、この異常を引き起こしていると推測する

SCP-1062 - NS Magazine - Time (NSマガジン - 時間)
週刊科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」の一冊。裏側に鉛筆で「11:48 - C」と書かれている他に、異常性の無い雑誌との区別は無い。特集や論説記事を読むと、知識や記憶の一部が変化する。刃物の概念を失ったり、信号機の青色を紫色と認識するようになった例がある

SCP-1063 - Freiherr von Schwarzwald (フライハー・フォン・シュヴァルツヴァルト)
「黒い森の男爵」を名乗る木製の人形。意志を持ちドイツ語とフランス語で筆談できる。ドイツの黒い森の植物を傷付ける者や、英語を話す者を左腕の異常な切れ味を持つ木の斧で両断する

SCP-1064 - Candle Ring (キャンドルリング)
小さな蝋燭を装着できる指輪。点火すると80%の着用者は蝋燭と寿命がリンクしていると感じ、必死に火を消そうとする。消火後も寿命を守るため常に蝋燭を保持しようとする。残り20%の着用者は点火中に時間が非常に遅く流れていると感じ、行動や会話も遅くなる。いずれの場合も寿命や身体状況に変化は見られない

SCP-1065 - Self-Immolating Books (自ら焚書する書物)
東部スラブ語で書かれた、焚書を主張する4冊1組の本。触れた者は読んでいないにも関わらず内容に同意し、接触が長引くと思想は過激化し図書館や書店の襲撃にまで至る。また1ヶ月以上この本を使用しないと、ひとりでに燃え始める

SCP-1066 - Instant Education (即席教育)
ある大学の卒業証書。17歳以上の男性が署名すると数分間消失し、4年ほど年を取った状態で戻ってくる。署名した時に考えていた事柄に関する知識と学位を得られる。知識以外の記憶は得られず、またしばしば望む物とは別の知識を得ることもある

SCP-1067 - Tea-making Teaspoons (紅茶生成ティースプーン)
3本のティースプーン。触れた液体をそれぞれアールグレイティー、烏龍茶、牛乳に変える

SCP-1068 - Harmless Nuke (安全核兵器)
おもちゃのロケット。点火すると本物の核ミサイルと同等の光や音を放ちキノコ雲も現れるが、放射能等の有害な物質や高熱は一切放出しない

SCP-1069 - Ys (イス)
フランスのある場所に沈む海底都市。5世紀頃に滅びたと思われ、7万8千人の幽霊が暮らしているが、人間には全く気づかない。超常的な力を持つ職員と会話できる女性がおり、しばしば仲間に入るように誘う。実際に行方不明になった何人かの職員が幽霊となって目撃された

SCP-1070 - Re-Educational Software (再教育ソフト)
ファミコンの教育用ゲーム。起動するとジョーイというキャラが現れ、14歳未満の人物には教育クイズを出す。14歳以上の相手には難解かつ不可解な質問を投げ掛け、プレイ後には思考力が後退し虚無感を抱く
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