「神仙伝」に曰く。
仙人の李意其(りいき)は紀元前170年頃から記録に見え、400年ほど生きていると伝わる。
221年頃、出陣を前に蜀の劉備(りゅうび)は李意其に戦の吉凶を占わせた。
李意其は紙と筆を求めると、兵馬や武器の絵を何十枚も描き、その全てを破り捨てた。そして最後に巨人の絵を描くと、それを地中に埋めて、何も言わず立ち去った。
劉備は不快に思い、占いを気にせず出陣したが大敗した。
多くの兵を失い、自身も敗戦の悔恨からか病を得て、間もなく亡くなった。
李意其の占いはまさに、多数の兵馬の犠牲と、劉備の死を暗示していたのである。
仙人の李意其(りいき)は紀元前170年頃から記録に見え、400年ほど生きていると伝わる。
221年頃、出陣を前に蜀の劉備(りゅうび)は李意其に戦の吉凶を占わせた。
李意其は紙と筆を求めると、兵馬や武器の絵を何十枚も描き、その全てを破り捨てた。そして最後に巨人の絵を描くと、それを地中に埋めて、何も言わず立ち去った。
劉備は不快に思い、占いを気にせず出陣したが大敗した。
多くの兵を失い、自身も敗戦の悔恨からか病を得て、間もなく亡くなった。
李意其の占いはまさに、多数の兵馬の犠牲と、劉備の死を暗示していたのである。