日本は唯一の被爆国である。オーケー
核廃絶を訴える。オーケー
冷戦下では実質上アメリカの核の傘をあてにしていた。オーケー
現在アメリカの傘を無条件に期待できるか。これが一つ
隣の狂人が核を持ったという。これが一つ
日本軍がはじめて北京に進駐したのはいつか知っているかね。1900年夏だ。清朝で外国人排斥暴動がおこり北京に迫った。清朝の西太后@はその行動を最初は取り締まらずに黙認し、やがて支持した。これを義和団事件という。日本では北進事変という。
北京の日本大使館も攻撃されたので、わずかの守備兵でろう城して持ちこたえた(隊長は元会津藩士芝大佐)。この話は一度アメリカで映画になっている。たしか「北京の70日間」だったかな。リチャード・ウイドマークだったと思うが、はっきりと憶えていないが。
やがて欧州、日本、アメリカ、ロシアの八カ国の多国籍軍が義和団を追い散らして北京に入城する。日本が多国籍軍の一員として軍事行動をした最初の事件だ。これ以降列強によるシナの植民地化が一挙にすすむ。
義和団というのは白蓮教というカルト教団でゲンコツで西欧の近代兵器を圧倒できると信じた狂信者の集団である。だから義和団事件を拳匪(ボクサー)の乱という。鳩山君は素手で狂人のナタに立ち向かえというのかね。義和団と同じだ。
麻生外務大臣の罷免を要求するという。共産党や社民党がいうならともかく、政権をとって日本国民の生命と財産に責任を持とうという政党が馬鹿なことを言ってはいけない。
核廃絶を今だからこそ訴える。オーケーだ。民間なら、NPOなら。自分のためにやるならしょうがない。しかし、人の生命財産に責任のある人間の云うことではない。核保有のオプションを独善的に排除するのは、為政者ならば職務怠慢、税金泥棒である。北朝鮮の軍靴に蹂躙されてもいいというのか。鳩山君こそ国会議員を辞職すべきだろう。政治家だからこそ、為政者だからこそ議論しなければならない。
@ 追加若干あり。別便「今朝のハッチャン」参照(5日)