アメリカ人のメンタリティを端的にあらわせば、狭隘にして原理主義的であるといえよう。東京裁判(極東軍事裁判)は典型的なアメリカのリンチ殺人である。リンチ裁判か。
そのメンタリティは西部劇から一歩も出ない。たとえば、小説、オイラが好きなハードボイルド作家にレイモンド・チャンドラーというのがいるが、西部劇を一歩も出ていない。そこがチャンドラーの節度でありいいところだ。
駅馬車という西部劇を知っとるかね。1939年作の傑作だ。監督ジョン・フォード、主演ジョン・ウェイン。実は東京裁判の記録映画はこのジョン・フォードが監督をしておる。まさにおあつらえむきではないか。
さて別解の一だ。真珠湾の復讐はじつは終わっておる。昭和18年だったかな、真珠湾攻撃作戦の責任者、山本五十六海軍大将はアメリカによって待ち伏せにあい、殺されている。こんなことまで説明しないと今の読者にわからないから書くが(だからいつもながたらしくなるのだ)、南洋の戦局を視察に山本大将は出かけた。暗号電報を解読してこれを知ったアメリカは大将が飛行機で移動中に、上空の雲の上に隠れて待ち伏せをしていたP-51(だったと思う)戦闘機隊が襲い掛かり大将は戦死する。これで復讐はひとまず終わりだ。
いまさら真珠湾でもないものだ。アメリカの次なる狙いはドリームボート ツー チャイナの障害になる日本を徹底的につぶすことである。
この別解の正解率は33パーセントかな。もっとも、あれから考えてみると別解は半ダースはありそうなので、今のところの正解率は暫定的なものである。
次回以降、そのほかの別解を順次紹介していこう。