東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

人事院総裁TVで語る

2009-02-04 08:42:33 | 社会・経済

今朝の6チャンネル、みのもんたの番組で谷とか言う人事院総裁が出ていた。

人事院というのは、スト権がない公務員が民間と均衡した給与を確保するための役所だそうだ。公務員の給与というのは民間平均よりは相当高いだろう。「民間トップの給与に負けないようにする」ということらしいが、そういう意味ならまったくこの主張は正当性を持たない。

民間平均に劣らないようにする、というならまだ許せる。ただし、民間で当然のリストラと採用調整という試練も受け入れるならだ。

第一、民間には当然のリストラが公務員にはない。バブルがはじけて以降の長期不況で公務員は一度でもリストラをしたことがあるのか。

谷くんは、公務員が定年まで働けるようになれば、民間とおなじようにハローワークで自分で職を探すと言っている。なぜ、50やそこらで退職していくのか。採用のやり方を見直したことがあるのか。

ちゃんとした、雇用計画をたてて、不況とときには(行政改革が求められている時期には)新規採用を数年間しないとか、採用人数を大幅に減らすなどの民間では当然のことをしたことが一度でもあるのか。

そうするれば、中ぶくれ採用の連中は60歳といわず70歳まで働けるだろうよ。

この谷という男は郵政事務次官だったらしい。役人の中でももっとも悪質な連中の巣である役所の出身だ。無理もない。

また、谷は内閣で人事の調整をした場合は絶大な権力が集中するが、それを誰がやるのかと反対している。それなら、なぜ、内閣に新しい組織を作ってやる必要はないと素直にいえないのか。役人はやめたらハローワークに行けばいいのだ。

麻生君がここまで面倒を見てやっているのに、いちゃもんをつけるとはあきれたものだ。