小沢一郎という人物にまつわる様々なことどもを捨象し、発言がなされた経緯を忖度せずに、発言そのものを評価すれば「第七艦隊だけでいい」というのは非常に素直な発言である。
これが問題にされるということは、そうして問題にせざるをえないが、そういう日本の状況はまさに戦後60年にわたって日本が選択し続けたアクロバティックな、その場しのぎの政治判断が堆積したヘドロと言わざるをえない。
いな、チャイナが空母をそれも原子力空母の建造を計画している状況では、「第七艦隊もいらない」というべきであろう。もっとも、自衛隊が第七艦隊の完全な指揮権を持つというなら話は別だ。