先の郵政選挙で国民が期待したのは二つのことだ。それを小泉純一郎が実現しそうだという期待が自民党の大勝となった。すなわち
A: 「改革」(わけのわからない言葉だが政治などというものはいい加減なもので、緻密さを求めることが間違いかもしれないが)、これにうまく乗せられたんだね。それで日本が良くなると言われれば中身なんてしちめんどうくさいことを国民は考えない。
改革の目玉、本丸が郵政改革だと小泉純一郎が言っていた。誰がみても自民党政治は政治マフィアと官僚マフィアが動かしているから、国民はそんなすごいことを小泉がしてくれるのか、となびいたまでだ。
B: もうひとつ、確かに日本の郵政、とくに金融部門は郵政マフィアに牛耳られていた。だから私はこのブログで野田聖子をやり玉にあげたのだ。それはいまも変わらない。
彼女にはかわいそうだが、郵政マフィアのマドンナということで取り上げただけだ。ほかにごまんとそういう政治家はいるのはいうまでもない。
アイルランド・マフィアを一掃してくれるなら「アンタッチャブル」を支持しようと国民は思った。1920年代のシカゴみたいなものだ。
しかし、郵政民営化というのはアイルランド・マフィアを機関銃でなぎ倒してイタリア・マフィアを手引きしただけのようだ、と国民は気づきだした。強盗の「引き込み役」が竹中、宮内らしいと国民は疑いだしたのだ。