中川辞任について今朝の産経新聞一面トップに長い記事(解説記事というほうが適切か)がある。
「任命当初から体調不安」とある。そのなかに(腰痛持ちの中川は時々強い鎮痛剤を服用する)とある。これじゃアメリカや欧州への長時間のフライトは無理だ。ファーストクラスで行くのかも知れないが、一列占有してアームレストを取外しても腰痛持ちには十分なベッドスペースにはなるまい。個室のある旅客機は今はないようだし。
その苦痛をさけるためにのべつまくなしに、鎮痛剤を飲めば、肝臓での解毒作用が追い付かなくなり、薬が体内に堆積する。ちょっとした飲酒などでも容易に薬(毒)が暴れだすだろう。
この持病を知っていて欧州やアメリカに出張の多い財務・金融大臣に指名したなら首相の責任は大きい。というか馬鹿か間抜けか。また主治医(当然中川氏にはかかりつけの医者はいるだろう)が勤務にドクターストップをかけなかったのは問題だ。
産経新聞の記事は、薬と酒の相乗作用として中川氏に若干同情的なようだ。一応産経新聞の論旨に仮に立つとして、その延長線上で考えても色々問題があるということである。
A:飲酒が主因か、B:飲酒が誘因ないし補助因で、薬の過剰摂取が主因かは当方には情報がないので判断できない。かりにB説を取るにしても問題があるということを述べたものである。
閣僚の身体検査が不十分なんてことを、倫理上の問題でよく言うが、文字通りの身体検査も最低限のレベルで必要だろう。今回はそれに該当する。