これまでにも間歇的に出てきた議論らしいが、今日あたりのニュースの一斉開花はどこぞやから「仕掛けられた胡散臭さ」がプンプンにおう。
1・休眠口座の定義がはっきりしない。毎日新聞は商法に取り決めがあるというが見当たらない。あるのかもしれないがね。とにかくこういう問題を報道するときはきちんと条文を引用して何が議論の対象になっているか、はっきりと示してから報道すべきだろう。
2・ある報道では5年以上取引がないもの、といい、別のマスコミは10年以上取引が無いものと言う。別のマスコミは銀行によって違うと言う。
3.2.の「取引」が何を指しているかも不明瞭である。大事なことだ。命の次に大切なお金のことだよ。厳密に曖昧さのない定義を示めさずに報道するな。
たとえば、定期預金の自動継続の場合はどうなの。自動継続だからほったらかしにしておくだろうが。それを一定期間たつとお国がかっさらっていくと言うのは言語同断だろう。
或る人によると自動継続でその都度通帳に記帳をしておけば、取引があったことになるという。ばかばかしい理屈だ。もっとも本当の話かどうかしらない。特定の銀行の内規にすぎないかもしれないしね。
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ある報道の解説によれば10年とか5年「取引」がないと言う条件に加えて、一定期間以上連絡がつかない場合という条件の両方をクリアしないと休眠口座にならないという。しかし、普通預金は「普通」連絡がこないだろう。
とにかく、胡散臭く、危なっかしいはなしだ。こんなことを白痴の民主党にやらせてはいけない。
それともう一つ、マスコミは早くも政府の尻馬に乗っているが、しきりに海外の例を引いて、どこでもやっているという。ほんとかね。海外の場合の休眠口座の定義はどうなっているの。日本と同じじゃなかろう。その辺も具体的に報道しなければいけないよ。
みんな国によって定義が違うだろうに。
もう一ついておくが、休眠口座を活用か流用か盗用か知らないが、している欧米の国々では消費税は20パーセント、30パーセントである。そのうえで財政を補うために休眠口座を活用すると言うのなら分からんでもない。もうどうしようもないわけだ。打つ手は全部うったからね。
日本の場合消費税は5パーセントだ。それを7パーセント、10パーセントにするのも出来ないのに休眠口座の活用を口にするな。