東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

政治家は国民の代弁者ではない

2012-02-18 19:38:32 | 社会・経済

なにが不愉快といって、選挙演説なんかで自分の主張を「それが国民の意思です」とか「国民は許さない」と絶叫する無脳な詐欺師である。左翼政党に多い。社民党の福島なんてのが得意な痴言である。

日本のために、国民のために私は「こう考える」と訴える政治家以外は信用できない。その政治家が国民を説得出来れば、彼を支持するだろう。自分の考えですと正面切っを主張する自信がないのか。

テメエの言うことを根拠もなしに「国民の声」と僭称するのか。だからお前たち(福島の演説を聞いている人間も国民なんだけど)、私の言うことを聞け、と論理が非論理的にジャンプする。福島は例だ。こういうのがいると言うのだ。民主党の政治家もこういうのが多い。管直人なんかは特にそうだったんじゃないかな。

彼の意見に同調する国民は皆無なのに,或いはごく少数なのに、これは国民の声です、とやられたらたまらんぜ。

何故こんなことを書くかと言うと、最近の橋下徹が頻繁にこのレトリックを使いだしたからである。落ち目を意識した焦りととらえたい。やがて社民党みたいに支持率一パーセント未満政党への転落に恐れおののいて聞き苦しい言辞をばらまきだしたととらえたい。

国民もテレビの街頭インタビューを受ければ、政治家の任命責任なんて言う。マスコミも得意になって使うせりふだが。

政治家を選挙で選んだ国民の任命責任が一番重いんだよ。

何べんでも性懲りもなく、ひどい政治家を当選させる国民が一番非難されるべきかもしれない。


舟中(維新)八策って何なのさ

2012-02-18 11:24:14 | 社会・経済

今朝の4チャンネルで中田宏(前の横浜市長かな)が出ていた。かれは橋下の側用人かお目付け役なのかな。アドバイザーかな。

八策ていうのは別にマニュアルとは書いていないが、橋下がそのうちにマニュアルを出すといっていたからそうかなと思っていた。名前はどうでもいいんだが、今日のテレビであれって何なのさ、ちっとも分からないと別の出演者にいわれて、

中田氏が、あれはたたき台で、マニュアルじゃない、と弁解するんだな。よく分からんが議論のテーマを出しただけで、マニフェストは之から作るとさ。よく分からん話だ。たたき台とマニュアルは全然違うからな。驚いた。

それも自分たちの仲間内で作るのか、自民党や民主党の不満分子と語らうという意味なのかちっとも分からない。話し合いの結果によっては180度変えるということもありそうに聞こえたぜ。

印象としてはかなりいい加減と言うか支離滅裂な性格だな。思わぬ批判が出てあれこれ言い訳を考えているように見えた。見苦しいぞ。

中田君、君は仲間を守っているつもりだろうが、逆効果だったな。やっていることが、ペテンにみえた。非常にインパクトが弱い。

これで橋下ブームもピークアウトするんじゃないか。もっとも国民は、大阪市民は(なんていうと怒られるが)馬鹿だからな。俺にも予測がつかない。

このブログも政治家を攻撃し、テレビのいわゆるゲストコメンテイターを馬鹿にしてきたが、そろそろ国民を非難しようかなと。国民ってのはマゾヒストが多いんじゃないかなって思うんだ。大胆発言でしたね。


銀行個人情報は割符で守れ

2012-02-18 10:48:19 | 社会・経済

すみませんね、くどくて。今回で終わりにしたいが。

銀行に個人情報を登録するのは、これまで申し上げたように、泥棒に財布を預けるような不安を覚える。どう悪用されるか分からない。

そこで登録した個人情報は顧客の目の前で封印する。そして銀行用と顧客用に割符を作りそれで封印する。開封するときには銀行と顧客の割符がそろわないと開封出来ないようにする。

この位指導しないと国民の財産をまもる財務省と胸を張れないよ。

休眠口座、銀行に関するシリーズはおわりにしたい。次は賤中八策のでたらめ、続編


休眠口座:銀行からの通知は書留で

2012-02-18 10:38:22 | 社会・経済

ぜん(前)申し上げた通り、銀行からの一切のDMは法律で禁止する。本当は全部通信事務を禁止すべきなのだ。預金通帳と言うのはかなりセキュリティ的には頑丈らしい。通帳の偽造と言うのは聞いたことが無い。

であるとすれば、通帳、印鑑、暗証番号だけで銀行との接点は銀行の本支店に限定するのがただしいのだろう。ただし、暗証は4ケタの数字ではセキュリティ的には意味をなさないから、アルファニュメリックで最低でも24ケタ以上にすべきだ。

インターネットで詰らないサイトでも暗証は24ケタはおろか、30桁以上設定できるのは今では常識である。コンピュータの性能の向上、メモリーのほとんど無尽蔵使用が可能な現在4ケタの数字というのは冗談以前の状態だ。

さわさりながら、休眠口座の問題がある。その条件に顧客と連絡がつかない場合とある。その場合やむを得ず連絡する場合でも書留にするべきだ。なぜ財務省は指導をしないのか。

つまらないことを、小役人的に規制するのではなくて、本当に大切なことに目配りをしろ。

例をあげよう。知り合いの商売人の場合だが、家に来た残高通知が誤配されて行方不明になった。いまや郵便の誤配は日常化している。地域差はあるが随分ひどい地域がある。それに拍車をかけるのがマンション化だ。マンションの郵便受けに無数の郵便受けの並んだ大団地など注意していても誤配がある。

まして、最近では防犯上の理由から表札をつけないところがほとんどだろう。番号だけだ。余計誤配が発生する。

大切な個人情報が丸見えになる。もちろん、宛名が自分ではないと開封しないで転送してくれる人もいるが、現代ではごく少数だろう。そのまま捨てるとか開けてみてしまう、或いは自分の郵便受けに入っていたから当然自分あてとあて先をチェックしないのが普通だろう。

そうして中身を見て、変だと思っても開封した手紙をまわすのもどんなクレームをつけらる可分からない、最近はいろんな人間がいるからね。気の小さい人なら破いてから捨てるかもしれない。悪い人なら悪用するだろう。

おカネに関する情報である。書留にするのが常識だろう。ところがどの銀行も普通郵便で送る。そして誤配で返事がないと休眠口座だ。絶対に書留にすべきだ。まともなサービス感覚があれば、書留で送るのが商道徳である。

田中康夫君、おこるならこういう悪商慣習を弾劾するのだよ。

つづく、もううんざりだって、そうか、つづく


銀行の個人情報の犯罪的悪用の例

2012-02-18 09:36:26 | 社会・経済

まず、前回例をあげると言った、銀行の個人情報悪用犯罪について

知人がたまたま口座にまとまった送金があった。その日のうちに銀行から電話があった。勿論入金の通知をしてきたのではない。昔はいちいち電話で親切に教えてきたこともあるが、最近そんなことをする銀行は無い。留守番電話だったが執拗に何回もかかってきた。

帰宅した友人は心配になって、自分の口座になにか事故でもあったのかと不安になった。

翌日今度は金先物業者から勧誘の電話があった。これらは明らかに一連のながれである。口座に入金があったのを知った銀行が、定期か投資信託か何か知らないが自社商品の勧誘をしようとした。入金直後に何回も電話するなんて露骨だ。

留守番電話でつながらないと、すぐに自社あるいは自分とつながりのあるあいまい金融業者に情報を教えた。

この金融業者は銀行の該当支店の取引先である。インターネットのこの会社のホームページで確認した。

この金融業者と銀行の関係は次のいずれかだろう。

* 取引先、これはホームページでわかる、もっと怖いのは

* その銀行から職員が転職している。(銀行員とくに男性はある年齢に達すると取引先に天下ることが多い)。そして恒常的に銀行から顧客の情報をもらっている。

* 一番恐ろしいのは銀行の職員(女性)がその金融会社にワイロか色仕掛けかで籠絡されて恒常的に顧客情報を流している。

ひょっとすると、彼女の上司がその会社に天下っていて、二人は不倫関係にあるのかもしれない。

メガバンクのMS行KND支店の話だそうだ。また長くなった。続きは次号で。


休眠口座盗用から活用への条件

2012-02-18 09:18:44 | 社会・経済

さは 然り乍ら 此方様や (サワサリナガラコナサンヤ)

休眠口座を流用活用する方策はあるだろうか、どういう条件をクリアすれば可能だろうか。

以下順不同で列挙すると、

* 前にもふれたが、顧客が口座を開設するときに、休眠口座に移行する条件(期限など)を顧客が納得理解するまで説明し、書面で顧客の署名捺印のある同意書を取り付ける。

同時に約款は今の不完全な文言を明確化して、常識的な大きさの活字で鮮明に通帳のしかるべきところに印刷して顧客がいつでも確認できるようにする。約款の提示が妥当になるように財務省は監督する責任を有する。

休眠口座流用は、顧客の同意書を得た口座のみに適用する。

* 顧客への説明および約款では、休眠口座が流用されても顧客からの請求があれば払い戻す旨を明確にし、その場合の手続きを明記する。

笹川論文では仮名口座について触れているが、仮名口座でなくても銀行へ住所はおろか、生年月日まで登録させて、あまつさえ、免許証などを提示させる。財務省の指導ですというわけだ。

非常に不愉快なことであるが、犯罪防止のために必要であると言うのでいやいや協力しているのだ。

顧客がこれらのことを不愉快に思い、不安に思うのは、これが銀行商品の執拗な勧誘に使われるからである。それだけではない、第三者、悪徳業者、犯罪人に横流しされるのをおそれているのである。現実にこれらの不法行為が一般化しているのは間違いない。のちに例をあげる。

したがって、この機会に財務省は次の二点を過酷な罰則を持って銀行を指導しなければならない。

* 犯罪防止以外に顧客情報を利用しない。顧客へのセールス勧誘に利用して、違反した場合には厳罰を科する。

* 顧客情報の外部流出、漏えいには営業停止などの厳罰をもって臨む。

銀行は預金をしてもらっているのだから顧客に感謝しなければいけない。運用は自分の知恵でやれ。預金してもらって、しかも預金者に自分の商品(投資信託、生命保険)を売り込むのは犯罪ではないか。ねずみ講より悪質なことは間違いない。二度おいしい思いをしやがって。

ダブルデッカーのハンバーグを貪り食うようなものだ。銀行は二倍おいしい思いをしている。しかも顧客に売りつける商品は投資信託などで、リスクは顧客の責任ですとくる。財務省が商品のリスクを説明しろと言うのは、逆の意味では銀行にダブルデックを食わてもいいと保障していることだ。

まだ終わりじゃないが、長くなったから以下次号

 


睡眠口座:笹川陽平君偶感

2012-02-18 08:21:51 | 社会・経済

遅ればせながら2月6日の産経新聞を見た。日本財団会長笹川氏の「休眠口座を社会的に活用せよ」を読んだ。

古川某にせよ、田中康夫にせよ、笹川氏にせよ、盗用論者の議論は独善的だ。独りよがりは老嬢の独り舞台と思っていたがそうではないらしい。

笹川氏は前にたばこを値上げせよ、という意見をこのコラムで提唱していた時は、いいことを言うと思ったがね。もっとも当ブログでは十年も前から一箱千円にせよと言っていた。論文盗作かもしれないが、いいことはどんどん盗用してもらってかまわない。

ここでも外国の例を出しているが、外国例を紹介するときは詳細かつ正確に最新の情報で行ってもらいたい。ストリッパーみたいにチラッ見せるだけじゃダメ。

笹川論文を読んで見るといくつかの論点がある。読まなくったってあるのは先刻ご案内のところではあるが。

一つは休眠口座の預金を銀行が収益として計上するのはけしからん、というもの。これは会計処理の仕方を改めろという議論に行くべきじゃないのかな。収益にするのがけしからんから、差し出せという理屈にはつながらない。この議論は昨日の国会でも田中康夫が言っていたが、非常に聞き苦しい。

まるで紅衛兵の人民裁判、吊るし上げだ。「休眠口座」問題は銀行の会計処理の問題であるとともに、預金者の問題である。この後者への配慮が完全に欠落している。

アカの思想と言うか国家社会主義者(ナチスおよび満州帝国、大日本帝国時代の岸信介や「革新官僚」)と同じだ。改革、革新、維新と名乗れば自分たちが正当化出来ると思うのは大間違いである。

サワ サリナガラ コナサンヤ(>=さは然り乍ら此方様や)、以下次号