彼については何回は批判を加えてきたわけであるが、それらに加えて、肯定的評価を控えるべき理由を述べる。
* 彼の実績がほとんど、より適切に言えば、全く分からない。大阪市民なら分かるかもしれないが、それ以外の地域では全く不明であろう。私が知らないのだからよほどの物好きでなければ知らないだろう。
* 彼が大阪で上げた「実績」(仮にそれがあるとして)、それがどういう性質のものか、国政に求められている素質でもあるのか全く納得のいく情報がない(マスコミ上で)。
* 勢力拡大のために手勢を増やそうとしているわけだが、リクルート方法は既存の自民、民主党の青二才およびそれらの大政党を飛び出した不満分子からである。彼らが今の政治家の平均値(識見および実際能力)を上回っていることはない。つまり彼らの政治能力では政治は現状より悪くなることは明白である。
* リクルート源(つまり徴兵方法)のもう一つは塾である。これは「松下政経塾」の惨状を見るまでもなく、まともな供給源となることは絶対にありえない。
* 日本の民度では古くは小澤の何とか党から始まり、民主党まで革新とか歯の浮くようなことを言って対抗勢力を立ち上げると寄ってくるのは、旧体制で旨い汁にありつけなかった連中が利益を期待して集まる。小澤のときは特にひどかった。
* それが日本の民度であれば、橋下徹にすり寄ってくる人間も同じとみて間違いない。じっくりと連中の素質、背景、思想を見極めてから判断すればいいことだ。