東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

The Abuse of History

2013-05-13 07:41:58 | 国際・政治
朝の12チャンネルをちらっと見た。5秒ほど見たかな。Wall Street Journal に表題の記事が出たらしい。

濫用するのは韓国という意味だろうが、記事を読んだ訳ではないから分からない。ウオール・ストリート・ジャーナルもユダヤ、チョンチャン・パラサイトを甲羅の上に乗せているかもしれないからね。どうにでも屁理屈をつける連中だから。

一言で言えば、韓国はシナの属国になったということだ。彼らにとっては歴史的にも一番なじんだポジションだから居心地がいいのだろう。そして両属外交をしようというわけである。シナとアメリカが韓国の二つの宗主国になる。

両属外交というのは、他にも歴史上例があるが、非常にむずかしい外交感覚を必要とする。外交的プロトコルに対する洗練されたセンスを必要とする。なにしろ綱渡り外交だからだ。

国益を追求する合理性をどう実現出来るかということだ。あの国の現状をみると、そんな手腕はない。シナの完全属国となるだろう。

12チャンネルでテレビの灯を消す前にアナウンサーの解説がちらっと耳に入ったが、尖閣対立がさらに深刻になれば、在日米軍を撤退させることになるかもしれない、というのだね。アメリカが紛争に巻き込まれるのを避けるために。

ためにするパラサイト的言辞だとは思うが、読む連中がどう反応するかだ。アメリカ政府、議員を含めて。

今回のパククネ演説はシナが草稿を書いたものだろうが、尖閣でどうにもならなくなって韓国をだしに使った大ばくちを打ったわけである。

その前に北朝鮮との銀行取引を停止して、制裁に踏み切るようなそぶりをして韓国に乗りやすくした。アメリカにも乗りやすくしたつもりだ。関係者の耳目を集めた訳である意味では成功だろうが、こんな不自然なことが最終的に成功するとは思えない。

どこからか、必ず破綻するだろう。

シナは北朝鮮には制裁をするふりをしても、北朝鮮を手放すことはありえない。おそらく今の体制を暗殺かなにかで転覆して、傀儡政権をつくるつもりだ。そうして半島二制度は取るかもしれないが(香港のように)、実質的に南北朝鮮
を支配下に置くことになろう。

するてえと、東シナ海ではなく対馬海峡が対中最前線になる。アメリカがグアム、ホノルルまで引っ込むかな。
フィリピンなどに再進駐することはあるだろうが、後方支援体制は日本とは比較にならない。

横須賀、佐世保などの施設水準はアメリカ本国内の施設よりもよいのではないか。なにしろ大日本帝国の作った基地だったからね。

アメリカがそこまで踏み切るかな。

第一今のアメリカの財政状況では新しい基地を構築する余裕など全くなかろうよ。

それに日本が思いやり予算を撤退費用に付ける訳も無い。いわんや東南アジアのどこかにアメリカが新しい基地を作る費用を日本が援助することなどありえない。

つまりそんなことをすれば、「アジアは21世紀のアメリカのフロンテイア」だなんて夢のまた夢物語になる。