東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

ゆすり屋は撃たない、6-4

2013-05-29 23:06:29 | 国際・政治
もう一つ思い出した。インターネットで確認した上で書いている。

昨年7月国務省の非公開会議でヒラリー・クリキントキが従軍慰安婦の表現を、従来のcomfort women から
sex slaves にかえるように命令したという記事が流れた。国務省は否定も肯定もしなかった。

当時の玄葉外務大臣はもし本当なら抗議するといっていたが、どうなったか。

いかにも扇情週刊誌の見出しそのもののオドロオドロしい性奴隷という表現に国務長官の指示で変更されたなら、行政府の最高レベルが積極的に云々していたことになる。

ハドソン研究所の所長は国会で口にすべきことではないと言っているそうだが、国務長官(外務大臣)なら自らあれこれ指示してもいいとでも言うのか。

当時アメリカの新聞で大きく取り上げていた問題だからシンクタンクの所長が知らないとはしらを切れまい。ハドソン研究所って何なの。

前のアップで指摘したように米国議会でもさんざんこねくりまわされているんだけどね。それとも国会というのは日本の国会のことかな。アメリカの議会は日本の議会と違って紳士がいないから話してもいいが、紳士ばかりの日本の国会で話してはいけないということか。

もっとも、安倍首相は野党の質問にむりやり答えさせられて出来るだけ簡潔に答えているがね。その野党質問はあきらかに中韓の指示に基づいて行われたものである。あるいは中韓ご主人様の意向を忖度して召使いの野党が質問したと言い換えてもいい。

&: アメリカ人は自分たちでは、下品で紳士が口にすべきでないことを、ゆすり屋の口車に乗って政治の最高レベルで散々丁々しているのに、日本の国会で、売国野党の誘導質問に、やむを得ず、出来るだけ言葉すくなに首相が答弁していることを、いけないというのか。とんでもない言論抑圧ではないか。

違うかね。なぜこんな態度が採れるのか。核を持ち強力な軍隊をもって定期的に演習をかねて他国に侵入しているアメリカだから出来るというなら、日本もいわゆる「まともな国」になろうという人たちが増えてきたらどうするね。

日高くんは率先してこういう指摘をする立場にいる人間である。しっかりしろよ。

もっとも、衆参両院の議長は野党のこうした質問を禁止すべきかもしれない。




想像力は身の丈を越えない

2013-05-29 21:03:14 | 国際・政治
韓国軍、アメリカ軍の従軍慰安婦のことを取り上げた記事があった。北朝鮮女性兵士、女性ゲリラ、韓国内で北のスパイと疑われた女性が強制連行されて慰安婦にさせられたという。

常々、思っていることだが、想像力は身の丈を超えない、あるいは自分の性向に合わせて想像力は鋳造されるということだ。

自分たちがこうしているから、相手もこうするだろうと考える。相手がそうしたと言っても通用すると考えるようだ。

韓国内、あるいは中国内にある抗日記念館では戦時中の日本軍の残虐行為だとして、蝋人形などを使って、正視に耐えないような展示物を作っているらしい。彼らの身の丈にあわせた想像力の産物であろう。

とても日本から修学旅行に生徒を連れて行ってみせられるようなものではないが、民族性を研究する者にとっては参考になるだろう。

実際、日本から修学旅行生をそういうところに連れて行く学校があるらしい。信じられない感覚である。





ゆすり屋は撃たない、6-3

2013-05-29 20:41:50 | 国際・政治
ひとつ書き忘れたが、日本が小さな国をいじめているというが、小さな国をいじめるのはアメリが常にやっていることではないのか。

最近の例をとっても、パナマに侵攻し国家元首を拉致してアメリカの監獄に入れる、為政者が気に入らないと言って。
グラナダ侵攻もそうだ。歴史的に見れば無数といっていいほどだ。それでアメリカの国土はなりたっている。よくあんな説教ができるものだと呆れる。

ハワイの強奪もそうだし、最近でも証拠もないのにイラクに侵攻して大殺戮を行っている。あれは口実なんかどうでもよかったらしい。フセイン大統領がブッシュの顔写真も地面において皆で踏みつけたのを怒ったという、呆れたような理由らしいな。

そんなことを言えば、日本は何かと言うと国旗を焼くシナ、韓国に毎年侵攻しなければならなくなる。アメリカン・スタンダードでいけば。本当はそれが正しいのかも知れないね。




ゆすり屋は撃たない、6-2

2013-05-29 20:28:32 | 国際・政治
日高氏の文章であるが、日本の韓国政策がアメリカで評判が良くない理由の二番目は

「『慰安婦問題は国会という場で言及する問題ではない』と米国人が思っていることだ。米国も似たような施設を作っていたことは大勢の人が知っている。恥ずべきではあるが、あえて口にするべき問題ではないと考えているので、日本の政治家があれこれ弁明するのを見苦しいと思っている」

まことにごもっともな意見だ。そうこなくてはいけない。アメリカがこの立派なコメントと相反することを行動でしていなければ、であるが。

こんな下ねたは公の場で口にするものではない、するのはチョンチャン、ヤクザくらいのものだ。しかし、アメリカは議会で慰安婦決議を可決しているね。最近では議会の公聴会でこの問題を取り上げている。アメリカの韓国代理人のシェーファーなどが勝手なことをまくしたてたことは報道されている。

また、議会の調査委員会で韓国作文の調査書をまとめて公表している。あれが法的拘束力がないといっても、アメリカの議員活動の参考に配布されているものだろう。議会活動そのものだ。マスコミもそれを信じ込んで報道している。

冒頭の立派なコメントは恥ずかしくてアメリカ人には言えない筈だ。日高氏も日米問題をフォローしているのが仕事だろうから上に指摘したアメリカ議会の活動を知っている筈で、彼が話を聞いたその場で相手に指摘するべきだろう。

それとも、日高氏の英語力では表現できなかったのか。日高氏の対談相手はハドソン研究所の所長だそうだから、そんなことを言ったら自分が首になると思ったのかな。

橋下氏が決死の問題提起をしてアメリカに火の粉が飛んできたから、自国の前歴を棚に上げて、冒頭のような奇麗ごとを言ったとすれば、アメリカ国民は唾棄すべき存在ということになる。






ゆすり屋は撃たない、6-1

2013-05-29 20:06:44 | 国際・政治
三宅さんの発言の問題点をやろうと思っていたが、いい演習の事例が夕刊フジに出ていたので、そっちを先にする。

日高義樹氏の連載コラムに「世界を斬る」というのがある。きょうは「米国が対韓で日本に冷たい理由」というのである。

日高氏は私がこれから何回かにわたって書こうと思っている対米チャネルの一人で、NHKの記者から現在はハドソン研究所主席研究員とあるから、ま、このシリーズで取り上げてもよかろう。日高さん、あしからず。

ひどい文章で、それだけ演習には最適ということもある。

日高氏によると、アメリカでの安倍首相の経済政策は評判が大変高いという。それにくらべて韓国政策の評価は低いというのだな。その理由は二つあるそうで、

一つ目は「世界の一流国である日本が、かっては日本の植民地だった小さな国の韓国をいじめているように映るからである」という。どうも突拍子もないコメントだが、日高氏のあいかたは英語でなんと言ったのかな。誤訳じゃなければとても信じがたい「浮世離れ」した見方だ。

植民地だった、日本にくらべれば吹けば飛ぶような小さな国云々はよろしい。

しかし、しかけているのは韓国だよ。日本はいじめているのではない。いじめるほど韓国に力があるかどうかは別にして、アメリカまで巻き込んで日本に難癖をつけているのは韓国だよ。日本は政府をはじめ橋下市長も弁解に終始しているのだよ。あわれに見えてもいじめているとみるヤツがいるのは驚きだ。

つづく





ゆすり屋は撃たない、5

2013-05-29 09:15:56 | 国際・政治
ここで、ひきこみ役のことを触れておくのが時宜を得たことかもしれない。

再就職に成功した進歩的文化人といいますかね。

東西冷戦時代には彼らはアメリカを批判していればオマンマが食えた。そこに冷戦終結だ。
困った、困った。

テレビの時代劇を見ると押し込みに入る家の雇い人のなかに、盗賊の内通者がいる。引き込み役というらしい。
冷戦後その仕事をしたのが、『良心的マスコミ』、『進歩的文化人』である。

冷戦終結で彼らは職を失った。彼らの雇い主は冷戦時代にはソ連とシナであった。
歴史認識問題ではシナが彼らの雇い主となり、韓国がこれに加わった。

日本と中韓は永遠に交わることのあり得ない二つの『声』である。進歩的文化人はめしに食いはぐれることが
なくなった。めでたし、めでたし。