東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

悪徳ブローカーを培養する多チャンネル外交

2013-05-26 10:42:02 | 国際・政治
ヤクザ、ゆすり屋、総会屋に対応するには、企業では専門部署がある。多くは総務部である。

政治の世界、外交の世界では族議員である。ヤクザもたいていの場合、企業の門前で喚き立てる前に、総会屋対策部に現れる。

「おたくのスキャンダルでこういうネタを掴んだんですがね」というわけだ。総務部長は黙って引き出しを開け、金一封の入った封筒を差し出す。そのスキャンダルが根拠があろうとなかろうと、そうする。根拠なんて関係ない。大体、金銭がらみかセックス関係のねたである。

下ネタで門前で騒ぎ立てられては、対面を気にする一流企業は困惑するからである。

政治の世界では族議員がこれにあたる。そして日本が援助を出せばそれでよし、断れば馬鹿なマスコミを通し、また下劣な野党に根拠の無いネタをもとに、国会質問をさせる。場合によっては国際社会で騒ぎ立てる。

勿論、強面だけではない。蛮族得意のハニートラップを仕掛ける。族議員、関係官僚を酒、女の接待付けにする。賄賂を贈る。

硬軟両様で攻め立てられて、99パーセントの政治家はチョン、チャンの東京代理人となる。

この流れを断ち切ったのが小泉元首相である(シナの場合)。すべてのネズミの秘密通路を断ち切られてシナはいきり立った訳だ。

その後は福田、安倍、麻生はそれぞれ一年しか持たなかったからロクなブローカーは培養出来なかった。その後の民主党時代は政権基盤も脆弱だったし、旧社会党系以外には適当なのがいなかったから、有効なブローカーが見つからなかった。

そこで、チョン、チャンは第三国、特に日本の政治家が弱いアメリカ経由のブローカーを使うようになった。マイク・ホンダとかシェーファーなどだ。

民主党のいいところはただ一点、大物の悪徳ブローカーに汚染されなかったことだ。尖閣対処ははじめから終わりまで建前論で通してブローカーの暗躍を許さなかった。この点は野田元首相を褒めていい。自民党ではこうはいかなかっただろう。

ちなみに総理就任後の安倍氏の理解しがたい見解のシフトは賄賂、ハニートラップというよりかは、日米の関係が圧倒的にアメリカよりだった時代に首相だった、岸信介、佐藤栄作(大叔父)がらみの外交機密の弱みを握られて圧力をかけられていると見る方が当たっているだろう。

とすると、安倍氏は戦後レジームからの脱却を主張するのにはもっともふさわしくない政治家ということになる。






日曜朝の橋下市長

2013-05-26 09:40:54 | 国際・政治
今朝のフジテレビ7時半から1時間ほど橋下氏出席で単一議題。よく出来た番組だった。同じ局で小倉某のひどい番組を非難したが、今朝のは出席者の人選から司会までよく出来ていた。

河野談話から村山談話そして現在まで自民党のパッチワークのでたらめが病気を潜行させ、悪化させたことは明瞭である。橋下氏の指摘は明瞭で多少自民党票を貰えるかもしれないと感じた。

橋下氏は「合金」政治家だね。よくわからない、ひっかかる言葉があり、今後の展開に含みを残しているのかな、と思うと単純なことだったり(表面的には)。

「敗戦国として」という枕詞の意味もよくわからなかったが、今日の説明はたわいのないものだった。もっとも頭のいい彼のことだから、他の論点と整合性を持たせようとしたのかもしれない。