イスラエルのガザ地区への空爆が始まって5日を過ぎた。死者は370名にもなった。さらに増えそうである。イスラエルの爆撃は、ほとんど無差別である。医薬 品や食料品などの兵糧攻めのをしておきながら、病院やモスクさらにはもっとも古いとされる、大学まで空爆は及んでいる。
クリスマスの日に、アメリカのライス長官は早速イスラエル政府の行動に理解を示した。ハマスば悪いというのであるが、日本政府も中曽根外務大臣が同様の表現でイスラエルへ理解を示した。
イスラエルはアメリカが開発したばかりの新型バンガー・バースター爆弾(BGU-39)を使用している。アメリカは開発された爆弾の実験場として使用させているのである。
私たちの国はイスラエルがパレスチナ人を無差別に空爆することを支持したの である。私たちが支持しているのと同じである。勢いづいたイスラエルは、予備役を6800名招集し地上戦をやろうとしている。
中東各国はもちろんのことEU諸国もこぞって反対を表明している。アメリカや日本は話し合い応じないハマスが悪いのだとしているが、ハマスにしても武力攻撃だけを主張しているのではない。話し合いのテーブルが高いだけのことである。
日本のメディアはハマスをイスラム原理主義者と必ず注釈をつけているが、一方のイスラエルにはユダヤ原理主義者と注釈をつけて呼ぶ様子はない。イスラ エル側の方がよほど攻撃的である。
イスラエルは、人口的にも地理的条件から考えても、将来に大きな不安を抱いている。“乳と蜜の流れる場所“は、“地と爆弾の降る殺戮の場所”へと変貌している。ユダヤ人たちは何の理想を抱いて、この地に来たのであろうか。第2次世界大戦以後、中東で起きている戦争の全てがイスラエル国家建設が関与し、アメリカがそれを支持する構図になっている。ている。