先日やや旧聞になると思われるが、10年前のドキュメンタリー映画「チェルノブイリハート」の上映を行った。心臓をはじめとする、脈管系の病気、それに奇形の子供が発生しているというドキュメントである。
昨日のETV「ウクライナは訴える」は、より一層突っ込んだ内容のものであった。ウクライナ政府が、原発事故から25年目の昨年キエフで開催された、国連主催の国際会議に提出された「未来のための安全」を軸にしたものであった。
報告書は、236万人の被爆者の統計を行っている。ウクライナの事故前から、住民を診療する数人の医師の意見を多く割いている。左の表は、避難地域から逃れた住民の病気の統計である。
実に89%の人が、血管系の疾患になっているというのである。心筋梗塞、狭心症、脳血管障害などである。医師たちは、放射能による影響だと主張する。結局、映画「チェルノブイリハート」の監督も、同様のことを訴えていた。
更に、被爆次世代となっている子供たちに、慢性疾患がきわめて多いということである。78%もの子供たちが、慢性の気管支疾患や関節炎などにかかっている。試験をできない、16%しか正常者がない為体育の授業ができないなど、どう見ても異常な子供たちの集団である。
医師たちは放射能による障害と主張するが、国際機関はその因果関係を認めない。
被爆者たちの内部被ばく線量は格段に減少しているが、次世代の子供たちに起きている異常を、ウクライナ政府は訴えるのである。その他、大人の甲状腺がんが増加し、血管系の疾患が増加している。
ある学者が言ったように、放射能の安全基準はないのである。最低線量は、人間社会が動けるように決めた方便でしかないのである。
高線量の被害でしか、因果関係が証明できないために、最近問題になっている山下俊一医師のような、低線量被ばく被害を否定する不届き者が出現するのである。
ウクライナではこの25年で、人口は半減し平均寿命は20年は若くなったと言われている。
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