野田は、確実な原発再稼働論者である。70%を超える反原発の意見の向こうに、票を見たノダ。
同じく彼は、確実なTPP推進論者である。彼はかつてこのように言っていた。「現在世界の経済を大きく担っているいる、東南アジア諸国の経済成長を見逃すわけにはいかない。日本経済は、彼らの成長を取り入れるためにも、TPPに参加を検討すべきだ」と。まことしやかな論調に見えます。
これは嘘である。まず、アジアの主要国は参加しない。韓国も中国もインドも入っていない。参加国は、ブルネイ、ベトナム、シンガポール、マレーシアだけです。
こうしてみると、TPPの中心は北米地域と、オセアニアのオーストラリアとニュージーランドだということが判る。
アジアの発展する力を取り入れるのは構わないが、TPP参加と全く関係ない論議です。野田は浅薄な根拠と論議のすり替えで、TPP参加を目論んでいる。しかも、自民党のTPP推進論者と、これまた3党合意などしてTPP参加を目論むのだろうか。
日本のGDPは6割が個人消費である。輸出入が、GDPの8割を超す韓国や、人件費が格段に安い中国など、全く日本と異なる経済事情や構造的な違いがる。
他の国も同じである。国家には歴史や風土や民族性などによって、異なる発展を遂げてきている。今回の中国の官制のデモを見てもわかるが、そもそも論議の根拠が異なるのである。それらの事情を慮って、設定されているのが「関税」である。時の権力者などによって、率が決められている。
こうした事情を無視するのが、無関税システムTPPである。一部の輸出業者から突かれて、虚偽の事実を導入して、野田はTPP参加を目指している。
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