そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

原発がテロ攻撃のターゲットの現実味 頭抱え訓練している場合か

2017-12-06 | 原発と再生可能エネルギー
中東のイエメンの反政府武装組織フーシは、「3日、アラブ首長国連邦(UAE)西部で建設中のバラカ原子力発電所に向けて、ミサイルを発射し、命中させた」と発表した。一方、UAEの危機管理当局は「フーシが我が国にミサイルを発射したとの主張は偽りだ」と発表した。ミサイルは原発に命中したようであるが、燃料はまだ注入されていなかったとの報道もある。
バラカ原子力発電所はアブダビ首長国のサウジアラビア国境近くにあり、韓国企業が建設を請け負っているもので。原子炉4基を備え一部は来年中にも営業稼働を始めるとのことである。
原発の廃炉を検討している韓国が、ここまで来て原発を作っているのには少々驚かされた。しかし、ミサイル攻撃は偽情報だったとしても、これは日本では原発推進にあの手この手で躍起になっている安倍政権にとって、極めて不都合な情報である。寿司友達を多く抱える日本のメディアはこの報道に弱腰である。ほとんど報道されていない。
元自由党の山本太郎がいくら質問して、原発へのテロ行為について国側は全く回答しない。テロ行為はないと言いう姿勢で一貫している。つまり、原発がテロ攻撃に遭う場合を想定すると、再稼働など論外になるからである。やむなく想定外にしなければならなくなるのである。
北朝鮮のミサイルを危険だと好きなだけ煽る安倍晋三であるが、最も現実的な原発への攻撃は北朝鮮の攻撃である。しかも日本海側には原発がずらりと並んでいる。本当に北朝鮮が危険な国家と位置付けるなら、原発が攻撃された時の対応も再稼働容認の極めて重要な評価にしなければ筋が通らない。
しかし、そんなことをしたら再稼働できないから、ここは黙しておこうというのが安倍晋三の方針である。ミサイル攻撃の対応に、職場や学校で頭を抱える訓練をさせる姿は滑稽としか言いようがない。
コメント (4)
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