そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

どの国も「防衛」のための武器と言うのである 日本が巡航ミサイル導入

2017-12-08 | 戦争
小野寺五典防衛大臣は今日(8日)、自衛隊機に搭載する長距離巡航ミサイルの導入を正式表明した。北朝鮮をはじめ日本を取り巻く安全保障環境の厳しさを踏まえた対応、防衛省は2018年度予算として取得費など計21億9000万円を財務省に追加要求した。
巡航ミサイル導入は、北朝鮮の弾道ミサイル迎撃を担うイージス艦の防護や南西諸島の防衛が主な目的。小野寺氏は「敵に近づくことなく、わが国に侵攻する敵に対処することで、より効果的に各種作戦を行うことが可能になる」と強調している。今回導入するたミサイルは、最大射程約900キロで日本領空から北朝鮮が射程圏内に入る。小野寺氏は「あくまでも、わが国防衛に使用する」と語り、敵基地攻撃を想定していないことを強調した。
これが宮古や石垣に配置させることになっても、中国は小野寺氏の主張を認めるであろうか? 中国全土をほぼ射程に取り込むことになるが、防衛と誰が見ても思うことなどないだろう。敵地に近づくことなくとは、近づけが思う存分攻撃ができることになる。

そもそも、この100年の間、「防衛」以外の戦争も紛争も起きていない。防衛の理由がなければ、虚偽の”真実”をでっち上げるのである。イラクのフセインが、大量破壊兵器を所有しスカッドミサイルはロンドンを狙っていると、イラクに攻め入った。嘘である。嘘でもばれるまでは攻撃し続ける。柳条溝もトンキン湾事件も同じである。
大体が、北朝鮮でさえ防衛のためにミサイル発射をし核兵器の開発を行うと主張している。小野寺防衛大臣の兵器導入の言い訳と、アメリカの敵視政策でやむなく核開発をするという、北朝鮮の論理と何だ変わるものではない。
戦争は相手が悪いという事で始まる。相手も同じである。安倍晋三が、”兵器”を「防衛装備品」などと言い換えるのはそのためである。つまりいくら強力な兵器を持っても抑止力などにはならない。強力な兵器を見て相手国は怯えることない。奮い立ち、更なる相手国を上回る兵器を開発するか導入することになる。
銃口から平和を導こうとする愚かさを人類は克服できない。新たな兵器の購入に反対する。

コメント (4)
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