どうして安倍晋三の支持率が40%を切らないのか全く理解できない。上図は結果としての安倍晋三の行ってきたことの、ほとんどが歴代第一位の、いわば誇れる数字である。政権に有利となる指標ばかりを持ち出し、公然と虚言を連ねる安倍晋三である。
例えばGDPの下落率歴代第一位であるが、これはアベノミクスの第一の矢の金融緩和策で、恣意的につくっれた円安と株高で見えなくしてしまっている。そのツケで、赤字国債増加や国債格下げが堂々の1位となっている。その結果として、貧困率の増加や税収減自殺者の増加や犯罪増加や生活保護者第一位、何よりも出生率が史上最低となるのである。
求人率が高いと安倍は自慢するが、実態は大量の団塊の世代の再就職の数字を入れているだけの話である。高校生の就職内定率が戦後最悪である。
これほどの悪政を重ねながらも、これほど国民の生活を悪化させながらも、虚言の上塗りでしのいでるのでよくやるよともいえるが、こんな単純なことすら気が付かないのは報道をも取り込んでいるからに他ならない。
北朝鮮を逃げ場がないよう抑え込み、人工的な危機を創りだし、国防費の巨大な膨らませる。今回また、射程距離900キロにならんとする弾道ミサイルの購入に加えて、来年はイージス、アショアという1000億円にもなる迎撃基地を2カ所で作ると予算組する。消費増税はこれらの補てんのため、足りない分は赤字国債で埋め、財政規律は悪化の一方である。
そして、何よりも安倍晋三を支える最も大きな要因は、野党の体たらくである。今また生き残っている参議院の民進党が新党の結成も視野にした解党するというのである。かつて政権を担った民主党連合政権は、消えそうな社民党だけ画家たちがあり、国民新党はとうになくなり、中心となった民主党は民進党となり希望の党と立憲民主党と無所属の会とその他に分かれて、国民の支持を分散させ自民党を利するばかりである。
格差が広がるのは国民の間だけではない。政党間の格差はそれをもしのぎ、野党は何もできない立法の府の現状である。こんな政権いつまで続くのであろうか。